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童謡再履修
こどもが起きている時や授乳時はなるべく声掛けをしようと、たいていの育児書には書かれている。しかし、まだまだ宇宙語にも満たないこどもに一方的に声掛けをし続けるのはなかなか難しいものがある。そう言った時に最適なのが歌を歌うことである。口の動きをつけつつ、リズムで楽しくさせることもできる。歌さえ歌っておけばネタを探さずともこどもに声掛けをし続けることができるのである。
こどもが新生児の時にそのことに気が付き、早速歌おうとしたときに、とある問題が私を襲った。童謡のリズムは記憶していても、童謡の歌詞がほとんどうろ覚えなのである。夕焼け小焼けも一番なら何とかなるが、二番はほとんど覚えていなかったり、海も海は広いは大きいな以降の歌詞が続かなかったりしてしまっていた。これではおむつ替えの間をつなぐことすら難しい。どうしたものかと困った私が頼ったのはYouTubeであった。
YouTubeを開き、「童謡 まとめ」で検索する。ありがたいことにたくさん出てきてくれる。また、YouTubeキッズで開けば広告もなく音楽を流すことができる。文明の利器に感謝である。たまに最新の楽曲が混ざっていることもあるが、基本的には自分が幼少のころから聞いていたものであるので、リズムはわかっている。歌詞字幕に合わせて歌って、YouTubeが開けないときに空で歌うことができるようにするために頭に入れていく。たまにこの歌はこんな歌詞だったのか、と改めて気づかされるものもあって面白い。特に「あめふり」の歌詞なんかはあんな大人びたようなものだとは思っていなかったというか、あんなにたくさん歌詞があると思っていなかった。
こどもに歌うために、改めて童謡を学ぶ。その中で、改めて歌詞の意味や歌が生まれた時代背景を考えたりすることが面白い。たまに、曲は同じで歌詞が帰られているものもあり、不思議な気持ちになることもある。義務教育を卒業してから、童謡なんてほとんど触れてこなかったが、改めて動揺に触れると懐かしいような楽しいような不思議な気持ちになってくる。きっと、こどもができなければ知りもしなかった童謡を聞くのも楽しい。英語の童謡はしっかり歌詞を覚えてみたいなとも感じている。
子供が大きくなった時、母がうろ覚えの童謡を歌っていたことを思い出すことはあるのかわからないけれど、こどものために童謡を改めて学ぶことをそれなりに楽しんでいる母なのであった。
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