ゴースカ8の感想等記録

はじめに

ほとんどの人が初めまして。クラリと名乗る者です。綿密な自己紹介は省きまして、『Spitzbergen 30th Anniversary Tour "Go! Go!スカンジナビア vol8"』通称『ゴースカ8』の初日公演に参加してきたので、その感想を日記的に記していこうと思います。
この記事にはセトリやMCもろもろに関してのネタバレを含むので、これから神戸公演に行かれる方、円盤を楽しみに待つ方などは閲覧を控えていただくようお願いします。すでに参加された方や、内容を知りたいなどの方はこのままお読みください。曲に関しての感想がほとんどです。演出とかに関しては、円盤を見直したほうが良いと思うので。なお、一個人の感想に過ぎないので、冗談半分に読み流していただくことを推奨します。あと、誤字脱字があったり、文調にぶれがあるかもしれませんが、見逃してやってください。

本編感想前に

ゴースカでは参加者が三曲選んで投票し、その集計結果を元にセトリが組まれます。私が投票したのは、『ハネモノ』『君と暮らせたら』『リコリス』です。『ハネモノ』は純粋にスピッツで一番好きな曲で、いつかライブで聴きたいと思っていたので、投票しました。まあ猫ちぐらの夕べでやったんですけどね…。その時期は多忙で、参加できず、後悔したのを覚えています。後の二曲は、ライブであまりやっていない曲で、好きなものを選んだ感じです。あと悩んだのは、『テレビ』『僕はジェット』『花と虫』あたりだった気がします。
グッズとしては事前にTシャツだけ注文してましたが届かなかったので、仕方なく夏イベのTシャツで行きました。結果的には目立って良かったかも。後会場でティッシュとライトバンクルを購入。ライトバンクルは買うつもりは無かったんですけれど、思ったよりも皆さんが買われていたので買ってしまいました。結果的には大正解。
席はアリーナの十番台!今までスタンドしかなかったので、あまりの近さにライブ開始まで興奮冷めやらぬといった感じでした。

本編

1.ありふれた人生

良い意味で意外だった曲。猫ちぐらの夕べで『恋の始まり』が一曲目だと知った時も驚いたんですけど、今回も『スーベニア』から『ありふれた人生』が来ました。ストリングスが効果的に用いれらている楽曲っていうのもあって、まさか!といった感じでしたね。でも横浜公演のランキングには入ってないんですよね。神戸公演でランクインしたのか、それともスピッツ側が選んだのか。後者だとしたら、分かってるぜスピッツ。というかこの日のセットリストの一番と言って良かったかも。始まりのワクワク感にふさわしい最高のスタートを飾ってくれました。まあとにかく最高でしたね。草野さんの声が映える曲の一つ。音源の間奏ではストリングスが弾いてた部分を、(聞き間違えでなければ)三輪さんがギターで弾いてました。NEWMIKKEの『放浪カモメはどこまでも』でもそういうのありましたけれど、クージーさん含めた5人のみで曲を演奏するっていうスピッツの姿勢は本当に素晴らしい。ライブに行く醍醐味の一つでもありますよねこういうのは。

2.三日月ロックその3

ギターでしょっちゅうやる曲なので、正直聞き飽きてた感はあったんですけど、生で聞くのは初めてだったので新鮮に楽しめました。一曲目が聴かせる系の曲だったので、序盤はしっとり行くのかと思いきやこっから三曲は盛り上がる感じの曲でしたね。

3.恋する凡人

夏イベでもやっていた曲だったので、盛り上がる系で言えば『えにし』とか『幻のドラゴン』とか『ハニーハニー』とか『オケラ』とかの方がまあ、聴きたかったけど、いい曲であることは間違いないです。ギターソロのハーモニクスが大好きです。

4.ヒバリのこころ

二日目、三日目は『俺のすべて』だったらしく、つまり草野さんが歩き回る曲の枠ってことなの?ファンクラブ30周年としては相応しい。


MC

なるべく投票結果に沿う曲でセトリを組みました的なことを言ってました。三輪さんが、『や投票した曲がやらなかったら少数派ってこと』と仰ってましたけど、一位の曲も300票ちょいだったはずだから、ほとんどの人が少数派ってことになっちゃわないのかな…。

5.あかりちゃん

自分は恥ずかしながら存在は知りつつもこの曲は数回しか聴いたこと無かったので、新曲かと一瞬思ってしまい、「投票された曲でセトリを組んだ」という発言の後に新曲をやるという新手のギャグかなと思ってしまいました。すみません。

6.猫になりたい

まあやるだろうなーと思ってた曲その①。その③は三日月ロックその③のことでは無いです。草野さんがちょっと歌い辛そうにしてた気がする。それが作用したせいかは分からないけれど、アウトロのギターをちょっとミスされてた。どうでも良いことだけど、自分は結構グレッチとかエピフォンのカジノとかのセミアコが好きで、何故って見た目がかっこよくて、音が繊細な感じがするからなのだけど、だから猫になりたいはそういった部分でも見れてよかったですね。

MC

草野さんが『ギターミスりまくった』みたいなこと言ってた


7.桃

やるだろうなーと思ってた曲その②。みんな大好き桃。バンクルの色はピンクにしてました。なんやかんや言って名曲ですよね。アルバム曲ゆえの名曲感はある。後にも言うかもしれないけれど、『桃』、『スピカ』、『夜を駆ける』あたりはもう固定枠にして、投票候補から外しても良いんじゃないかな。

8.僕はきっと旅に出る

意外にして今回の個人的ハイライトその②。ちなみにその①は『ありふれた人生』だけど、その③は『三日月ロックその③』ではないです。最近、『小さな生き物』をよく聞いていて、というのも震災後に作った作品ってこともあって、コロナ禍の今にも刺さる部分が結構ある気がするんですよね。だから、この『僕はきっと旅に出る』も、良いな〜って思いながら聴いてたんだけど、まさか他のスピッツファンもそう思ってたとは、驚き。ちょっと泣いちゃいそうになっちゃいました。草野さんにしては歌詞が結構直接的な曲の一つではあるんだけど、そういう曲にしかできない役割ってのがあって、今回はそれを全うしてた感じはありました。旅に出ている曲ではなく、旅に出たい人の曲、っていうのが最高にスピッツしてるんですよね。願い続けて叶った結果が、今回のゴースカ参戦だったと思うと、これ以上は文字にできない。

ジャッジャッジャーン


9.砂漠の花

前のゴースカでやったってのを聞いた時もそうだけど、今回も入ってて意外だった。みなさんお好きなんですね。自分もまあ好きですけど、ここまで人気だとは思いませんでした。イントロの田村さんのベースが超カッコよかった。

10.紫の夜を越えて

これも意外でした。もちろんコロナ禍の中で輝く曲の一つですけど。個人的に、「最近やった曲、つまり前回のゴースカ、猫ちぐらの夕べ、NEWMIKKE、優しいスピッツあたりでやった曲はあまりやらないんだろうな」っていう固定観念があって、シングル等意外性のない曲にたいして意外性を感じてしまう節はあるのだと思う。後に投票上位であることが判明してそれにも驚くのだけれども。大好きな曲ですけどね。

MC

初日は46都道府県からの参加ということで(残り一県は秘密、想像してる県ではないだろうとのこと)、各地域毎に参加者が手を挙げるコーナーみたいのがあったのだけど、自分は東北から来た少数派ということで、メンバーに認知してもらえた!気がしてる!!。周りのお客さんが拍手してくれて、あったけえよこの会場ってなった。嵐のコンサートで男だけに声出させるパートがあって、それに近い恥ずかしさを感じました。

(ここからセンターステージ)

センターステージは、それこそミスチルとかはよく使ってるんだけど、スピッツは多分初めて?ですよね。感想としてはすごくよかった。バンクルの色も曲ごとに統一する(手動で)のだけど、曲前に提示される色から連想した曲がことごとく違ったので面白かった。メンバーの配置が一曲ごとに変わるのが凄い新鮮で素晴らしかった。

11.仲良し(PINK)

まさか『海とピンクか』!?とか思ってたけど全然違うじゃん!でも好きな曲なので嬉しかったですね。特別生で聴きたい曲かどうかって言われると悩むけど。センターステージ枠の曲は(今のところ)ランキングに入ってる曲じゃなかったので、スピッツサイドがこれらの曲を決めてるとしたら、全編そっちが決めてもらったセトリの方がむしろ聴きたいんですけどね。こっちのほうがレア曲多くてファンクラブ限定ライブって感じする。

12.ナンプラー日和(ORANGE)

ちむどんどんする曲をやるみたいなことを言ってたので、『どんどどん』かと一瞬思った。
ナンプラーってオレンジなのか…?
盛り上がる曲で良いですよね。踊ってる人もいて、センターステージにすごく映えてました。

13.謝々!!(LIGHT BLUE)

『インディゴ地平線』?いやでもインディゴブルーではないし、『群青』…?とか思ってたれけど、色から予想できるものではないとこの辺でようやく悟った。『フェイクファー』の曲は草野さんは聞くのが辛いと昔仰ってたけど、最近よくやるようになって、この調子で『センチメンタル』とか『ウィリー』もやって欲しいな。

14.エンドロールには早すぎる(YELLOW)

『胸に咲いた黄色い花』!?って、さっき色から予想できそうにないって悟ったのに思ってしまって、でもディスコっぽいことをするって言ってたので、『エンドロール…』だなってすぐ分かりました。スピッツの真上にミラーボールがあって、本当にディスコみたいでした。『ハネモノ』や『潮騒ちゃん』なんかもそうだけど、手拍子で乗れる曲はライブの醍醐味感ありますよね。

(ここまでセンターステージ)

15.愛のことば

あんまり個人的な解釈を述べるのも違うのかな、って思うけど反戦歌と解釈されがちな曲であって、この時期にやる意味ってのも多分あるんでしょうけど、まあそれに関係なく好きな曲ではあるので今回聴けて良かったですね。

16.運命の人

これに関してはあんまり感想はないですかね。いつも通りでした。相変わらず歌詞が天才だと思います。でもなんかこれからやる機会少なくなるかも?とか思うと真剣に聞きたくなりますよね。

17.8823

まあこれもいつものツアーで散々やってる曲ではあるんだけど、盛り上がるのは間違いない。次の曲もそうだけど、ツインギターからしか得られない栄養素ってのがあるんですよねこの世には。

MC

当日の順位が気になりすぎてここ何話してたか覚えてない。こっから当日の上位3曲をやるって聞いて、『桃』とか『砂漠の花』は違ったんだ!とむしろ驚いた記憶。

18.スピカ(当日3位)

まあやるだろうなーと思ってた曲その③。

実は生で聞くのは初めてなので、普通に良かった。ギター好きなんですよね。

19.夜を駆ける(当日2位)

この曲を聞いてるとき、むしろ一位が何か気になりすぎて集中できなかった。

20.大好物(当日1位)

このイントロが聞こえたとき、曲順間違えたか?と思うほど意外でびっくりしました。これが一位になったことに関して、色々考えたのだけれども、以前田村さんが『最新曲をやるためにバンドをやっている』と仰っていて、それに近い考えのファンも多くいたのかなーと思ったり、投票先がばらけすぎて結果一位になったのかなと思ったり…。まあバンドにとっては、最新曲が一番人気っていうのは嬉しいんじゃないのかな。もう一年も経ってるから最新曲ではあっても新鮮な曲という感じはしませんが。夏イベとか優しいスピッツでもやってたし。まあいい曲だと思います。ぎりぎりまで『君と暮らせたら』が来るんじゃないかなと期待してた分のダメージはでかかった。


順位発表、スーツ映像

順位発表がここであって、詳しくは覚えてないんだけれども、結構これまでにやった曲が入ってたり、それ以外だと『楓』『正夢』『若葉』『田舎の生活』『1987→』とかが入ってて、まあそのうち数曲でアンコールは構成されていたのだけど、一位の曲が300票ちょいぐらいでした。曲が多すぎるが故に、とりあえず入れとこ精神で、結果的に最新曲に集まった可能性はあると思います。一万人来て300票ちょいで一位ですからね。
スーツ着てたので、ワンチャンビートルズのカバーとかしてくれないかなーなんて思いましたが、さすがに。

21.1987→

三輪さんのギターの音が反映されてなかった?トラブルで、イントロ後少しやったあとやり直し。中々見れないトラブルで新鮮だった。

22.サンディ(仮、新曲)

『猫になりたい』と同じ草野さんがセミアコを持っている曲でした。ジャキッとしたサウンドが素晴らしいね。どちらかというと大人し目な曲かな。シングルではないと思う。

23.正夢

まあこれも猫ちぐらの本編ラストにやって、直近で映像公開もされてたので、ゴースカのラストとしては適任かどうかって言われると特別感は薄い気もするけど、まあ純粋に良い曲ですよね。

二日目、三日目のセトリを受けて


おい!!

どうして『君と暮らせたら』をやっているんだ!!

本当に、その枠が『ありふれた人生』じゃなかったら瀕死状態だったかもしれない。自分が投票してた曲がランクインしてたのは喜ばしいことなんだけど、自分が行く日じゃなかったのがショック。まあやった三日目が映像化されるっぽいので、大丈夫そうなんです。
その他だと、『俺のすべて』が『ヒバリのこころ』の代わりにやってたり、ランキングの都合上の少しの曲順変更があったりした程度で、大まかなセトリ変更はなさそうですね。神戸公演で大きく変わってくるのか、楽しみです。

総括

想像通りの部分と、いろいろな意味で意外な部分はあったけれど、期待外れな部分は無かったですね。スピッツのライブはどれも素晴らしい。曲の演奏、歌はこれ以上ないってほど高レベルだし、MCと演出が落ち着く独自の空間を作り出しているし。
神戸公演のセトリと新たな動きを楽しみに待ってます。
皆さんの感想なども良ければお聞かせください。


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