下がった株を売って、上がった株を買う練習。【8914】エリアリンク編

うまくいくことを増やして、うまくいかないことは減らしなさい

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冷静に考えると当たり前のことだが、自分のシナリオ通りにマーケットが反応している銘柄が、一番上手くいっている株で、沢山の資金を投入すべき株。

ロングオンリーの僕にとっては、「企業の良い情報や成長や改善が出てきて」「マーケットも好反応で」「株価が上がり始めた」展開の時こそ、より株をたくさん買うべき。つまり

買った時よりも値が上がった株こそ、買い増すべき株

でも、心理的には「上がってしまった」株で、買い増しづらい。

この、辛い買い方を練習しなければならない。

主力株、【8914】エリアリンクが、通期決算後に自分の目論見通り上がった。

決算で何が起きるかは以下記事に予想し、

決算通過で、自分の好評価とマーケットの反応がシンクロした。

株価は上がった。ここから買い増しは辛い、辛い、うーん、予想を的中させたのに上がってから買い増すのかよ!!と思いつつ、本来あるべき買い増しスタイルの練習をしてみました。

トレード記録

【8914】エリアリンク
買い増し 700株 @1075 [21/03/05]
当初は1Q決算後に買い増す予定でしたが、3月時点で先に入っておくことにしました。
エリアリンクの2021年12月期1Qは、前年の底地利益が大きかったため見た目前年比が悪くなります(見た目がぐちゃつく最後のQ)。簡単に説明がつくどうでもいい決算凸凹なのですが、去年まではこういうのに乗じてか本当に理解していないのか決算直後変なトレードが活発に発生していました、、、、しかし、今回はスーッと1Q決算を通過する予感がしています(自分と同じシナリオを描いて決算後に買ったホルダーが多いと見ている。であれば当然目先の1Qの決算凸凹など分かり切って買ったはず。逆に、そう考えないと通期決算後にここまで買われた説明がつかない)。

もともとの持株は以下

ホールド継続 2000株 @850 [20/04/17]

トレード記録だけを見ると、上がってしまってから買って、下手っぴに見えますが、2周して、これが自分に足りないトレードなのだと感じています。

最近の失敗を踏まえて、結果は必ず週足レベルで判断。1Q決算前4月末ぐらいまでは見て再判断予定。

975円(決算直後の株価&約-10%)切ったら損切り。自分のシナリオとマーケットの反応が一致していないことになります。

こうなったら7万損失、PF-1%ぐらいのダメージ。最悪何を受け入れるのかを書いておくと冷静にやれる。

過去のエントリーポイントの反省、またも同じ教訓を得る。

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エリアリンクは、2020年2月に、通期決算での特損発表を受けて分かりやすく全員が売っている中「ストックビジネス中心になる?買取?めっちゃいいじゃん」とナイフを掴んで@1000ぐらいでエントリーしてました(上図一番左の白線)。がコロナショックがすごすぎて直ぐ損切りしました。

現在1100円ですから、結果的には1年後の決算で報われるわけです。自分の見立てや想定シナリオは1年前の決算時点から正しかったんです。

が!!!マーケットに逆らってドヤ顔で買ったところで、1年待たされます。1000円より安く買える機会も出てきます。1年マーケットリスクに資金を晒してます。これはベストなエントリーではない。

自分のシナリオ・見立てに自信があったとしても、マーケットの同意を得るまで待ってから買え!!!

自分の定番の失敗パターンです。

いつ上がるかわからないから、入っておくべきなのだろうか?

2020年12月決算発表後に、わかりやすく自分の見立てとマーケットの評価がシンクロして株価が上がり始めた(上図一番右の白線)。ここで970〜1040円あたりで上がっていく中で買えばよい。これが自分に一番適しているエントリーポイントだと考えている。

で、実際には何をしたかと言うと、コロナショック後の回復時4月に@850で再エントリー(上図右から二番目の白線)。結果的にですがMACD反転クロス前という最近のマイルールに適合していて「上がった株を買う」ができていた。週足移動平均線も微増右肩が続き、自分の見立てとあっている。この形でも自分の成功パターン。

ただし。本当にベストなタイミングだったのか?というと、これも「決算後に買ったほうが良い」の法則に当てはめればベストではない、とも思います。

①自分のシナリオ通りだと、決算前に予想して買って待つパターン
・2020年4月@850で買う
・10ヶ月かけて決算通過待ち
・決算発表直後2月@970(ぐらい)
・決算前から買って待つリスクをとって得た概算リターン
(100株で12000円、リターン14%、年利換算17%
②自分のシナリオ通りだと、決算を見て確認して買うパターン
・決算発表直後2020年2月@970(ぐらい)で買う
・その後3月@1100(ぐらい)
・決算後にリスクをとって得た概算リターン
(100株で13000円、リターン13%、年利換算161%
①と②合算
・11ヵ月かけて@850→@1100
(100株で25000円、リターン29%、年利換算32%

今回は、①と②のリターンを両方得たが、理想的には②パターンがリスクリワードには優れている。とはいえ、そんなうまくはいかないから①のように気長に待つパターンも入れる。これが、今の所、描いている成功パターン2種類。②がベスト。

自分の法則でやって失敗する時もある

上図チャート左から三番目白線10月頃。3Q決算で、自分の見立て通りの好決算、マーケットも同意して上昇、、、、と思ったら下降。もし、しっかりと自分の成功パターンでエントリーしていたら、ここで一度セットアップ失敗してただろう。

3Q決算後は覚えている。PTSで下がる異常事態が発生し、翌日も凡庸に始まった後突然上がった。(これ、2月の通期決算発表直後も同じような展開ですね)。

もし3Q直後に買っていたらどうなっただろうか。

③自分のシナリオ通りだと、決算後に確認して買う
・3Q決算後に@950で買う
・@1000ぐらいまで上がって、「マーケットの同意を得た」
・と思ったら下がり出す。
・下がったら一度売るの法則適用、@930ぐらいで売れるだろう
・決算後に買ったが思惑が外れた(いわゆるセットアップ失敗)
・でも損失は差額-20円程度。
4Qで再チャレンジすれば②パターン。

こうやって、ちょびちょびセットアップコストを払いながら、成功パターンにチャレンジしていくイメージ。

3Qで、そのまま上がったかもしれない。それはわからない。ここでのセットアップ失敗はフツーに起こることなので気にしなくていい。


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