【6073】アサンテ 9月月次売上 分析

2020年3月期 9月度月次売上高のお知らせ

コロナ禍で訪問販売自体がまともにできているか心配。慎重に検証したい。

2016年9月:1,304百万円
2017年9月:1,266百万円(-2.9%)
2018年9月:1,268百万円(+0.1%)
2019年9月:1,452百万円(+14.6%)
2020年9月:1,241百万円(-14.5%)

前年比-14.5%だが、これで通常。19/03期が消費税増税前の駆け込み異常値で、例年9月は12~13億円。

コロナ4〜5月は、営業自粛という内部要因で売上が落ちた。6〜7月に売上が戻ってくるも「更新防除の実施未済分が乗ってるだけ」と穿って見ていたが、8月も前年比+1%。想像よりもずっとはやい売上の復旧。

投資のトリガーとなった上記傾向が継続。通常の訪販営業ができているし売上も復旧。アサンテはコロナ環境から普通環境に戻ったという仮説は堅そう。コロナ禍の中でもこんなに売上安定。不況に強そう。

2020年9月以降の月次売上も±5%程度を継続。-3%でも市場はネガティブ反応で株価を下げるだろうが、自分が懸念していたのは-10%級が続くことなので、ブレの範囲内なら昔からいつも起きてること。9月、10月の下ブレでミスターマーケットが過剰反応すれば積み増しのタイミングになる可能性もある。

上記の想定シナリオだったが、想定内の月次で、株価も下ブレしなかったため、何もアクションなし。-14.5%という一見ショッキングな数字に市場が反応すれば積み増せるかと思ったが、ぜんっぜん反応なし。つまりアサンテに投資している市場の「みんな」は、

短絡的で投機的な人が少ない
月次を昔からよく読みこんでいる人が多い
「コロナだが売上通常化!」のポジティブニュースは十分織り込みきっている

ということになる。今後これ以上良い話ってアサンテにないのに株価停滞、、上値は重いかもしれない。

ここから社員増加に転じれば、一番の理想シナリオだが、一時期は利益を落とすだろうし長い道のりになりそう。こういう時に配当が強い会社はホールドしやすい。しばらく定期預金的にホールドし続けるかもしれない。

投資判断

ホールド 600株

参考


適正株価:1845 = 15*123
株価:1611 【20/10/07】
割安率:13%
基準PER:15 = 6+3+2+2+2+0+0+0
基礎値:6
ビジネスモデル:+3
財務指標:+2
競合優位性:+2
業績安定性:+2
成長期待:+0
成長KPI:+0
確約EPS:123 ノーマル年回帰からの算出


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