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大山

2021年11月27日。
去年は3回ほど行った大山。山を歩くキッカケとなった大山に…今年は1度も行ってなかったんです。
行かなくちゃ、年内に…という事で行って来ました。

去年の事を少し。
1月に大山に行きました。登山ではなく、阿夫利神社の下社への参拝が目的。
1浪してて、予備校に1年間通うも全く伸びのない息子。このままじゃ…ダメでしょ…本当に本当に危ない状況。もう、神頼みしかない。
自分自身も調子が良くない。
ならば…どこに行く?
そうだ、下界を見下ろせるような所にしよう。
それで、思い付いた「大山阿夫利神社」。
参拝だから、ケーブルカーを使って登って、参拝の後は下りなら行けんじゃない?…って歩いて下りる事にしました。
その結果が…膝はガクガク、酷い筋肉痛。
しかも、大山に行ったとInstagramに書いたら、友人から「ケーブルカーなんて卑怯な手段は使ってないよね」というカチンと来る書き込み。
それで、山に行き始めたんです。
歩けない自分が情けなく、卑怯と言われるのは悔しい。
次に行ったのは10月24日。
ヤビツ峠から登って大山三峰山へ。鎖場大好き〜って言ったら、↑友人に勧められたんです。
大山三峰山、本当に楽しい山。
また、行かなきゃ!
でも、この時は雨上がりのガスガス。
富士山が見えないじゃん!
というので、翌週にリベンジ。
10月31日に蓑毛から登って、快晴で富士山も塔ノ岳もバッチリ見た後は日向薬師に下りました。

前置きが長くなりましたが、最初にお願いした受験の件はギリギリ1校だけ合格しまして、そのお礼を言いに行かなくちゃ…って、ずっと気になっていたのです。

そんな訳で、かなり間の開いてしまったお礼を言いに大山へ行って来ました。

今回も蓑毛から。

なぜ、蓑毛?って思う方も多いかもですね。
大山登山と言ったら「表参道」か逆周りの「見晴台経由」の人が一般的。でも、人が多い…多すぎ。
違うルートで登りやすいのはヤビツ峠。だけど、距離も標高差も少ないので、ちょっと物足りないんです。
その点、蓑毛からは標高差900m程。人気が無いのか、人が少ない。そして、登りやすいんです。
今日もバス停から大山を目指してたのは私を含めて3組5人。(前回の時は3人)

静かなスタート、ゆるゆると歩き始めます。
このところ、ずっと山に行くのにお付き合いいただいていたので、すごーく久しぶりのソロ旅。
なんか、緊張する。ホント、緊張する。

朝の光が気持ち良い中、時々林道を渡ったりしながら登って行きます。

しばらく行くと、分岐が出て来ます。
本来は蓑毛越に行くのが正規のルート。県が管理して整備しています。
でも、山頂を目指すのはこっち。

ま、普通の山道なのですが…

根っこニョキニョキで、根っこを登ったりします。
楽しいっ!

この道、朝日の当たり方も素敵で良い感じ。

整備されて、みんな階段になるよりもこっちの方が好きなんです。

分かりにくいけど、右側が切れ落ちてます。
あんな立派な看板でこっちが山頂だよ〜って書いてあっても、自己責任で。

至れり尽くせりな大山の中では少しワイルドな道が続きます。(でも、楽しい)

そうしている内に蓑毛越からの道と合流します。
また、歩きやすく整備の行き届いた感じになります。

上を見上げると、紅葉が少し残っています。

丹沢らしい木道も出て来ました。
これ、歩きやすくはないと思うんだけど…足幅、微妙だし、雨で濡れてると滑るし。
でも、植生の保護と登山道の荒廃を防ぐためのもの。ちゃんと、木道の上を歩きます。

この辺りは一番ユルユルとした道。この後に控えている登りに備えて、ノンビリと歩きます。

女人禁制の碑。その昔、女性はここまでしか登れなかったという話。
現代で良かった。

ユルユルの最後のここから下社にも行けるみたいです。でも、ここまで来たら目指すは山頂しかないと思うんだけどね。

ここからは登りの連続。

木々の間から、ようやく少し景色も見えて来ます。

階段、岩…そして、岩の向こうにも階段。
そして

表参道と合流します。
今まで静かだった道が賑やかに。

そして、表参道は何気にキツイ。
人が多いからと言って、自分のペースを乱さないように気をつけないと。
そして、二十丁目。

富士山。やっぱりテンションが上がります。
雲が噴煙みたい?見えますよね。

まだまだ登って、二十五丁目でヤビツ峠からの道と合流。
1つ目の鳥居をくぐり

さらに登ると最後の鳥居。

山頂に登頂〜!
そう言えば、今までの2回はさらに早い時間に登り始めてたので、奥の院が開いてるのは始めて見ました。
お参りもして

いただきまーす!
お椀で出来るカップ麺に(写ってないけど)おにぎり。
このカップ麺、持ち運びもコンパクトだし、ゴミが少なくて良いですね。
そして、静岡名物「うす茶あられ」。
お土産でいただいたのだけど、温かくて甘みがあって、山に良く合います。ホッとする〜!

山頂からの景色。この海がキラキラと輝いてるのが大好きです。
しっかり堪能して

大賑わいの山頂に別れを告げて

下山開始〜!

とは言え、常に苦手な下り道。
写真が皆無に等しいです。

見晴台まで下りて来ました。
ここから、見返す大山も好きな景色です。
さて、下社に向けて!

ここは本当に歩きやすい。だから、カップルとか家族連れとか…さすがにヒールの人は見なかったけど、革靴の人もいました。

二重滝。
見どころの割にはみんな写真を撮らないのはなんで?

これ↑今回の写真の中では気に入ってるのの1つです。
今回はソニーa7Ⅲにソニーツァイスの16-35mm f4を持って行きました。広角だからこそ、全体が入って、葉の色の微妙な違いが写せたのかなって思ってます。

階段を上がると

ルーメソ。
下社へ、お礼を言いに行きます。

この前の御岳山の時も思ったのですが、紅葉のシーズンは本当に混むんですね。
並んでの参拝となりました。

下社辺りは赤い紅葉が綺麗です。
ここから…前回、ガクガクになった…下り道。
良い予感は全くしません。

こういう感じのがずっと続くんです。
お恥ずかしいのですが、階段の下りがとにかく怖いんです。
普通の階段も何度か落ちた事があって、嫌だな〜って思うのですが、岩だと大きさも形も違うので、さらに怖いんです。
これを知ってるから、今までこのルートを避けて来ました。
そして、やっぱり怖いよぉ〜!
でも、途中の大山寺に着くと、今日は特別にご開帳はしてるし

紅葉がビックリする程、綺麗!

怖いけど…こっちに来て良かった。

大山寺からはその前よりも少し整った階段になるので、気持ちも楽に(少しだけ)歩く事が出来ました。
そして、下山。

コマ参道を抜けてバス停まで。
ウソウソ、コマ参道は途中まで。横の広い道をタタタッと下ります。
だって、階段はもう嫌なんだもん。

今回は温泉の道具も持たずだったので、このまま帰宅しました。(次回からは必ず入れておこう!)

1年以上振りの大山。ちゃんと、お礼を言えて良かった。また、来年も登りに来たい…いえいえ、必ず来ます。

そして、この秋は那須岳、御岳山、大山と3回も紅葉を楽しむ事が出来ました。
ホント、幸せだな。

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