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ポーカーをぶっ壊せ!ゲーム「Balatro」レビュー(最高難度「Gold Stake」クリア済み)

ポーカーをモチーフにしたデッキ構築型ローグライクゲーム「Balatro」の最高難易度である「Gold Stake」をクリアしたので、全般のレビューをします。
提供プラットホーム:Switch、PS5/4、Steam (PC)
(私はPS5でプレイ)



評価を一言で表すと…

通常難易度のプレイであれば(代表的なデッキ構築型ローグライクである。「Slay the Spire」と比べて)比較的難易度は低めであり、運もあるが、私はゲームに慣れてきた6回目くらいの挑戦でクリアすることができた。
ローグライク特有のゲームをぶっ壊す感覚が存分に味わえ、爽快感と中毒性はピカイチ。少々翻訳に難があるが非常におすすめできるゲームだ。
一方で、クリアすると1つづつ解放されていく高難易度モード(「Slay the Spire」で言う 登塔アセンション)は非常に難しく、特に最高難易度である「Gold Stake」は理不尽とも言える難易度で、非常にやりごたえのあるゲーム体験になっている。
(ただし、私は最初期にアンロックされるベーシックなデッキで挑んでいたため、体感難易度は比較的高いかもしれない。)
なお、ポーカーについての知識はゲーム内にガイドもあるため基本的は必要ない。逆に言えばポーカーの知識がゼロで本作をプレイすれば、役に付いての知識が身につくためお得かもしれない。


Balatroは具体的にはどんなゲーム?

本作はポーカーをモチーフにしたゲームであるが、基本的には手札から最大5枚のカードを選んで役を作り、役に対応した点数を加算するといった流れを数回繰り返し、各ステージの規定点数を超えることを目的としたゲームである。つまり敵は点数であり、現実のポーカーのように対戦相手より大きい役を作るみたいな駆け引き要素は一切ない。良くも悪くもポーカーはこのゲームにおけるモチーフ以上でも以下でもないのである。
そしてステージ終了後のショップで様々な強化要素を購入することで、デッキ、役ごとの点数、後述するジョーカーカード等でランを改良し、どんどんポーカーをぶっ壊していこう!

拾い物の画像だが、ぶっ壊れるとは「こういうこと」だ

目玉機能「ジョーカー」

Balatroには目玉の強化機能である「ジョーカー」が存在する。これは所謂装備品のようなもので、デッキに組み込まれる訳ではない。全部で150種あり、点数に直接寄与するものからショップで使うお金に寄与するものまで様々だ。

スペアトラウザー:「ツーペア」を作るたびに追加する倍率を2づつ増やしていくカード
グラタナス:クラブスーツを使用したカードをプレイすると、得点時に倍率を3増やすカード
ゴールデンジョーカー:ブラインド(ステージ)の終了時に4$を得るカード
ブループリント:右側のジョーカーの能力をコピーするカード

150種中4つだけを紹介したが、勘のいいゲーマーならこれだけでも何か悪いことができそうな感じがしないだろうか?
ちなみにブループリントは右側のカードの能力をコピーするが、このゲームはほとんどのタイミングで任意にジョーカーの順序を変えることができる。
恐ろしいと思わないか?
このゲームは基本的にいかにこのジョーカーカードでコンボを作るかが肝になるゲームだ。


トロフィー、実績について

PSやSteamにあるトロフィーや実績ジャンキーの皆様方
このゲームのトロコンは非常に難しいというか実質不可能レベルだ。
原因はこれ

Completionist++すべてのジョーカーでゴールドステークを獲得する。

すべてのジョーカーでゴールドステークとは、すべてのジョーカーカードを持った状態で最高難易度であるゴールドステークをクリアするという頭のおかしい実績である。先述した通り本作の最高難易度は非常に難しく、弱いジョーカーカードを1枚でも持ってクリアするのは至難の業である。それも150種ある全てのジョーカーで!莫大な時間と労力がかかる。残念ながらよほどの覚悟がない限りはトロコンは厳しいゲームとなっているのだ。

さいごに

私はこのゲームでゴールデンウィークを棒に振ってしまった。それだけ中毒性高いゲームだ。インディーズ故の不便さやローカライズの粗さはあるが、ゲームの面白さは保証する。これを読んだ諸君もこのゲームで貴重な休日を棒に振ってほしい。


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