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11年。

この2019年7月20日で私のweb shop『玉屋えゐち』は11年目を迎えます。

この、気が多く飽きっぽく集中力のカケラもない私が11年も続けられるなんて。始める時にはただ始めることにだけに夢中で、それを継続していくということがどういうことなのかは想像もしていませんでした。

ほんとうは10周年でなにか思いそうなものですが去年はそんな流れにならず、10年続いたという事を自分で噛み砕くのに1年かかった、といったところでしょうか。

こうした記念日や季節に乗じたイベントというものは通常、小売販売業であれば在庫一掃とか消化とかいうことなのでしょうし、普段はなかなか買えないからとこうした機会をありがたくも楽しみにお待ちくださっている皆さんもいらっしゃり、皆さんにはただただ楽しんでいただければもうそれで充分なのですが、私にとっては玉屋でイベントを行うことには沢山の意味があります。

自分の現在地の確認。

技術の確認。

お求めいただく皆様の存在の可視化。

『玉屋えゐち』で表現したいと思っているストーリーが伝えられているのか、というようなことが、こうしたイベントをやるととてもよく分かるのです。

一人で全部をこなす小商い(こあきない)なりの、気恥ずかしくも矜持というようなものが、こうしたイベントで確認できたり再構築できたり、普段は気づけない様々な関係性が私を取り巻き支えてくれていることを、深い実感とともにわかったりするのです。

それが具体的にはどういうことか、というのはまたおいおい。




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