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JO1はなぜ人気? 日本版 PRODUCE 101の戦略を考えた吉本興業の狙いとは...

話題沸騰の11人組ボーイズグループのJO1

世界的な音楽シーンで人気を博しているK-POPブーム。

このトレンドを日本版アーティストとして体現しようとしているグループがいる。それが、話題沸騰の11人組ボーイズグループのJO1(ジェイオーワン)だ。

彼らは、PRODUCE 101 JAPAN、略して「プデュ」と呼ばれるプロデュース番組から生まれたダンスボーカルユニットであり、国民一人一人がプロデューサーとしての位置付けで、サバイバルオーディション番組に参加する練習生の中から「推し」となるメンバーを応援していく構図となっている。日本のエンターテインメント市場において特有な、「未完成」な側面を応援していくことに共感を覚えやすい側面と、韓国K-POPにおける楽曲やダンスの完成度の高さを合わせた形でのプロデュース番組とも言えるかも知れない。

そんなデビュー前の段階から、自分の推しのアイドルがデビューする瞬間までを視聴者として応援することができる番組の中で誕生したJO1(ジェイオーワン)だが、パフォーマンスの向上度や楽曲に対する人気が急上昇している。

JO1(ジェイオーワン)の魅力とは?


それでは改めて、JO1(ジェイオーワン)の魅力とは何だろうか?と考えてみたい。

それは勿論番組的な話題性もあるのだが、メンバーの切磋琢磨する様子が直近でみられる番組や、SNSを通して視聴者が抱かざるを得ない親近感にあるのではないだろうか。

そもそも、JO1は昨年2019年12月11日に、『PRODUCE 101 JAPAN』の最終結果が発表され、デビューメンバー11人が決定した。

そしてメンバーに選ばれたのは、1位から順に、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人だ。番組などのメディアを通して、応援していたファンの間ではすぐさま話題に上がったが、間も無く彼らはデビューの準備に入るため、露出が激減していた。“JAM”(=JO1のファン)にとっては、彼らの活躍を見ることができる瞬間を待ちわびていたのだ。

AKB48のような女性アイドルグループと似ている側面もあるが、番組を通じて、間近で努力する推しのメンバーに対しての親近感が上がらざるを得ないような構図ができているのだ。

また、PRODUCE 101 JAPANで誕生したJO1の所属は、吉本興業と韓国のエンターテインメント企業CJ ENMであり、そのマネジメント体制も日韓共同でのプロデュースワークとなっている点も面白いところだ。韓国K-POPとしての完成度の高さという良さと、日本のアーティストとファンの距離感の近さの両方を上手く捉えた、プロデュースを今後どう展開してくか注目だ。


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