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Mavericks vs Thunder PO 2回戦振り返り

プレーオフ1回戦でClippersを倒した我らがMavericks。2回戦では第1シードとなったThunderと対決。今季MVP争いで凌ぎを削ったSGAとLukaの対決ということもあって、大注目のカードとなったこの対戦、結果はDAL in 6 でMavericksがカンファレンス決勝への進出を決めました。今回はこのシリーズを、Game1から振り返りたいと思います。
1回戦を振り返りたいという方は下のリンクからどうぞ。


Game1 

game1はClippersとのシリーズと同じように大敗。まあKidd政権になってからgame1は勝った記憶がありませんので正直負けることは想定できていましたが、この日はあまりにも酷い内容でした。この日はどこか皆集中力に欠けていたように見えました。LukaとKyrieが揃って静か。それでも第3Qまではなんとか粘ってましたが、第4Qで一気に離されてしまい負け。思っているよりThunderの完成度が高く、勝機が全く見出せない印象でした。ただまだ始まったばかり。game2での修正に期待します。

game2

この試合では2月にトレードで加入したPJ Washingtonが覚醒。2月に加入してからシュートスランプに苦しんでいたPJがついに本領を発揮し、3ポイント7本、29得点の大活躍を見せチームを勝たせました。Tim Hardaway Jrもここ2年間、プレーオフで活躍できなかった悔しさをぶつける活躍を見せて苦しい時間をつないでくれました。正直THJがいなかったらこの試合、落としていてもおかしくなかったです。また、この試合ではLukaが第1Qで16得点の活躍を見せ復活の兆し。ただ、この試合には影のMVPが存在します。その名も高岸ことJosh Green。オフェンスリバウンドにとにかく絡みまくるハッスルを見せチームを救いました。これでシリーズタイ。勢いこのままにホームに帰ります。

ハッスルを見せ吠える高岸

game3

私たちの家、AACに舞台を移したgame3。この試合でもPJの覚醒が継続。THJも及第点の活躍を見せました。ただ、この試合のMVPはルーキーのLivelyでしょう。Thunderは第4Qに点差を縮めるために、フリースローがあまり得意ではないLivelyにわざとファールをしてフリースローを打たせる、ハックという戦術をしてきます。この戦術に、フリースローを8/12で決めるというアンサーを見せます。試合中にはファールしようとしてくるチェットから逃げるシーンもありました。そこではベテランのKyrieから「逃げるな、決めてやれ」と声がかけられたそうです。本当に最高のリーダーだよKyrie。その言葉でマインドを切り替えたLively。ルーキーにはプレッシャーのかかる場面だったにも関わらずそれをものともしないLively。素晴らしいの一言でした。これでシリーズリードです!

フリースローの前には天を見上げたライブリー。母はすぐ近くで見てるよ

game4

痛恨の敗戦。この試合は全体を通してMavsのペースでした。その良い流れをなくしてしまったのは、半分落としてしまったフリースロー。点差は4点だったので決めていれば勝てた試合。本当にもったいない敗戦となってしまいました。正直この試合を落としたことは、かなりダメージになった気がします。ホームでこの敗戦は痛い…
試合後にはThunderの選手が全員サングラスで記者会見に来るなど屈辱の展開。この悔しさをgame5にぶつけてくれると信じてます。

game5

ついにこの男が復活しました!Luka Doncicが31得点トリプルダブルの活躍を見せました!やはりただ黙って終わる男ではありません。俺が上だ、俺が勝者だと言わんばかりの活躍に思わず涙が出ました。しかもこれを足に怪我を抱えながらやっているわけですからね。本当にさすがの一言。やはりエースはLukaです。この試合ではディフェンスも集中しており、最後にはSGAをブロック。あのシーンは痺れました!そしてこの試合では、Jones Jr が影で支えます。またこの試合からは2年目のHardyが出場。得点こそ伸びませんでしたが、正確なパスでLukaとKyrieに少しではありますが休憩時間を確保させました。これで王手。さぁ、シリーズ突破へ!あと一つです!

SGAをブロック。俺は負けないという意志が見えます

game6

やりました!やりました!シリーズ突破を決めました!この試合はとにかく不可解な判定が多かったです。あまりこのようなことは言いたくありませんが、Thunder寄りでした。前半終わりの段階では16点差をつけられてしまい、正直厳しいと思った人も多いのではないでしょうか。しかし、後半開始のタイミングでDJJが連続得点。ここで前半の悪い流れを振り払い、流れを徐々にMavsに持っていきます。その後も笛には苦しめられますが、もうそれに屈するようなチームではありません。Lukaも審判に言いたいことはあったでしょうが後半はプレーに集中。本当に成長したなぁと思う瞬間です。あとはこのシリーズで静かだったKyrieが気合のこもったプレーを見せつなぎました。試合終了間際に1点差とされましたが、直後に3ポイントシュートでファールをもらったのはPJ。このシリーズでもフリースローは苦しんでいましたが、ここは2本決め、3本目はわざと外してThunderにオフェンスの形を作らせずに試合をクローズアウト。こうしてシリーズ突破を決めました。強くなった。本当に強くなった。

試合を締めたPJ。このポーズはもうシグネチャーポーズでしょう

まとめ

このシリーズはMavsの進化が目に見えたシリーズだったと思います。苦しい展開でも諦めずに立ち向かうその姿、チーム皆で支え合い励まし合い、助け合うその姿。優勝できるチームだと感じます。このチームがトロフィーを掲げている姿が見えます。どこまでも勝ち進みましょう!そしてJason Kiddもヘッドコーチとして素晴らしい活躍だったと思います。Hardyを起用するという決断はそんなに簡単ではなかったはず。それでも思い切って起用したことは評価に値します。チームが負けても苦しくても、動揺した姿を見せず、感情的にならない姿も選手に安心感をもたらしたでしょう。よくやった!Kidd!
次のシリーズはいよいよカンファレンス決勝。DEN、MINのどちらが上がってきてもかなり厳しい相手であることに変わりませんが、このチームなら勝てます!
信じてるぞMavs!

Series MVP

Dereck Lively Ⅱ
正直めっちゃ迷った。game2、3で覚醒して重要な場面でシュートを決め続けたPJ。game5、6で大活躍したDJJ。でも、今回は彼にあげたい。全ての試合でディフェンスでもオフェンスでもインパクトを残し、相手の屈辱的な采配にも耐え抜いた。今年ルーキー、シーズン中に母親をなくしているとは信じられない大活躍。彼抜きでは間違いなく勝てなかった。このシリーズで彼はさらに強くなった。正直Gaffordも超えたかもしれない。次のラウンドでも間違いなくキーマンになる存在。これからも頑張れ!母は近くで絶対見てるぞ!

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