【8914】エリアリンク 短期トレード 失敗分析
買い @1280 700株
売り @1271 700株
損失 ¥6400
逆指値は「損の辛さを感じるところ」に置け
14:30からトレードするだけの方が、「結果の安定」「分析の価値」「時短」あらゆる面において優れている。
6400円で大変勉強になりました。
状況
主力銘柄のエリアリンクで、何一つファンダメンタルズの変化を伴わない10%超の急落が突然発生。
以下の条件が重なったことから、短期トレードを試みる。
・直近の値動きから「何の理由もない完全に短期的な思惑での値動き」である可能性が高い。
・週末に向けての異常な出来高での成り行き売り。金曜日にかけて「何がなんでも売らせるための売り」か「とにかく手放したくて売り」をしている。売らせているのか、売っているのか不明。
・損得を無視した個人的な売り。もしくは、理由は不明だが一度全員を売らせたいための売り、と推定。週末ぶん投げパターン。
・一つ確かなのは、今週で終わらせることを前提とした異常な勢いであり、来週以降もこの売圧が続く可能性は、かなり低いと判断。これを数週間にわたって続けるとは考え難い。
・これだけの売り圧をあげて、来週突然やめたら、どうやっても1日は戻りが来る。
・とりあえず暴落しまくっている金曜昼過ぎに入っておけば、月曜日上がるので、一週間後はともかく1日だけの小遣い稼ぎとしては、良い話だと判断。
・金曜昼過ぎに@1280で700株 買い。
14時半から15時の値動きが、マーケットの本音の売買である。
の法則に基づき、終値付近をチェック。買い戻しが起きていることを確認、OK。
翌週月曜日
1がエントリー。2がイグジット。
売った日の記録
板を見ていられないので、とりあえず最近の反省を活かし、逆指値を@1278に置いておく、テキトー。
昼に株価チェック。@1320ぐらい。上がってる。
「ですよねー。今回は簡単だったわ」
「さて、成り売りするか。どうせ小遣い稼ぎだし。3万円ぐらいか」
と思って注文出そうと思ったら、逆指値にひっかかって@1271で約定しているのを見て青ざめる。
下図の9:01:23の@1271の700株。本日の安値のヒゲは、私のトレードです、、、、。
うーーーーーーーーーん。
こっちが入れている逆指値を、完全に把握しているような売りですよね。
初動で無理矢理のようなダメ押しの売り。@1280で一服するも、私の@1278の逆指値を発動させるために入れたような9:01:23の@1277の100株売り。
そして、私の逆指値発動。その3秒後から、ものすごい勢いで反転の買いが入る。その後、一本調子で上がり続ける。
「朝売った人はもったいなかったねー」なんて同情はいらない。一人で売った後に買い戻してる。出来高の大半が一人芝居。
反省1:短期トレードは、展開が完全に読めたとしても勝てない時がある
まず大前提として、
短期トレードというのは、展開が完全に読めたとしても、損させられる世界
ってことだ。当初からこの戦場で戦うことは考えてないが、「明らかな場面で」「小遣い稼ぎぐらいなら」と限定してもリターンが取れない。
反省2:逆指値は「損の辛さを感じるところ」に置け
専業であれば、「板の値動きが変ではないか見つつ損切りを入れましょう」となるのだが、兼業である以上、逆指値を置いて離れるしかない。
とはいえ、「すぐ下」に置いてはダメだ。
今回の場合@1280を下回る時点でダメなのだが、もっと完全に、妙な動きにひっかからず完全にダメだという絵面になる価格まで逆指値を下げるべきだ。
なぜそれができなかったのか?
それは「損せずに損切りできればいいな」と考えているから。
株式投資において、一番愚かな考えに基づいて逆指値を置いたからだ。
反省2:14:30からトレードするだけの方が、「結果の安定」「分析の価値」「時短」あらゆる面において優れている。
14時半から15時が、マーケットの本音の売買
この法則、使える。
午前のトレードを全面的にやめるだけで、変な値段で買わされることを避けられる。
今回のような時も、朝は何も注文を入れず、昼過ぎから逆指値を置くだけで、まともな結果が得られる。
午前のトレードは、「ときどき運良く異常な安値や高値でトレードできる時がある」というメリット以外、正直、何もない。長期的な展望を測るにも、短期的なトレードの結果を安定させるにも、午前中の株価は何も役に立たない。
エリアリンクについて得られた情報
一つはっきりしたことがある。
直近のエリアリンクの株価は、長期的な企業評価の意見のぶつかり合いでもなんでもない。傾聴する意味は限りなく薄い。
長期的に持ちたい人は、たまたま安くなった先週末用のような時に、自分が買いたい分だけコツコツ買い増し、買い切ったら終わり。それだけ。
あとはじっとしてるしかない。展開が分かっていても損させられる世界だわ。
出来高が沈静化した後、どこまで下がるかによって、企業を評価して買っていた投資家の人口が分かる。ここが仕切り直しのスタート地点となる。
そして、出来高が沈静化した後のトレンド形成によって、企業の評価が分かる。
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