見出し画像

恐怖の心霊スポット小笠池トンネルへ

はは,半分嘘っぱちのタイトルを付けてしまった。

掛川市にある小笠山のハイキングマップが300円で発売された。売っているのは掛川駅にある「これっしか処」
以前から興味はあったので買ってみた。サンコウチョウがくるという山。写真に撮れるといいな。小笠神社というのもある。
マップを買って,まず小笠神社へ下見に。下見なのでカメラは持たずに行った。公共交通機関は不便なので,車で小笠神社駐車場へ。そこから石段と坂をあがり,その少し先の多聞天神社あたりまで歩く。さらにいくと,小笠山の頂上で,その先に「六枚屏風」というものがあるらしいが,それはこんど,ちゃんと来たときに。
その日はそれで終わり。

それから数日して,小笠神社近くの小笠池へ。先ほどのマップに,「小笠池周辺散策」という地図が載っている。マップの説明は

小笠山の山頂や小笠神社に近く,ポピュラーなコースです。小笠池には浮き桟橋があり,山が映える静かな湖面を見ていると心が和みます。植栽された紅葉や桜も合って四季折々の景色が楽しめます。池を一周できますが,滑りやすく危険なところがあるので慎重に歩いてください。また,3ヶ所あるトンネルには照明がなく暗く,溝もありますので懐中電灯を持参しましょう。

「山が映える静かな湖面を見ていると心が和みます」にひかれて,カメラを持って出かけた。
すれ違いが困難な道を数百メートル行くと駐車場。その先の小高いところが池だろう。掲げられている案内図を見て,右側の急な階段と坂道を登る。ほどなく池にでた。(次の写真は帰り際に撮ったもの)

画像1

右へ回ると浮き桟橋。

画像2

浮き桟橋の先の四阿からの眺めが良い。(見出し写真)
奥につり橋が見えた。

画像3

がけ崩れで通行止めとか通行注意とか書かれていたが,行ってみると特に問題もなく行けた。つり橋(矢矧橋)も行けそうだ。

画像4

それほど朽ちているわけでなく,十分通行可能。
橋から眺めた浮き桟橋。

画像5

さて,橋を渡ってどうするか。もう少し行ってみるか。
この時点で,案内図のことは忘れていて,単に「ぐるっと回って戻れるだろう」。狭隘な山道が続くがどうということもない。
トンネルだ。そういえば,トンネルがある,と書いてあったっけ。どうするか。通れないなら戻るしかないが。
トンネルはまっすぐで出口が見える。これなら行けるだろう。旧福知山線廃線跡へ行ったときは,出口も見えない本当に漆黒の闇の中を歩いた。懐中電灯を忘れたからだが,そのときは,向こうから来る人もいたので安心だった。iPad のあかりを懐中電灯の変わりにしたりもした。今回は出口が見える。足下は暗いが,気をつけて歩けば問題はなかろう。
トンネルは3つあった。2つ目が長いが,やはり出口が見えているので,足下に十分注意して進めば行けた。
3つ目のトンネルを抜けると,なんと,通行止めのウマが置いてあった。こちらからは行けないようになっているのか。がけ崩れで通れないところはなかったが。

トンネルの写真はない。目的ではなかったから。目的は池の写真。池の写真は撮れた。

数日して,まてよ,と思った。あのトンネルは何のために造られたのだろう。遊歩道のためにわざわざ工事をしたのか。トンネルにしなくても湖沿いに道をつくればいいではないか。
ネットで「小笠山 トンネル」で検索してみると,なんと・・・・・(検索してみましょう)

知っていたら,写真を撮ってきたのにね。

タイトルを「半分嘘っぱち」と書いたのは,知っていて行ったからではないから。こうタイトルを書くと,いかにもそのために行ったみたいでしょ。そうじゃないのだから,半分は嘘。半分は,ほんとに行ったのだから。
もちろん,300円のマップには,そんなことは一言も書かれていない。