新米球団広報が書くBリーグ観戦記②

皆さんこんにちは。

福井ワイルドラプターズという野球チームで主に広報業務を担当させていただいているミキタと申します。

先週(2/1・2/2)の2連休を使って、Bリーグを観戦しましたので、そのときに感じたことや得られた学びを綴っていきたいと思います。

なお、観戦したのは、
・2/1(土) 金沢武士団 vs. トライフープ岡山
@AW-I スポーツアリーナ(福井県越前市)
・2/2(日) 富山グラウジーズ vs.レバンガ北海道
@富山市総合体育館
の2試合でした。

このnoteでは、2/2の試合について書いていきます。

---

①認知→購買行動

どのような経緯でBリーグに関心を持つようになったか、といった部分は前回の記事で書きました。

簡潔に述べると、「なんか面白そう」だったから。

こう感じてもらうことは、我が福井球団の取り組みの大きなテーマでもあります。

バスケ(野球)が好きというよりは、「アリーナ(スタジアム)に行けば、何か面白そう・楽しそう」というきっかけを作り、
ライトな層の方々も含めて、皆様がそのように感じられるような広告、プロモーションを考えていくことが至上命題です。

土曜日にB3の試合を見る予定を立てていたため、日曜日はB1を観戦することで、そこでの両者の違いや新たな学びが得られると考え、まずは福井周辺のB1チームを調べました。

その結果、京都・滋賀・富山の3つが候補となりましたが、
富山の相手が私の地元(札幌市)のレバンガ北海道であるといった理由もあり、富山グラウジーズの観戦に決定しました。

②スタジアム到着→試合前演出

福井市から下道をのんびりと3時間弱ほど運転し、富山市総合体育館へ到着しました。

事前に調べていなかった私の責任ではありますが、駐車場の問題に直面しました。
体育館敷地内は関係者のみ駐車可能だったため、付近のコインパーキングを探すこととなったのですが、
体育館は富山市の中心部にあるため、交通量も多く、すでに満車の駐車場ばかり。

地方都市(特に福井の球場)では、車利用のお客様が大多数であるため、初観戦者の不安の一つとして、駐車場の問題は上げられるかと思います。
幸か不幸か、福井市の主要球場は、市街中心部から離れており、球場敷地内の駐車場は充実しているようですが、
「どのあたりに停めれば球場入口に近いのか」、「(無料の場合は、)この駐車場は無料なのか」
といった疑問を解消できる動線の整備は不可欠であると改めて感じました。

体育館付近をさまよいつつも、なんとか駐車は完了し、試合開始45分前に会場入りしました。
入ってすぐに驚いたのは、グッズショップの充実ぶり・盛況ぶりでした。

チームカラーである赤を基調とした応援グッズが中心かと思っていましたが、普段使いを意識したオシャレなアパレル商品もたくさんありました。

どうやら Fanatics というブランドとクラブが提携しているようでした。

応援グッズはもちろん重要ではありますが、例えばメガホンなどは試合会場以外での出番はなかなかありません。
地域の方や応援してくれる方が、「ゆるく」チームに関わってもらうためにも、「日常使い」はグッズのキーワードとなるかと思います。

その点だと、私服で来ていても違和感のないオシャレな洋服はもちろんのこと、子供向けの文房具にも力を入れている印象を受けました。

個人的には、「選手等身大10分の1定規」は、日常使いもできつつ、遊び心に富んだユニークなグッズだと思いました。

これは、例えば身長192センチの選手のモデルですと、その10分の1、つまり19.2センチまで目盛りがついているというものです。

また、バスケでは定番の応援グッズとのことですが、「ハリセン」も持っている人が多かった印象でした。
たたむ・広げるのそれぞれで、異なる応援の仕方として使えるものなので、今後のグッズ開発の参考にしてみます。

グルメに関して、「これは…!」というほど強く目を引くものはなかったものの、「グラソーダ」というオリジナル商品は思わず撮影。

この日は、「ゆめたか接骨院」のプレゼンツゲームだったため、販促の一環として入り口近くで治療体験ブースを設けていました。

バスケのアリーナには、会場中央の天井に大きなビジョンがありますが、
そのビジョンでも常に「ゆめたか接骨院」の名は流れていたため、企業側の視点で見て、冠協賛試合の広告効果は非常に大きいのではないでしょうか。

このようにグッズや飲食ブースで時間を使っていると、
気付けば試合開始時間は間もなくでした。

2階の自由席に着席したころには、スタジアムが暗転し、素晴らしい演出がおこなわれていました。
この「暗転」がアリーナ競技の強みだと思います。

野球場で同様の演出をすることは、非常にハードルが高いですが、夜の試合では何かしら光を使った演出を考えていければとは思いました。

そして、もう一つ特徴的なのは、事前の応援練習です。

バスケは応援の型がある程度定まっているというのが、この2日間で受けた印象でした。
初めての人でも分かりやすい掛け声、そしてそれを事前に全員で練習することで、声を発することの敷居を低くしているかと思います。
これは野球にはまだまだ根付いていない文化ですが、ぜひとも参考にさせて頂きたい要素です。

また、マスコットキャラが試合前にアリーナを巡回していました(笑)。
思わず写真を撮り、ツイートしてしまいましたが、やはりいかにお客様が
「自然に写真を撮りたくなるか」、「いかにSNSでみんなに共有したくなるか」、
がとても重要です。
「映える」工夫をあらゆる場に施したいわゆるボールパークとできるように私も頭を使っていきます。

③まとめ

試合は、富山が敗れてしまったものの、僅差の展開で非常に盛り上がっていたと思います。

難しいプレーが生じた際に、ルールの解説をして頂けると、私のようなバスケに明るくない初観戦の方もより楽しめるかと思いました。

リアルタイムでの解説が難しかったとしても、来場時に配布するチラシ(イベント情報や選手名鑑が掲載されているもの)に、簡単なルールや楽しみ方を追加する余地はあるかもしれません。

野球の場合は、特にルールが複雑なスポーツだと思いますし、試合時間の長さも相まって、潜在層の来場を遠ざけている可能性がありますので、そういった工夫は考えていきたいと思いました。

2日間にわたり、学びの視点も持ちながら観戦したBリーグは、
とても楽しく、とても勉強にもなりました。

球春が到来すると、どうしても土日の休日が減ってしまうので、今のうちにチャンスがあればどんどん足を運んでみようと思います。

次に観戦を狙っているのは、京都ハンナリーズ・滋賀レイクスターズ・岐阜スゥープスあたりです。
これからもBリーグに詳しい皆様、そして私と同じように「詳しくはないけどBリーグのことが気になる」皆様と楽しく情報交換ができればと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

もし誤った情報がありましたら、すぐに修正いたしますので是非ご指摘くださいませ。

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?