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俺は283プロアイドルのツイートに「いいね」をしなかった

 皆さんこんにちは。アイドルマスターシャイニーカラーズ、遊んでいらっしゃるでしょうか。そして先日開催されたイベントシナリオ『#283をひろげよう』と、それと連携する形で開催されたTwitter企画『283プロリプライパーティー』はお楽しみになられたでしょうか。私も楽しく見させていただきました。

 このTwitter企画はゲーム内のアイドルたちがシャニマス公式アカウントをジャックしツイートをするというものです。同じような企画は過去に数回開催されており、まるで彼女たちが本当にゲームから飛び出してきたかのような気分を味わうことができます。

 しかも今回はリプライパーティーという企画名からも分かる通り、専用ハッシュタグをつけてツイートをするとなんとアイドルから返信が来る(かもしれない)というとんでもない企画でした。アイドルたちの人となりが表れているようなツイートばかりで、当時のタイムラインは大盛り上がりでしたね。

 ただ、私はこの企画に「参加したか」と訊かれると少々微妙なラインです。というのも私はハッシュタグ付きツイートをしておらず、それどころかTwitter上で「いいね」や「リツイート」といった反応を残すことすらしませんでした。

 というわけで今回の記事では、なぜ自分はハッシュタグ付きツイートや「いいね」などをしなかったのか、ということを含め、今の自分の気持ちをちゃんと文字に起こして残していこうと思います。

 あ、念のため書いておきますがこの企画でハッシュタグを使ったり、「いいね」や「リツイート」をしたり、リプライを貰ったりした人を否定する気持ちは一切ありません。むしろ素敵なことだと思っています。

何故「いいね」をしなかったのか

 まあそんなに大した理由でもないのですが、自分の中で現実とフィクションがごちゃ混ぜになるのが恐ろしかった、というのが一番この感情を言語化できているのかなと思います。

 私はシャニマスの魅力のひとつとして描写やキャラクターのリアリティの高さというものを感じています。しかしそれと同時にシャニマスにはちゃんとフィクションでいてほしい、という感情もあります。
 それなのに自分が「283プロアイドルのツイート」として発信されているものに何かしらのアクションを起こしてしまうことで、フィクションであるアイドルと現実の存在である自分が交錯し、先述した気持ちと反することになるのではないかと考えてしまったのです。

 私はあくまでも、「フィクションであるアイドルやその世界を、現実の世界から自分は眺めている」という構図は崩したくないのだなと改めて感じました。自身が向こうの世界に干渉することや、逆に向こうの世界から自分に干渉されることへのためらいや恐れは、こういう気持ちから来ているんでしょうね。


何故フィクションでいてほしいのか

 ここは若干余談的な話になります。フィクションがフィクションでいてほしい理由として、そうでないと自分がしている行いが自分の信条に反する行いになってしまうからというのが最も大きいです。

 シャニマスをやっているとキャラクターについてあれこれ考えることが良くあります。

「このシーンではこういう気持ちだったんじゃないか」
「この発言はもしかしてこういうことなんじゃないか」

 このような「考察」とか「解釈」とか言われるようなことを考えて考えて、場合によってはTwitterに書き込んだり、このようにnoteやブログにまとめたりすることは珍しいことではありません。そこから一歩踏み込んで「妄想」の域にまで到達したり、中には二次創作として表現する場合もあるでしょう。

 ただこれらの行為をフィクションであるキャラクターではなく、現実の人間に行うことに対して、私はものすごい抵抗感があります。少し前に女性声優さんとタ〇コ(一応検索除けのために伏字にしておきます)に関する妄想をまとめた記事が若干燃えてましたが、ああいうことを少なくとも自分は絶対にしたくないなという気持ちがあります。まあアレは内容がかなり下品だったというのもありますが…。

 とにかく、シャニマスがフィクションでないと、今している考察やら妄想やらの行為が自分にとって最悪の行為になってしまうのが嫌なのです。これがフィクションがフィクションでいてほしい最大の理由です。


本当は「いいね」って思ってる

 最後にこれだけは言っておきたいのですが、「いいね」をしていないだけでリプライパーティーの企画やアイドルたちのツイート自体にはめちゃくちゃ「いいね」って思ってます。いや、「いいね!!!!!!」くらいかもしれないです。

 冒頭にも若干触れましたが、アイドルたちの人となりがかなりリアルな感じで出ていて本当に素晴らしかったんですよね。部屋のちょっとしたヒビに想いを馳せる桑山千雪さん、「👍」をよく使う樋口円香さん、ツイートの際「芹沢あさひです」と前置きする芹沢あさひさんなど、個人的に印象深いものはいくつもありました。普段彼女たちがファンたちとどういったテンション感で接しているのかが垣間見えたような気がして非常に面白い企画だったと思います。

 こういう企画は是非またやってほしいですね。私がどういうスタンスでいるかは分かりませんが。また面倒なことをあれこれ考える羽目になりそうです。
 ただ、散々ゴチャゴチャ書きはしましたが「いいね」くらいはしちゃってもいいんじゃないかなという気も少しだけしています。どうなんでしょうね。行動が変わるかもしれないし、変わらないかもしれません。

それでは。

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