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そうだ京都、行こう

2024年6月15日。
最近、JRの回し者のようなタイトルですけれど(笑)

今年の4月に京都に行った時に下鴨神社の糺の森で↓の方と出会いました。

その時に「5月の末に東京の展示に参加するんだよ」と伺い、先日見に行ってきたんです。

オジサンの作品

作品を拝見したと(京都に)一緒に行っていたヨシュアさんと話したところ「上賀茂神社にも行ってみたいよね〜」となりまして…からの…「そうだ京都、行こう」となった訳です。

新幹線に約2時間…の間は「ゴジラ-1.0」を堪能…京都駅から電車を乗り継ぎ、出町柳駅で待ち合わせ。

まずは下鴨神社の糺の森へ。
車止めを越え、1歩入ると…空気が変わります。

気持ち良い。ああ、また来れて良かった。
本当にそう思う場所。

「ようこそ、おいでやす」と優しく出迎えてもらえているような気持ちになります。

ふと、前を見ると何か虫がいます。
「虫、いるよ〜。なんだろう?」
「タマムシだね。こんな所にいると踏まれちゃう。」
ヨシュアさん、そっと横の草の所に動かしてあげてました。

私は触れない〜!

糺の森には泉川、瀬見の小川と2つの小さな川が静かに流れています。
瀬見の小川で

何か捕まえたかな?

流鏑馬神事が行われる馬場(道)では青空マーケットの開店準備中。
そちらの道を歩いてみます。

「森の手作り市」手作り雑貨のお店が並んでいます。

アクセサリー、食器、バッグ、布小物など…可愛いお店がたくさん。
キッチンカーも数多く出ていました。

偶然の開催日(6/15 16)は

10時にオープン。音楽会も開かれるそうで、お昼頃はきっと賑やかになるのでしょうね。

冒頭で紹介したオジサン。前回、お会いした辺りに行ってみましたが、いらっしゃらず。
違う季節に来たら、会えるかも…また、来よう!

なぜ…こんなに良い空気を感じるのでしょうか?
パワースポットという簡単な言葉は当てはまらない気がするんです。

実は先日参加させていただいた「NATURE展」には4月に訪れた時の写真を展示に使いました。
心地良さを体感してもらいたいと、そんな気持ちを込めました。
今回、撮って来た写真からもそんな何かを感じてもらえたら嬉しいな〜と思っています。

糺の森からエネルギーをたくさんいただいたので

次へと向かいます。

今回も事前に「どこに行きたい?」と聞いてもらっていまして…「もうオープンしてるよ、行ってみる?」
と向かったのは

こちらの「加茂みたらし茶屋」
大正11年(1922年)創業のこちらのお店の「みたらし団子」は下鴨神社に湧く御手洗池の水泡を表し、無病息災を祈願して神前に奉納した事から「みたらし団子」発祥とされているんだそうです。
実は行列するお店らしく、混んでなければ食べてみたいと思っていました。
9時半開店…で着いたのは45分。
2組ほど並んでいましたが、テイクアウトの人。
店内は2~3組。
入れました〜!


まず、いただいたのは「わらび餅」。
ニッキを少し混ぜてあるようで、柔らかいわらび餅からほのかに香って来るのがとても美味。
しっかりと煎られたきな粉も美味しくて、お皿に残ったのが勿体ない〜と最後はいっぱい付けて食べました。

そして、「みたらし団子」の登場!

小さなお団子が一串に5つ。
まず、お餅がめちゃくちゃ美味しい!焦げた香ばしさに柔らかいけどしっかりとしたお餅。
タレも甘すぎず…ベストマッチな味。
今まで食べた「みたらし団子」の中では間違いなくナンバーワンでした。

地元の方が持ち帰りで…とどんどん来るし、帰る頃には店内も満席。
早くに来て、食べられて良かった〜!

幸福感いっぱいの朝活となりました。

お店の半夏生。
そして、今は紫陽花の季節。歩きながら、所々で撮った紫陽花は途中で挟んでいきます。

ここからはバス移動。上賀茂神社へと向かいます。
バスに揺られる事、約30分。

上賀茂神社こと賀茂別雷神社に到着。
広くてスカーッと気持ちの良い表参道。
右手には大きな枝垂れ桜が見えます。春は綺麗なんだろうな。

元気になる…そんな気持ちを感じながら進んで行くと、二の鳥居の中には「夏越の大祓」の茅の輪が出来ていました。

写真を撮り忘れたのでHPより

「水無月の夏越しの祓 する人は 千歳の命 のぶというなり」
今までに何度か茅の輪くぐりはした事があったのですが、歌を(心の中で)唱えながらするのは初めて。
京都の風習なのかな?

まるで龍が舞い降りているような雲。

こちらの道は帰りに。

まずは♡の形の可愛い絵馬の片山御子神社へ。

平安時代に紫式部が恋愛成就を祈願し訪れた社。
そして、詠まれた歌が古今和歌集に残されています。

(詞書) 賀茂にまうでて待りけるに 人のほととぎすなかなんと申けるあけぼの 片岡のこずえ おかしく見え待りければ
『ほととぎす 声まつほどは片岡の もりのしずくに たちやぬまれまし』

「ほととぎす」が紫式部の好きな人で「あなたが現れるまで、私はいつまでも待っています」というような内容なんだそう。

現在、放送中の大河ドラマ「光る君へ」の主演のおふたりが訪れた時の写真が飾られていました。

橋を渡り

↑の橋では無くて

手前の木の橋を渡り

本殿へと向かいます…が!
楼門の入口に

御籤がいっぱいの龍(反対側には馬)。
近くには数種類?の御籤があり…その中のちょっと面白いのをやってみます。
水みくじになってので、お水に入れると文字が浮かびあがるのですが

関西弁の一言が龍の口の中に浮かびあがるんです。
動画は↓

「期待してええで」という有難い言葉をいただき、先程の龍に結びました。

本殿へとお参りをします。
上賀茂神社の御神体は賀茂別雷大神。厄除、方除、開運、八方除、雷除、災難除、必勝、電気産業守護にご利益があるそう。
伝説によると先程の片岡社の御神体がお母さんでその子が元服の際に天に上り、ふたたび降りて来て、こちらの神様になったとか。
そんな降臨の絵が↓

HPより

先程から見えている雲に似てるような気がするんですけどね。

こちらでは

馬の御籤をいただきます。
大吉〜!「旅行は楽しい」と書かれていました。
ちなみに、先日奈良でいただいて来たものと並べると

🐴🦌

楼門から出て左に進み、先にある「新宮神社」へ。
水を司る龍神「高龗神」が御神体。
辰年(私)には絶大なご利益があるとの事で行ってみました。

例年は毎月第2第4日曜日しか開門していないそうなのですが、辰年である今年は特別に土日祝と開門。巫女による御神楽祈願の受付もしているとの事。
ちょうど、祈願の最後を見る事が出来ました。
辰年生まれの方はぜひ行ってみて下さいね。

楼門の方へと戻り

こちらの可愛いのは授与品の「葵のみすず」

絵馬は力強い昇り龍でした。

七夕の短冊祈願は葵や八咫烏

八咫烏の御籤は手水舎にペンギンみたいに並んでいました。可愛い!
(次に来たら、八咫烏の御籤をいただきたいと思います)

下鴨神社は静かな森、上賀茂神社は悠然とした山という感じがします。
そして、どちらも広くて清々しい。

沢山の鳥居が見えて来ました。

「二葉姫稲荷神社」と書かれています。
登ってみることにしました。

途中にあった素敵な木。
全体像はスマホの方がわかりやすいので↓

18本の鳥居の先には2つの龍神、不動明王、お稲荷さんなど祀られていて、豚さんの蚊取り線香まであって

急に人の気配というか、民間の信仰の場所のような感じがしました。

元来た道に戻り、上賀茂神社内の「渉渓園」へ。

中に「願い石」というのがあって

両手で同時に触って

お隣の神社をお参り…もちろん、しました!

スダジイの巨木もカッコ良かったです。

私もしっかりと木からパワーをもらって、ならの小川沿いを歩きます。

流れる水の音に耳を傾けながら、憩いのひと時。

上賀茂神社、来て良かったです。

次の場所へはバスで向かいます。

バス停から目的地までの間に

紫陽花をメインに花を撮り、向かった先は

牛‥と言えば天神様。
北野天満宮へとやって来ました。

神戸に行った時に「北野天満宮」へと行ったのですが、本家本元に来たのは初めてです。

こちらにも茅の輪が出来ていて、修学旅行の学生さんがくぐっていました。
天神様といえば学問の神様。

絵馬のように願い事を書いて奉納するロウソクには「合格」「入試」の文字が見られます。

こちらに来たのは6月30日まで特別公開中の「もみじ苑」を見たかったから。
年に2回、青もみじの頃と紅葉の頃、1ヶ月半ほど公開されます。

桃山時代、豊臣秀吉が洛中洛外の境界線として築いた土塁「御土居」。その一部が残る境内西側がこのもみじ苑で約350本の紅葉が見られます。

土塁の下には川が流れ

赤い橋と青紅葉とのコントラストが美しい。

上が洛中って事になるんですね。
高低差のお陰で

上から臨む紅葉も楽しめます。

秋はきっと混むんだろうな。

本殿前に戻って、気になるものを発見。
写真を撮り忘れたのでHPより。

小さな木の御札なのですが、半分に割る事が出来、名前の書いた方を納めると厄除になるんだそうです。
私、厄年なのでやってみました。

こちらではこのお守りと干支みくじ。

あれ?狛犬さんって

角…生えていたっけ?
調べてみました。狛犬の起源は平安時代に仏教と共に中国から入って来た獅子。
しかし、当時の日本では左右対称ではなく、左右非対称が好まれ、角の生えた狛犬(日本独自の霊獣)を生み出したんだそうです。
そんな訳で、角が生えて口を閉じているが「狛犬」、角が無くて口を開いているのが「獅子」という事になります。
角が無くなったのは江戸時代の頃。
石造りの狛犬を庶民も近所の神社に奉納するようになった際に狛犬の形を知らない石工たちが伝え聞いたものをイメージして作って行ったからなんだそう。

牛さんいっぱいで修学旅行に人気の北野天満宮は大きくて立派な神社でした。

そうそう、有名なお餅があるんです。

こちらで売られている「長五郎餅」。
天正15年(1587年)豊臣秀吉が北野天満宮で開催した茶会に初代河内屋長五郎が献上した餅が名前の由来。今も昔と変わらない味なんだそう。
「後でどこかで食べようね〜」と2個入りのを買ったのですが、食べずに持ち帰ってしまい

翌日、いただきました!
薄くて柔らかい餅の中に品の良い餡子。
長い歴史の中で人気が続くのが納得のお菓子でした。

少し遅めのお昼ご飯は…目指すうどん屋さんは臨時休業で、目に付いた近くにあったうどん屋さんへ。
田舎亭というお店。

私は冷やしうどん

ヨシュアさんは梅そうめん

箱寿司(穴子みたい)をシェア。
そうめんに梅が練り込んであるみたいで、ほんのりと梅味がしました(ちょっと味見させてもらいました。)
普通のおうどん屋さんだけど、付け汁は出汁の味がしっかりと美味しかったです。

ここからは徒歩で移動。

やっぱり紫陽花を撮りながら、着いた所は「晴明神社」。
陰陽師「安倍晴明」の屋敷跡に建てられた神社です。

この場所を今回のルートに加えてもらったのは、最強の厄除との話があったからなんです。
少し前にも書きましたが、私は厄年。


こちらの桃が厄除に効果があるという話なので

しっかりと触ります。

桃と反対側には安倍晴明像。
足の指がピカピカしているので、何かご利益があるのかな?

私も触っておきました。

顔出しパネルで記念撮影もして

晴明神社からまた徒歩で移動。

普通の家の間に町屋がチラホラ。京都ってそういう所が素敵ですね。

鬼瓦がいっぱいなのは瓦屋さん

電飾看板の横に粽。家々の玄関先、商店の店先に本当に良く見かけます。
これも厄除の1つだとか。
来月は祇園祭。きっと、賑やかなんだろうな。
いつか、そんな季節も訪ねてみたいと思います。

さてさて、次の目的地に着きました。

洛中にただ1つある造り酒屋「佐々木酒造」です。

乾杯〜!
試飲体験にやって来ました。

18種類ある日本酒から1人6種類を試飲が出来ます。JRの旅先プラン(1000円)とずらし旅の体験利用。
でも、こちらはふらりと来ても500円で3種類飲めるようで、賑わっていました。
2人で12種類なので、ほぼ味わう事が出来、いろんなタイプを楽しみました。

JRのはこちらの手ぬぐいもお土産でいただけるので、得した気分です。

佐々木酒造の代表銘柄は「聚楽第」。
どうやら豊臣秀吉が建てた「聚楽第」は先程の晴明神社とこちらの間辺りにあったようです。
そして、こちらの酒蔵は俳優の佐々木蔵之介さんのご実家。
大河ドラマ「麒麟が来る」の時、秀吉役をされていました。

ここまでは事前に行きたい場所にあげていた場所。
「まだ、歩ける?」「もちろん」
という事でこの先はどこに行くのか?ですが、連れて行ってもらいます。

二条城を過ぎ、御池通を左折

広い歩道には

白い紫陽花がたくさん植えられていました。
アーケードの商店街が見えたら「ここ!」って

「敵は本能寺にあり」の本能寺。

歴女達がお参りに来ていました。
本堂の鐘をゴーン…が皆さんうまく叩けてなくて、私はどうかな?とやってみると、か細いゴーン。
ヨシュアさんは上手に縄を操り大きく響くゴーーーン!

本能寺の変の時は別の場所にあったそうですが、織田信長の供養塔もあり、訪れる人も多そうでした。

こちらには何故かこんなパネルがあり

とりあえず、やってみたんですけど…この人達誰?芸人さん?…と思ったら、吉本所属のダンサー 兼 振付師 兼 アイドル(吉本坂46)で代表曲に「本能寺の変」というのがあるらしいです。

今回は前半は平安時代、後半は戦国時代。
京都の様々な歴史も感じる事ができる1日となりました。

古そうな旅館の黒塀には禁止のマーク

さて、現代へと戻ります。
地下鉄で京都駅へ。

駅ビルの大階段を上り(エスカレーターで)見下ろす京都駅はまさに現代。

晩御飯はヨシュアさんお勧めのお豆腐屋さん「不二乃」へ。
とても人気のようで早めの時間なのに待ちは3組目。
40分ほどで入る事が出来ました。

まずは乾杯〜!お疲れ様でした!
こちらからは景色も素敵

山に雲がかかっていて、そのグラデーションが綺麗です。
そして、お料理は

朧豆腐はおかわり自由…なので、もちろんいただきます!

お豆腐も湯葉も田楽もお酒に良く合うのです。(あっ、日本酒は撮り忘れてました。)
贅沢で美味しい晩酌で幸せ。

炊き込みご飯と揚げ豆腐

豆乳で出来たデザートとお抹茶まで堪能。
豆腐というか豆富をいただき、お腹も嬉しい時間となりました。
京都駅伊勢丹の11階。気軽に美味しく食べられて、本当にオススメです。

帰りの新幹線まで少し時間があるので、この日のラストは駅の上を歩けるスカイウォークへ。

食事中に雨が降り出していました。

大階段は

歩く人の電飾

実際に歩く人

ここはカップルさんが似合います

現代というよりも近未来的な感じがします

近未来少女…ではなくて、近未来オバサン

スカイウォーク、1度通ってみたかったので満足です。

渡り終わった先からは大階段が遠くに見えます。
なんか、可愛いキャラになってました。

今回もヨシュアさんにはたくさんお付き合いいただき感謝の日となりました。ありがとう!
以前は1泊しないと行けない…と思い込んでいましたが、日帰りでもいっぱい楽しめる事を知り、タイミングや時間の合う所で気軽に遊びに行けるようになりました。
また、来るよ!

私の写っている写真はヨシュアさんが撮って下さりました。
↓本能寺別バージョン

21時02分の新幹線で帰ります。
楽しかった〜!

おしまい

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