高齢出産と3人目の壁

母が亡くなって3ヵ月。
ふと考えることがある。
それはもう一人子どもを持ちたいということ。
母のいない寂しさがそうさせているのか、産後のホルモンがそうさせているのかはわからない。
2人の子どもたちを家庭保育し、大変な思いをしているのにも関わらず、もう一人欲しい。

私は30代後半、夫は20歳近く年上だ。
健康上のリスクに加え、経済的にも子どもを持つことはリスクでしかない。
理性的に考えれば考えるほど、もう一人産むという結論には至らない。

ただこれが本能というのか、全てをなげうったとしてももう一人産みたいという衝動に駆られている。

4月に復職し、子どもたちと別れて過ごすことにより少し冷静に考えられるかもしれない。
きっと冷静に考えたら、もう一人なんていう思いはどこかに吹っ飛んでしまうのだろう。
今の私にはそれがとても残念でならない。

冷静に、理性的に、もっというと損得勘定で考えれば誰しもが選ぶ道、それとは別の道を自分の感情が選びたがっている。
こんな経験、今までにしたことがなかったからだ。

結婚や妊娠出産は勢いでしてしまった方がいいと聞いたことがあったが、それは真実だと思う。
あれこれ考えているうちに時期を逃し、結局何も動かなかったということになるのは容易に想像がつく。
そして子どもを持つことは今の日本ではしっかり考えるとリスクでしかない。少しでもほしいと思ったときに、他のことは一切考えずに産んでしまわないと、冷静に考えてしまうと子を持たない方がいいに決まってるという結論に至ってしまうと思う。
子どもがいる幸せというのは、事前に測ることのできないものだから。

そうは言っても我が家の場合は夫婦ともに超高齢。
授かるならばすぐにでも動かなければならないし、簡単に決断できることでもない。そもそも妊活をしても授からないかもしれない。
チャレンジしてダメなら潔く諦める、これも一つの選択か。

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