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コト付きモノで体験化とはいったいどんなことなのか?

単なるモノ売りだけでは価値提供が難しくなっています。
体験価値を分解することでイメージしやすくなります。

コト付きモノで体験化とはいったいどんなことなのか? 

7 つのコト消費がありますので、以下にご紹介します。

・体験型コト消費
旅館やホテルなどの宿泊、スキーやダイビングなどのアクティビティ
といった、企業が提供するサービス=体験となっている消費のことを言います。

体験を通して、そこでしか得られないモノを販売するなど
「モノ消費」につなげる効果もあります。

・イベント型コト消費
デパートやコンサートなどの商業施設でイベントを行うことを言います。
イベント自体で利益を得ることが目的ではなく、イベントで集客したのち、
タオルなどの応援グッズでモノ消費につなげることを期待しています。

周知の事実になっているお話ですが、矢沢永吉さんのコンサートで応援のタオルを
2枚購入して現地で応援のために使用するのと、記念にもって帰るのが話題になった
現象はとても有名です。

・アトラクション型コト消費
ショッピングモールなどの商業施設に、映画館や美術館などの
アトラクション施設を併設することで集客することを言います。

イオンモールの中に、TOHO シネマズの映画館が入ってるのは
このパターンです。

・時間滞在型コト消費
居心地のいい空間を創出した商業施設にて、長時間滞在してもらうことを
目的とした消費です。

ただ長時間滞在してもらうことがゴールなのではなく、
滞在中にモノ消費へつながるような仕組みづくりが重要になってきます。
例えば、カフェと併設した本屋で、ゆっくりと本を選ぶことができる
などがこれにあたります。具体的には、六本木交差点からすぐの場所にある
入場料付きの本屋の文喫(ぶんきつ)はまさにこのタイプです。

・コミュニティ型コト消費
商業施設内でコミュニティを形成し、モノ消費へとつなげる消費です。
例えば、サーフィンショップでサーファーが集まり、コミュニティを形成し
情報共有をするなどが挙げられます。

ポルシェが好きなオーナーが集まる
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は、
ポルシェに秘められた真の性能と、
ドライバーとしての本能を最大限引き出す場所として人気があります。

・ライフスタイル型コト消費
商業施設や店舗が消費者のライフスタイルに沿った商品を提供することで、
ファンになってもらう消費のことを言います。

インテリアショップや雑貨屋などが、多様化する生活者の
ライフスタイルに合わせて、さまざまな商品を組み合わせて
訴求する例があります。

表参道で焚き火体験ができる体験型アウトドアショップ
UPI 表参道も衝撃のオープンを飾りました。

・買い物型コト消費
店内のレイアウトや雰囲気、商品の魅力が伝わるような演出をすることで、
買い物自体がワクワクするような仕組みを作る消費です。

モノ消費とのつながりが強いコト消費と言えるでしょう。
良品計画の無印良品はまさにそうです。

このように場所や目的によって、消費者に提供する体験が
変わってくるコト消費。

経験や体験により価値を見出すことで、商業施設や店舗にとっても、
最終的にモノ消費へとつなげるための手段となっていると言えます。

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