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【復讐鬼の物語】不可逆廃棄孔 イド 感想日記

こんにちは、今回はタイトル通り、FGOの最新シナリオである「不可逆廃棄孔 イド」の感想について書いていこうと思う。ネタバレ多めの記事のため、まだクリアーしてない方はブラウザバック推奨です

舞台、登場人物


今回はまさかの東京(後に主人公の精神世界と判明)、しかも学園モノというありそうでなかったシチュでスタート。
学校での友達にはマンドリカルド、おっきー、ジャンヌオルタ、それの後輩に当たるマシュ、先輩にはアマデウスやマリー、先生にはサリエリ、(後々転校生というていでハサンと景清も加わる)母と妹はそれぞれダ・ヴィンチとロリンチ、そんな面々と穏やかな日常を送りながら、その裏から迫る脅威に立ち向かう。
まぁ割とある展開だな、そう第10節のあるシーンが起こるまではそう思ってた
 

復讐心に囚われる主人公

第10節、家に帰ると部屋は真っ暗、もうこの段階でダ・ヴィンチちゃん駄目そう…という雰囲気全開だった(そして残念ながらそうなった)まぁここまではよくある…と思ったらロリンチも犠牲に…更に2人を助けるために電話をかけようとしたら、その近くに、変わり果てた後輩の姿があった、何と、マシュまでもが殺されていたのである、無惨にも電話機の近くで力尽きていたのだ。
これはあまりにも衝撃だった、舞台が主人公の精神世界だからこそできる離れ業なんだが、まさかここまで徹底して主人公とプレイヤーのメンタルをエグる様な展開が来るとは思ってもなかった(しかもご丁寧に3人とも遺体となった一枚絵が存在する、鬼か?
一応この世界のマシュやほかの人物の多くは見た目がそっくりな別人何だが…それでもショックはかなり大きかった、実際その日の仕事は全然集中できなかったくらいだ。
そして追い打ちをかけるように主人公の顔差分も変わる、まるで今にも泣き崩れそうな痛々しい新規顔差分になるのだ、人の心無いのか?
更にここから主人公も完全におかしくなる、物騒な言動も増え、安っぽい挑発に乗ってしまい、危うく殺されかける等、いつものような冷静な判断が全く出来なくなってしまったのだ。
1度頭を冷ますシーンこそあり、その日のピンチは乗り切るが、復讐心は翌日になっても完全には収まらない。
ここまで復讐心に囚われる主人公は初めて見るし誰がこれを収めるのかは個人的にかなり注目した。

完全に収めさせたのは一緒に同行してた邪ンヌでもなく、景清でもなく。なんとアマデウスをベースにした一般生徒である、天塚先輩である

彼はこっちの事情のことは全く知らない一般人でありながら、的確な台詞を言い、復讐心に囚われてた主人公を、そしてこの時敵の手によって錯乱状態に陥っていたサリエリまでも抑えてしまったのだ。
最後は「自分のパートはここまでだ」と言い、まるで自分の役割を完全に把握しながら去っていく、天才というのはほんとに恐ろしい。
何はともあれ初めて身についた復讐心を見事振り払い、主人公は前に進むことになる。
これ以降は平常運転に戻るんだが。普段では絶対見せない側面が見られたので、それだけでもこの章はやる価値があったと個人的には思う

ジャンヌオルタ大活躍


今回は邪ンヌことジャンヌオルタが終始大活躍しているシナリオだった。

カルデアからこっちの世界に来てからは、作戦の指揮、偵察、とっさの判断で形勢逆転に成功させたり、デート行ったり等、召喚されたアヴェンジャー組の中でも、特に活躍する機会が多かった。

特に驚いたのは作戦指揮が結構しっかりしていた事、ぶっちゃけ後先考えないタイプだと思っていたが、本格的に戦いが始まると、きっちり役割分担を行ったり、マスターに撤退をするように促したり等、普段のイメージとは一転してクレーバーな対応をしていて驚いた(何か振り回されてるイメージが強かった)

戦闘面以外にも、ジャンヌには専用一枚絵が複数用意されていたり、普通の立ち絵の表情差分も大幅に増えていた、「あーやっぱこいつ運営からも愛されているなー」と思った、そして「これは時間かかるのも仕方ない」とも感じた、それくらい気合が入ってた、具体的に言うとファミ通のFGO特集用の一枚絵ぐらい凄かった
まだクリアーしてないって人は是非自分の目で確かめてほしい

難易度について


次にシナリオ全体の難しさについて話していくが、流石に前回よりは難易度は上がっていた。まあこればっかりはしょうがない。
・・・と言いたいけど、今回はちょっと説明不足な箇所が結構あった、俗にいう初見殺しギミックが何個かあり、泣く泣くリトライする羽目にあった。

特にめんどかったのは「マリーオルタ+カリオストロ伯爵戦」と「モンテクリスト伯爵戦」の二つである。
前者は二人のサーヴァントと戦うのだが、カリオストロを倒さずにマリーを倒すと、後々復活してまうという結構めんどくさいギミックが施されている、しかもカリオストロは単体でスキル封印系やスタンにするスキル持ってくるから長丁場はかなり不利
対策としてはフレンドに特効がぶっささるアルクェイドがいるならそれでとっとと決着をつけるのが無難である。自分はそれですんなり片付けられた。

問題は「モンテクリスト伯爵戦」である、こっちは最近のクエストの中では断トツで難しい。恐らくイベクエの高難易度クエストレベル。合計5回ライフを削り切らないといけないうえ、こちらに「復讐の業火」という特殊デバフをかけてきて、これがついない間はダメージが通りやすくなり、逆にこのデバフがあるときはダメージが通りづらくなるという、結構厄介なもの

このデバフはマスタースキルを使うことで発生する、この戦闘だけの特殊効果によって除去することができ(第1・2・3により効果内容も違う)
更に攻撃や宝具を使うことによってマスタースキルをもう一度使えるまでのターン短縮に繋がるのだが、これがほとんどノーヒントに近い状態(開始前に攻略のヒントなどが一切ない)でよくわからないまま進む結果になった、実際今書いた、「攻撃、宝具の結果次第でCT短縮」も今回この記事書くまで、まったく知らなかった仕様である。(攻略サイトみずにやってた)
結局当時はよくわからんまま終わってしまい、何かすっきりしないままストーリーを進めることになってしまった。折角ストーリーは面白かったのに残念である。

終わりに

上のような戦闘面での不満こそ多少はあったが、話としてはとても面白く、切ない幕切れになった。それにしても今回はかなり思い切ったシナリオになった。ダヴィンチ+マシュが(厳密には他人の空似)殺されるわ、ある人物とのお別れ、そして「そうきたか」と思わせる演出。恐らくこういう展開は中々できない、長年の月日が現実時間で立っているからこそ成立するシナリオになっていた。

ちょっと締め方が見つからなかったので、ノッブのアニメジャパンの一言で今回は終わりたいと思う

アヴェンジャーよ!!永遠に!!!



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