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弾丸、福島写活

2023年10月9日。
約1週間前の事。
「来週の月曜日に福島のバルーンフェスティバルとコスモス畑を撮りに行きませんか?」とLINEが来ました。
魅力的なお話なので、友人達を誘い出掛ける事になりました。
ただ、集合は午前1時に南浦和駅。

私、沿線民なのですが、約1時間揺られて南浦和駅に到着。
初めて降りました。
改札を出ようと思ったら…すごく視線を感じます。

作業の皆さん。改札の外に並んでました。

発案者のYOUSUKEさんの車で出発です。
YOUSUKEさん、ハコさん、マキさんと私。
4人で福島へと向かいます。

ただ…雨。
雨が降ったら気球は飛びません。
そう、ほぼ中止は決定な道中のスタートです。

この日の日の出は5:40。
雨は降り止まないのでバルーンは断念

朝霧の景色が私達を迎えてくれました。

季節がちょうど良く、黄金色に輝く稲穂と山が良い感じ。

何故か同じポーズで撮ってる3人。

こちらが今回の企画の発案者のYOUSUKEさん。
光を捉えた写真が素敵で「光の魔術師」と勝手に呼んでます。

まず、めざしたのは「磐梯吾妻スカイライン」。
雨ならではの景色を探しに行きます。

最初に降りた場所では

二層になった雲の下の里を見下ろします。
上空の暑い灰色の雲、里の上にかかる白い雲。
そんな様子が綺麗なんです。
あーっ、写真ではイマイチ伝わらないのが残念。

少し移動して

つばくろ谷にかかる不動沢橋。
晴れていれば、橋の向こうに霊山が見える絶景だそうですが、どんどんガスに覆われていく姿は雨だからこそ。

幻想的で素敵です。

谷は紅葉が始まっていました。

こちらはマキさん。独自の視線でキリトル世界は美しく、いつも羨望の眼差しで写真を拝見しています。

それにしても、どんどんと雨が降って来て寒い。

さて、移動します。って車に乗って少ししたところで
「ここ、カッコイイね〜」「よし、撮ろう!」と車をとめます。

道がついてて、その先は

涸れた沢と両側は急な斜面。
わぁーーーーいっ!こういう所は大好きです。

斜面登って岩撮って

めちゃ、楽しい。
皆さんもそれぞれに撮ってます。

こちらはハコさん。クールでカッコイイ中に優しさのあるストリートを撮られています。

この谷、本当に絵になる!

マキさん撮影

皆さん、傘をさしての撮影ですが、私はこの通り有頂天になって遊んでます。
ずんずんと先に行ったら

まだまだ先に進みたくなる感じでしたが、ここまでで引き返します。
足元には

イタドリ
シラタマノキ

可愛いのを見つけました。
気温は11度。雨に濡れた手が冷たい〜。

スカイラインで下車して写真を撮ったのはここまで…ですが、晴れていたら

HPより
HPより
HPより

こんな景色も楽しめるそうです。
また、機会があったら来てみたいです。

次の場所に向かう途中も「あれ、気になるね」と下車。車の自由度って凄い!

そんな事で立ち寄ったのは

小さな集落にある鳥居。
鳥居の奥に階段が続いているので…登ります…は私だけ。

YOUSUKEさん撮影

山道が続き、

すぐに社屋があるわけではないみたい。1人なら上まで行くのですが、戻ります。

鳥居の下はお地蔵さん

神仏一体なのかな?

稲穂の向こうに磐梯山が見え、素晴らしい景色です。

次に向かったのは「猪苗代湖ハーブ園」
ここは有名なフォトスポットなんだそう。

カラフルな傘がいっぱい〜!
所謂、映えるスポット。
私達も

YOUSUKEさん撮影

YOUSUKEさんに撮ってもらいます。
お返しに

園内はハロウィン仕様

そして、ブーゲンビリアが咲いていました。

大きな庭にもなっていて、ハーブや花が植えられているようなのですが、土砂降りになってしまったので断念です。

顔出しパネルはアリス(不思議の国の)に!ハコさんに撮ってもらいました。

お腹も空いたし、何か食べたいね〜とハーブ園を後にします。

猪苗代湖を車中から。
スワンとカメさん発見!

そして、ある小さな集落でお蕎麦屋さんを見つけました。
「お蕎麦だけって事は無いよね????」
「大丈夫でしょ。」

基本的にメニューは「冷たい または 暖かい蕎麦かうどん」。
他は天ぷらが3種類「饅頭、にしん、いか」
揚げ餅、味噌おでんともうひとつは何だっけ?
テーブルには

饅頭の天ぷら…名物みたい。
YOUSUKEさん「かけ蕎麦+にしんの天ぷら」
マキさん「天ぷらうどん+饅頭の天ぷら」
ハコさん「天ぷら蕎麦+饅頭の天ぷら」
私「ざる蕎麦+饅頭の天ぷら+地酒」

地元の十割蕎麦。普通です。

これが「饅頭の天ぷら」。普通の茶まんじゅうに衣を付けて揚げたものでした。
う〜ん、普通に饅頭で良いと思う。
テーブルにはキッチン鋏が置かれたのですが、何に使うかと思えば、天ぷら蕎麦にのってるイカがスルメを揚げたもので、硬いから予め切って食べるためのもの。
そう、お蕎麦やうどんの天ぷらも「にしん」と「イカ」だったんです。
若干のカルチャーショックを受けたお昼ご飯でしたが、お腹も満ちたので次に向かいます。

会津 飯盛山。
会津若松の城下町を一望できる小高い山(314m)。
白虎隊の最期の地であり、不思議な形のさざえ堂が有名です。

猪苗代湖から会津に水を引くための灌漑用水として出来た洞穴。白虎隊はこの洞穴をくぐって飯盛山にやって来たそうです。

YOUSUKEさん撮影

先月、幕末の京都を巡る旅をしました。今年は幕末と縁がある私。

京都で大政奉還が行われ新政府軍が誕生した後に旧幕府軍との間で鳥羽・伏見の戦いが勃発しました。所謂、戊辰戦争です。
京都で敗れ、江戸城を開城し、北へ北へと戦いが移って行きます。今回訪れた会津は旧幕府派の代表選手。新政府軍の最大の敵の1つでした。
そんな会津戦争の中で15~6歳の少年たちで組織された部隊が白虎隊です。
戦いは劣勢で、ここ飯盛山に20名(所説あり)敗走しました。

ここから見える会津若松城(鶴ヶ城)の方に火災が見え(真ん中辺りの森になってる所に城が見えます)、それを城が墜ちたと判断した白虎隊は自身に刃を向け、自害したとの事。

まさに、この場所であり

墓所があります。

宇賀神堂の中にはそんな白虎隊の像が納られていました。

そして、さざえ堂へ。

螺旋状のスロープになっていて、行きと帰りが交わらない造り。不可思議な建物です。

途中の所々で反対側をチラ見出来ます。
最上部は

太鼓橋のようになっていて、天井部にはたくさんの千社札。
宇宙の中にいるみたい。

下りも同じようなスロープ(割と急)を降りて行きます。

YOUSUKEさん撮影

栄螺の殻のような、なんとも不思議な建物です。
建築が全く疎い私が解説するよりも↓

人間って凄い物を作るな〜とただただ感心しました。

時間は15時半。
最後にもう1ヶ所、向かってみる事に。

車から見える景色がいちいちカッコイイ!

旅の最後は大内宿。
会津西街道の宿場町が今もその姿を残しています。

到着したのは16時半。
16時頃からお店はしめ始め、17時にはやってるお店も無くなるそうですが、お店が目当てではないので散策します。

広い街道だったんですね。両側に茅葺き屋根が並んでいます。

こちらのお土産屋さんは営業中。

神社に火の見櫓。

今は飲食店とお土産屋さんが多いみたいですが、昔は宿屋と宿泊客をもてなすお店が立ち並んでいたのでしょうね。
現在、宿泊できる場所は2ヶ所あるみたいです。

これが茅。維持して行くのは大変な努力なのだろうと思います。

見晴台に上り

大内宿を見渡す事が出来ました。

さて、帰ります。
とは言え、免許を持っていない私は運転を変われるわけでもないんですけどね。

今回、バルーンとコスモスのはずが全く違う写真の旅となりましたが、車じゃないと行けない場所ばかり。
企画してくれた上にずっと運転してくれたYOUSUKEさんには本当に感謝しています。
ありがとうございました。

おしまい。

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