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エンタメに必要不可欠な、不便と制限の設計。

皆さんおはようございます。降る雪が全部メルティーキッスじゃなくて良かったなあと、降る雪を見ながら切実に思ったしんちゃんです。今日は営業バイトをするために電車に揺られながらのこの時間です。


さてさて今日は、「エンタメと縛りには深い関係がある」という思いつきを書き殴っておこうと思います。あまり構成とかを考えずいつものように10分くらいで綴るので、終点が変なとこだったらすみません。

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エンタメは、報酬型と制限型

今、インターン先のチームリーダーとして色々と試行錯誤やらせてもらってるんですが、昨日とんでもない投られ方をしました。

「新宅、エンタメ性を用いた何かを導入してくれ」

無茶すぎんでしょ。笑 なんやねんそれ。笑 とてもすごい投げられ方をされたので思わずびっくりしましたが、何も考えず「やります!」とだけ答えました。僕のいいとこです。

で、そのミーティングで「メンバーのタスク遂行力」が課題として上がってたので、なんとかここと紐付けれないかなと暇さえあれば頭を凝らして考えてました。要求された以上のことを考える、やっぱり僕はいいやつなんだと思います。

さてさて考え込んでいると、割とエンタメ力を必要としなくて相手を楽しませる方法は「報酬型」、割と作り手のエンタメ力が必要となりそうなのは「制限型」だなと気づきました。順に説明していきます。


報酬型のエンタメとはビンゴ大会とか福引抽選会みたいな感じで、それに参加することで自分に何かしらの報酬が手に入るエンタメを指します。ゴールがどうしてもそこなので、エンタメ構築力というよりは、いかにみんなが喜ぶ報酬を準備できるかという資金力がものをいいます。


中学生の時の修学旅行は、最高の制限型エンタメ

僕が今回取り入れてみたいのはこの制限型のエンタメ。これはどういうことかというと、イメージして欲しいのは「中学の頃の修学旅行」です。

中学の頃修学旅行にはどこにいきましたか?僕は鹿児島に行きました。鹿児島の皆さんには申し訳ないですが、流石にハワイとかディズニーランドとかユニバとかが良かったです。笑 いやほんますみません。

でも、結構楽しかったんですよ。

今、大学生として鹿児島に行くと、確実にあの頃より楽しめる自信はないです。確実に、です。それはなぜか。あの頃は資金も、遊べる時間も、監視の目も、全てにおいて「制限」があったからなんです。


夜12時、消灯が決まった時間に、どうしようもないやつが「おい、みんな起きてるか」と。「なんやねんお前寝ろや」「ええやないか、ちゃ話そや」「なんやねん」「お前、小林さんのこと好きやろ」「は!なんでや!」「おいうるさいうるさい!先生くるて!」

あの時間が鹿児島旅行のエンタメ性をぐんと上げたことは間違いないんです。つまり「先生に見つかるかもしれない」という制限があるからこそ成り立つ面白さがそこにあったわけです。持ち金5,000円の中で選びぬくお土産スターティングメンバーにエンタメ性があったわけです。制限の力がいかに素晴らしいかわかる最たる例です。


不便の設計、制限の設計


ある空間デザイナーにこんなエピソードがあります。とても大きなお祭りを開催するにあたって、一つ問題があったと。そのお祭りをやる広場まで、必ず通らないといけない「階段」が微妙な高さで、子供やお年寄りがコケやすいのではないか、ということでした。会議では「灯りをたくさんつけろ!」「手すりをたくさん設置しろ!」と意見が飛び交う中、その空間デザイナーが出した答えは驚くべきものでした。


「足元に煙を撒こう」

なんと、ただでさえ不便な足元を、さらに不便にしたわけです。これにより、お祭りに参加するお客さんに「足元に注意を払わなければならない」という制限を課したのです。結果的に、家族やカップルでは手を取り合って足元を注意する機会が増え、怪我人は愚かその演出に大満足したお客さんもいたとのことでした。

これが制限の力です。


話が逸れましたが、同じコンテンツでも制限を設けることで、人々の感動ポイントは跳ね上がります。ここをしっかりと意識しながら、ちゃんとエンタメの設計をしていきたいと考える次第です。

是非皆さんも「なんかエンタメ作って!」って言われたら、「よし、まずは何かしらの制限かけるか!」と思っていただければと思います。


では。

🔻新宅が書いた本。

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