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満観峰:花沢の里往復コース

焼津市の満観峰。いくつか登山ルートがあり,初心者でも行ける低山だけど眺望がいいので人気の山。この本で知って行ってみた。

本に載っているのは,花沢の里から登り,日本坂峠を経由して花沢の里に戻るコース。その他のコースは,YAMAPのページにある。

花沢の里までは,本では車で行って観光駐車場にとめるようになっているが,焼津駅からバスで行く方法も書いてある。ただし,バスで降りてから30分歩く。その道を自転車で行くことも考えたが,結構な坂なので結局徒歩にした。

JR焼津駅で自主運航バス「ゆりかもめ」に乗る。

12分ほどで高草山石脇入口到着。循環バスなので料金は一律200円。
バスを降りて進行方向(北)に進むと,交差点に道標がある。

曲がってすぐのところに,石脇観光トイレがある。ここに「やきつべの小径ハイキングコース」の地図があるが,この通りにいくと遠回り。左の道を行く。

結構な坂をしばらく行くと,(600mほどか)鳴沢不動尊がある。

ちょっと見にくいが,この奥。Googlemapでは「鳴沢不動尊」だが,案内板では「高崎成沢の滝不動」となっている。

高草山中腹標高約百五十メートルの岩盤の割れ目水源もないのにから湧き出る大量の水はまさに霊泉と呼ぶもので,この水は滝の沢となり流れ落ちる水の音から「鳴る沢」と呼ばれ「成沢」の地名がつきました。

と書かれている。たしかに豊富な水が滝のように流れてくる。不動尊の右側にわき水があり,ひしゃくが置いてあるので飲めそうだ。

飲んでみると冷たくておいしかった。「飲用可」とは書かれていないが,このようなわき水を飲んでも平気な体質だ。
しばらく行くと花沢城趾へいく分岐点になる。帰りに時間があれば行くことにしてひとまずパス。

バス停からアップダウンの道を30分歩いて,臨時駐車場のところに着いた。
この右手が臨時駐車場。右に見えるのが吉津観光トイレ。

ここから花沢の里である。冒頭に書いた「静岡県 歩きたくなる道25選 PART2」やYAMAPのモデルコースはここが起点で約3時間のコースになっている。

花沢の里ビジターセンター。開館しているが誰もいない。帰りにここで休憩した。
この先,トイレはないのでここで用を足しておく。

本やWebにも載っている風景。

ほどなく,法華寺に到着。一応ご挨拶。

法華寺の左手の道を行くと,本にも載っている案内板。

この先,いきなり結構な坂になる。

しばらく行くと車道に出るが,道標にしたがって横切っていく。

水場がある。バケツが置いてあるが,来ているのは沢の水。それでもバケツが置いてあるというのは汲んでいっていいということだろう。ちょっと飲んでみた。大丈夫なようだ。左上の椅子で小休止。

再び車道を横切って登っていく。

鞍掛峠に到着。

ベンチが置いてあるので休憩。ここで,持ってきたお茶を飲む。500ccのペットボトルがなかったので300cc。昼食時の分を残しておく。
こちらは高草山方面。岡部方面と満観峰の3つの分岐点だ。

休憩して出発。「頂上まで1km」の表示を過ぎて少し行くとこんなベンチがあった。せっかくなので腰掛けて休憩。

木の枝で誰かが作った今日の日付。帰りにはなくなっていた。作った人が下山時に外していったのだろうか。

頂上まで300m。丸子の出合というのは,丸子(宇津ノ谷)方面から来る道の分岐点だからだろうか。

まもなく道は二手に分かれるが,右へ進む。眺めの良い道だ。頂上はまもなく。

頂上の四阿が見えた。

頂上に到着

曇天なので眺めは今一つだった。(見出し画像)
頂上からはいろいろなルートがある。

右へ行けば日本坂峠。左は宇津ノ谷。このほか,朝鮮岩方面も。
当初の予定は,日本坂峠へいくことだったが予定変更。水がなくなってしまったからだ。なお口は渇いているので,このまま行くのはあぶない。花沢の里まで戻らなくても先ほどの水場まで戻ればいいだろう。
かくして,先ほどの水場で休憩。かまわず沢の水を飲む。平気。
花沢の里まで戻ってかなりくたびれたので,ビジターセンターで休憩。古民家なので中は畳の部屋。ごろりと横になってしばし休憩。

30分かけてバス停まで。花沢城趾はちょっと行ってみたが,バスの時間があるので(逃すと1時間待つことになる)結局パス。また次の機会に。

鳴沢不動尊の水を空になったペットボトルに汲んで帰った。

おしまい。

< 後日談 >
 鳴沢不動尊の水は,名水百選はおろか,「飲める湧水」としてもほとんど紹介されていない。水質検査などはしていないのだろう。しかし,持ち帰った水を,念のため一度沸騰させてから冷やして飲んだら,とても柔らかい水でおいしかった。水道水はもちろん,天然水として売られているペットボトルの水よりよかった。