●薬剤師が考える参考書と問題集の選び方

今までは一連の流れとして勉強に関する話をしてきました。
今回はちょっとブレイクタイム的な意味で参考書と問題集の選び方に関する話をしてみたいと思います。

・参考書の選び方
薬剤師国家試験の場合は、おそらく大学側が使用する参考書などを指定してくる場合があります。その場合は講義で購入した参考書を使用するので、それに準じるようにしてください。
しかし、場合によっては自分たちで選ぶ必要があるかと思います。また、資格試験を受ける方なんかもどのような参考書を選んだら良いかわからない、悩んでいるという方もいると思います。そのような方を対象に語っていきたいと思います。
筆者の考えだとそんなに分厚くなく、イラストや写真が多い参考書がおすすめです。やっぱりイラストや写真が多い方が記憶に残りやすいです。厚さで言えば、薄い本だと肝心なところに手が届かなかったり、逆に厚い本だと思いしやる気を出すのも一苦労です。あと何より重いので持ち運びに苦労します。したがってまずはネットの評価よりも自分で本屋に出向いて実際に中身をみて決めましょう。

・問題集の選び方
問題集というのはおそらく2種類あるかと思います。
1年分の全ての領域が入ったいわゆる過去問と、特定の分野を集めた過去問です。
これとは別に予想問題というのもあるかと思いますが、これは会社によって難易度に差はあるかもしれませんが、構成は変わらないと思うので今回は割愛します。
1年分の過去問は勉強を開始した序盤に解くのがおすすめです。以前もお伝えしましたが、これは自分の立ち位置と今後の計画を練るのに必要な問題集という位置づけです。少なくとも10年分は目を通すようにしましょう。
その一方で特定の分野に焦点を当てた過去問はどうしても苦手な科目があってそれに集中して対策をしたいという時に有用です。本によってはかなり昔の過去問もピックアップされているので、10年よりも前の過去問も掲載されています。ぜひ自分のものにしましょう。また試験本番までに終わらなかったという悪夢を防ぐためにも、まとめて一気に購入するのではなく、1つの分野をやり終えたら次の分野の本を購入するようにしましょう。

・注意点
参考書や問題集に共通して言えることはやはり一つをやり込むことが大切です。勉強の途中で他の参考書や問題集がとてもカッコよく見えます。しかし、そこは踏ん張りどころ。書いてある内容にそんな大差はないです。それよりも自分の選んだ本を信じて何回もやり込む方が自分の力になります。

~まとめ~
参考書は適度な厚さでイラストや写真が多いやつがおすすめ。
問題集は1年分の過去問と特定の分野の過去問がある。必要に応じて特定分野の過去問も購入しよう。

選んだ本に自信を持って最後までやり抜こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?