●工業高校から薬剤師になるまで②

前回は薬学部での生活を書きました。
大学生活、研究室生活、そして卒業試験での不合格による卒業延期ですね。
今回はその後の予備校生活、国家試験合格ですね。

さて、卒業延期となった僕ですがその後冷静になって分析をしてみました。
まずは勉強方法ですね。
当時考えが浅はかだった僕は過去問中心にやるのではなく

過去問しかやらなかったんです。

まあ過去問は非常に重要ですが、過去問だけでは受かりませんよね。
だから
国家試験合格に向けて過去問→参考書→模試という流れをやろうと思いました。
あとは予備校選びですね。
薬剤師になるための予備校というものがあります。
これは薬学生では知っている人が多いと思いますが、なかなか一般の人には知られていないかもしれません。
数校ですが規模の大きいものから小さいものまであります。
僕はその中でも
歴史が一番古く、実績があること。
出席が厳しく、だらけることに容赦しないこと。
出席率100%で合格するとお祝い金がもらえること
という基準である予備校を選びました。

さて、5月頃に卒業試験があって卒業を確信した僕は6月から予備校に入学しました。
国家試験までの約10か月大阪で初の一人暮らし。
毎日8時に予備校に行って自習、授業を受けて、放課後は予備校が閉まる前まで再び自習。
上記に示した過去問→参考書という流れは意識しながら勉強しました。
もちろん予備校には毎日休まずに通いました。

大阪でのマンション生活は多くの大学生や専門学校の学生と一緒に生活するスタイル。(もちろん部屋、風呂、トイレは別です)
夕食は食堂で担当の人が作ってくれた食事を食べるというもの。
たまに余ったやつをサービスでくれる食堂の人には感謝していました。

そんなこんなで予備校生活をエンジョイ(?)した僕は国家試験本番を迎えました。

今でもあの緊張は忘れません。
1問目のマークは緊張して手が震えました。
ガチガチでしたが、どこか合格する自信がありました。
だってあんなに勉強したんだし。
はち切れんばかりの充実感で2日間の試験を終えて、友人と打ち上げ。
約1か月後に厚生労働省HPで結果を確認する。

合格でした。

何度もパソコンの画面と受験票を確認しました。
加えて家族にも確認してもらい、合格したことを報告。
後日、お世話になった大阪のマンションの管理人と食堂の人にも報告しました。

おめでとう

おそらく人生の中で一番多くの人からこの言葉を聞きました。

嬉しかったです。
こうして僕の国家試験合格を果たしました。

長かったですが、僕の自己紹介も終わりですね。
薬剤師になるまでに多くの人に出会ってきました。
僕は人見知りな性格ですが、人との出会いは大切にしているつもりです。
薬剤師になった今、そんな出会いを大切にしながら多くの人に薬というものがどういうものかを知ってもらいたいと思っています。
薬剤師の仕事に関してはまた時間がある時に追って語りたいと思います。


それはそうと明日から2日間は薬剤師国家試験ですね。
誰もが緊張していると思います。
直前にできることは限られていると思います。
でもできることは必ずあります。
最後まで頑張ってぶっちぎりで駆け抜けてください。
皆さんの合格を祈っています。
ではまた!!

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