見出し画像

尾瀬ヶ原

2023年7月29日。
「尾瀬に行くなら、夏は夜行の電車があるんですよ。」浅草橋のギャラリー「写真企画室ホトリ」のsaorinさんに教えていただいて、夏の間に行こうかな〜と何となく考えていました。
そんなある日、ふとバスツアーの案内を見ていたところ、「朝発 日帰り 尾瀬ヶ原」を見つけました。
実は尾瀬には行った事が無かったので、日帰りなら気楽だし〜と申し込んでみました。

新宿に7時15分集合。25分には出発しました。

ちょっと…かなり、小ぶりなバスです。
夏休みの土曜日。当たり前なんですけど、関越は渋滞。
高坂でおやつをゲットします。

朝ごはんもしっかりと食べて出て来たんですけど、車中でパクパク。

このバスツアーはお弁当付きなんです。

群馬名物「まいたけ弁当」。美味しい!
歩く時間が減らないように…と、みんなバスの中で食べちゃいます。
そんなお弁当を食べ終わって、しばらくすると目的地の鳩待峠に到着。(バスが小さいのは、規制があって、小さいバスならそのまま来れるからだったんです。)

お天気は晴れ!暑い〜!
尾瀬って涼しいんじゃなかったの?という位、暑い。
12時50分。スタートします。

鳩待峠から尾瀬ヶ原の端っこの山の鼻までは基本的に下り道。
まず、一気に50mくらいを階段(岩段もあり)で下り

その先はユルユルとした木道が続きます。
(途中でちょこっと階段あるけど)

相変わらず、下りは苦手で嫌いです。

途中、沢をいくつか渡り

森の中を歩きます。森は大好きだし、ユルユル下りなので、楽しい!

尾瀬には熊がたくさんいます。
歌で有名な水芭蕉。熊さん達は大好物だとか。
鈴をカーンと鳴らして進みます。

クルマユリ
マルバダケブキ

水芭蕉は6月なので咲いていませんが、違った花がお出迎え。

亀さんみたいな岩を発見。

可愛いキノコも発見。
尾瀬は木道から降りてはいけないので、なかなか花は上手く撮れません。

鳩待峠から約50分。山の鼻に着きました。

ビジターセンターに山小屋が数件。賑やかです。
途中の階段で、杭が抜けてて、ガクンとなったので、一応、ビジターセンターに報告。

見本園は熊の出没により、閉園中。

熊の子?と思ったら、人間の子。
尾瀬ヶ原に向けて出発します。この時点では1時間15分は余裕であるという計算。
バス旅の問題点はここ。時間厳守なので、時計と睨めっこです。

ノアザミ

鳩待峠ではあんなに晴れていたのに、曇って来ました。お陰で暑くない。
いや、ピーカンだったら、キツイだろうな。

稲穂みたいなの、ちょこちょと見かけます。

ホシクサ
ホシクサ

群生しているのこの小さな白い花が可愛いらしい。

振り返ると至仏山。

クガイソウ

木道の間からも花が顔を覗かせ

ミヤマワレモコウ

正面には燧ヶ岳。

尾瀬らしい景色。池塘が出て来ました。
水面に空が写り、綺麗です。
よく見ると黒い魚が泳いでいました。(写真なし)

キンコウカかな?

植物はちょうど端境期なのかな?
ちょこちょことしか咲いてません。

でも、

ヒツジグサ
ヒツジグサ

池塘に浮かぶ小さな睡蓮の仲間「ヒツジグサ」がすごく可愛い。

そして

モウセンゴケ

何やら、モソモソと赤いモウセンゴケも見れました。
そんな風に下を見ながら歩いていたら

何やら赤いもの。何?何?と良く見ると

超小さいトンボ。2cmあるかないか。
調べてみると「ハッチョウトンボ」というちょっと珍しいトンボみたい。
なんか、ラッキー!

逆さ燧ヶ岳が見える池塘まで来ました。

何やら怪しげな雲がかかり初めています。
天気予報では14時頃から雨。
集合時間まではまだかなり余裕があるし、カッパもザックカバーもあるし、どうしようかな?と考えていたら、遠くで雷鳴がしました。

戻ろう!
こんな何も無いところの雷は1番怖い。
今回はここで引き返します。

至仏山を見ながら戻るのですが、振り返ると

燧ヶ岳は雲の中。雷鳴は止まず、風も涼しくなって来ました。天気が変わるのは間違いなさそうです。

山の鼻まで戻り、あとは森の中をユルユルと登って行きます。

ヒヨドリバナ

時間はたっぷりあるので、本当にゆっくりと〜と思ってたら、割と近くに雷落ちたみたいな音。
ゾクゾク。

これは花のない水芭蕉なのかな?
また、ゴロゴロ。

森の中は大好きなんですけど、少しだけ足を速めて。
最後の急な上りを登り、鳩待峠に戻って来ました。
集合時間まで1時間以上もあるので

お疲れ様〜!ゴクゴク…あれ?ポツポツ。
中に避難して、もう1杯

揚げたてのコロッケとめちゃ美味でした。
すると、外は土砂降り。そして、バスが出発(16時頃)する時間になっても降り止まず。
時間は余したんですけど、びしょ濡れ回避って事で良かったのかも。

帰りも少しだけ渋滞。
新宿には予定の30分遅れの20時着でした。

日帰りバスツアー。尾瀬ヶ原を体験するには手軽に鳩待峠まで行けて、お弁当も付いてて9480円。アリだと思いました。

でも、次に尾瀬に行くなら、山も登りたいし、早朝や夕方の景色を見てみたいので、1泊で行きたいな。

おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?