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シャニマスのクリパを観た感想を書くわたしとそれを読むあなた

 皆さんこんにちは。アイドルマスターシャイニーカラーズ、遊んでいらっしゃるでしょうか。そして両国国技館にて開催された『THE IDOLM@STER SHINY COLORS Xmas Party -Silent night-』はご覧になられたでしょうか。
 私のほうはと言いますとDay1は現地にて、Day2は配信にて参加致しました。いやはや…、素晴らしいイベントでした。

 実のところを言うと私はシャニマスのイベントに参加するのは今回が初めてになります。加えてゲームと楽曲以外で声優さんに触れるのもほぼほぼ初めてです。最近になって生放送をすこーし見るようになったくらいです。
 ですのでこの記事は詳細なライブレポートというよりは初めてシャニマスのイベントに参加した私が何を感じ何を思ったのかという点に焦点を当てて書いていこうと思います。詳しいライブレポは他の方の記事を読んでください。きっと素敵な記事が沢山あると思うので…。


はじめに

 2021年の6月、私はこんな記事を書きました。

 これは読んでくれてもいいし読んでくれなくても構いません。シャニマスの声優さんに触れるか否かでウジウジ悩んでいたころの記事です。
 この頃と今とでは考え方が多少変化している部分もなくはないですが、私はシャニマス声優に触れることについてはどちらかといえば後ろ向きな立場をとっていました。6月の記事にも書いてありますがその理由としては

①現実の存在である声優さんを認知することで、アイドルたちの実在性が相対的に薄まるのではないか

②声優さんに余計な影響を与えてしまうオタクになりたくない

です。この2点が特に私を悩ませていました。

 とはいっても実際に経験しなければ分からないこともあります。参加して自分の中で答えを出したい。そう思い今回やっと重い腰を上げてイベントに参加した次第であります。


アイドルの実在性について

 さて、今回初めて声優さんが歌って踊る姿やバラエティコーナーでワイワイする姿を拝見いたしました。結論から申し上げると懸念していたアイドルの実在性が薄まるという感覚はあまりなく、むしろ向上したとさえ感じることができました。

 アイドルマスターシャイニーカラーズというゲームでは、そこに登場するアイドルたちの人生が物凄くリアルかつ丁寧に描写されています。しかしどこまでリアルにしようとも限界はあるもので…。例えばこのゲームではアイドルが踊る姿を見ることはできません。3Dモデルでのダンスなどを鑑賞できるような機能がないため、我々ユーザーがアイドルたちのダンスを楽しむためには脳内で想像するしかないのです。これは別に仕方のないことだと思っています。

 しかし今回イベントに参加してみて、その脳内補完を助けてくれるのが声優さんのパフォーマンスなのかもしれない、と感じました。実際にパフォーマンスを観るとそのクオリティに感嘆しつつ、ゲーム内のアイドルたちを頭に浮かべている自分がいました。

「このユニット、こんなダンス踊るのか」

「このユニットのステージ、こういう演出なんだな」

 今までは完全なる想像でしか存在しなかったアイドルのステージが声優さんのパフォーマンスを通す形で今ここに在る。その事実に物凄い感動を覚えてしまいました。現実には存在しえないアイドルたちがまた1歩近づいてきてくれたような、そんな感覚でした。


俺は声優さんに余計な影響を与えるオタクになってしまうのか

 さて、この問題ですが、もう考えていても仕方がないのではないかという気さえしてきました。しょうもない厄介なオタクにならないよう自らを律し続けていくしかないのではないかと。

 以前の自分は、自分の言葉にどんな意図があるにせよ受け手次第でプラスにもマイナスにも捉えられてしまうのを恐れて少し離れた立場をとっていました。
 しかし今回のイベントを観て、時間をかけて、多くの準備があって、やっと披露された素晴らしいステージに拍手を送ることは悪いことにはならないのではないかという気持ちが芽生えてきました。多分。まだ確信がないので多分、ということにしておきます。

 少なくとも悪意を持った発言をしないことは大前提として、できるだけ悪意がにじまないようにこれからは言葉を使っていこうと思います。全人類に配慮することは不可能だけど、その努力をやめてしまったら終わりだと思うので。


「声優=アイドル」か?

 実はもう1つ自分の中で引っかかっていたものがありまして。それは自分が声優さんとゲームのアイドルを同一視してしまわないか、という問題です。

 そもそもこのことを問題だと感じない人もいるでしょう。それはそれでいいと思います。ただ自分はフィクションはフィクション、リアルはリアルで分かれていてほしいタイプなのです。シャニマスにおいては特にそう。アイドルたちのリアルさに魅力を感じつつも、完全にリアルな存在にはならないでいてほしい、そういう気持ちがあります。俺は結局のところ存在しないアイドルが好きなんだ。

 そして結果として、「声優=アイドル」にはならないという結論に至りました。イベント中の声優さんたちの発言なども聞いてみると、あくまでも「声優」という立場からキャラクターであるアイドルに向き合っているんだなというスタンスをいくつか感じ取ることができました。これは自分にとって少し安心できるポイントでしたね。コンテンツとして「声優=アイドル」をグイグイに推してくる感じではないと分かったので良かったです。

 そして今まではキャラクターの声としてしか認識できていなかった声優さんについても色々と知ることができました。キャラの声しか知らなかったけど、この声好きだなと思うことができたり声優さん自身のパーソナリティに触れることができたりと、色々と発見があった2日間でした。顔と名前もちょっとずつだけど覚えられつつあるぞ!

その他もろもろ感想

 まずそもそもリアルのライブイベントに参加するのがとても久々だったので、Day1を現地で観ることができてとても楽しかったです。しかも初めてのシャニマスのイベントを現地で体験することができたのはこの上ない幸運でした。ありがとうバンダイナムコエンターテインメント…。

 やはり現地でしか感じられない圧力はありますね。でっかい音の音楽を体全身で浴びるあの感覚は配信では得られないでしょう。当たり前ですがシャニマスの音楽を爆音で浴びれるのはシャニマスのイベントだけなので、それだけでも行った価値あったなあと思いましたね。
 ストレイライト、アルストロメリア、イルミネーションスターズ、ノクチルとみ~んな素晴らしかったのですが、個人的にはノクチルの『いつだって僕らは』がとても印象に残っています。単に好きな曲だからというだけかもしれませんが、ものすごく心が動かされました。音楽はすごい。

 あと周りにたくさんPの方がいてびっくりしました。いやまあ存在することは分かっているんですが周りの友人などにはシャニマスをやっている人がいないもので…。シャニマスが好きな人ってこんなにたくさんいるんだなあとしみじみとした気持ちになりました。

 Day2は配信での参加だったのですが、これはこれでアリ。演者さんの表情とかをちゃんと観れるのが良いですよね。SHHisのライブパート、クオリティが凄すぎてめちゃくちゃ見入ってしまった。終わったあとも余韻で呆然としていました。

 あとなにより配信は自宅で観れるのが最高ですね。直前まで他のことしてても大丈夫だし飲み物とかつまみ用意してゆっくり観れるし面倒な帰りの電車乗らなくていいし。終わった瞬間家なの最高。

 そして最後の最後、本当にすべてが終わった…かと思ったその時急に現れた"カミサマ"。サプライズ的に披露された斑鳩ルカの『神様は死んだ、って』には度肝を抜かれましたね。こういうライブ感の強いムーブメントの渦中にいられるというのも、イベントに参加しているからこそかもしれません。
 そしてサプライズということ以外にも意味のあるタイミングのように思えます。『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』や『明るい部屋』ともかかわりのあるクリスマスというタイミング…。やってくれましたね、アイドルマスターシャイニーカラーズ。これからも楽しめそうです。

おわりに

 長々とダラダラ書いてきましたがこの辺で終わりです。本当に良い体験をしました。これから自分がシャニマスのイベントにどういうスタンスで向き合っていくのかがなんとなく見えてきた気がします。このイベントは自分にとってのターニングポイントになりそうです。

 来年4月には4thライブも決定したということで、本当におめでとうございます。是非とも参加したいものですね。可能であれば現地で…。春から新生活なのでその辺りのスケジュール感が不透明なのがもどかしい!

 ライブもそうですがゲームの方も変わらず楽しんでいこうと思います。アイドルマスターシャイニーカラーズに関わる全ての人たち、本当にありがとう。これからもよろしくお願いします。

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