令和6年度 マンション管理士試験
疲れも癒え、少し落ち着きましたので、日曜(11/24)のマンション管理士試験について、お話ししたいと思います。
独学で4回目の受験となりました。
例年、民法絡みの事案の読込みに時間が掛かり、「時間が足りないかも。」という強迫観念からその後の読込みが雑になり凡ミスを連発してきました。
去年(R5年度)の話になりますが、受験時点で(あくまで推定です)学習時間は1500時間は超えたと思います。
もうあまりお金も使いたくなかったのですが、「今年こそ」の気持ちが強かったのでTACの全国模試も受けてみました。上から17位、上位2%に入っていました。埋めてきた知識を思えばその位置にあっておかしくないのですが、素直に嬉しかったです。
ところが本試験には魔がいました。
その前年(R4年度)の試験が全体に簡単だったという評価通り、令和5年度は難化していて、予想を越えていました。序盤で「こんなハズでは、、」という焦りが出て言わば自滅したようなものです。まったくの不振で解けたものは29/45。
免除を足しても34点にしかならず、いかに下振れしても無理なようで絶望感だけが残りました。
試験後確認しても「なぜこの問いにこの答えを?」というようなものが多く、あとたった2つ拾えていればと思うとことさらに悲しく、この本試験特有の強迫観を乗り越えない限り合格できないと考えるとなんとも言えない気持ちでした。
もうやめる気持ちと受けるだけ受けようという気持ちが半々でしたが、やるからには無勉強で受かる試験ではないので、この9月、忘れている部分を思い返すように始めました。
前年と同じ模試も受けました。35点。本試験ならボーダー前後ってトコなので、いい意味での開き直りができました。
今年ダメなら諦めよう。元々向いてなかったんだと。。
そして試験時間内に収めようと雑にこなしてしまえばどうせ合格点には届かないのだから、解るまで読み込んでやるという風に発想を転換しました。
マン管試験は前半(問1〜17あたりの民法+区分法問題)が事案も長文で時間が掛かります。
実力的には時間が不足するコトはまずないはずですが、時間を気にしながら問題文を読むともう散漫になります。本試験に独特の集中力の欠け方で訓練のしようもないのです。
なので、直前まで落とし込んだ「都市計画法」や「建築基準法」から始めて「設備系」を先に終わらせてしまい、あとは第1問からジックリと読む。時間が足りないならそれもやむなしとして、第18問(不動産登記法)→問45↗︎第1問→問17と計画しました。
問45までを1時間で済ませられれば単純計算でも1問あたり3分弱は使えるという計算がたったので、終始落ち着いて進めるコトができました。
それでもやはり本試験は難解で、えんぴつ置いた瞬間は「今年もよくてボーダーだな」と嘆きました。
ところが自己採点は43点。最後まで迷った問題のほとんどが正解でむしろ出来過ぎで自分でも驚いています。
マークミス等のしくじりさえなければ目標は達成できたコトになりました。
余談ですがパフォーマンスを最大にしようという目論見で前日に通称「酸素カプセル」に行ってきました。夜しっかり眠れたのはそのおかげで、試験中これまでにないほど落ち着いていられたのにも影響していると思います。
結局、都合4回も受けるコトになってしまいましたが、長き闘いにいちおうのピリオドを打つコトができいまはホッとしています。
振り返れば今年は国家試験無傷の6連勝でした。4年ぶりにイイ年越しができそうです。
ありがとうございました。