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新メンバーの小熊りん、CUBΣLICに新しいKawaiiを描き加えるか?

 今年2月に2人のメンバーが卒業。オーディションの末、新メンバーに小熊りんを迎えたCUBΣLIC。twitter上には、表情を隠した姿でいち早く登場していたが、最新アーティスト写真の公開に合わせ、ついに小熊りんを加えた新生CUBΣLICをお披露目した。

  バビ語を操る新メンバーの小熊りんは、声優を目指し、舞台を中心に活動を続けてきた役者(女優)。CUBΣLICのメンバー月嶋なるの高校時代の同級生であり、同じ表現者仲間ということから推薦を受け、CUBΣLICの新メンバーオーディションに参加。表現力の豊かさはもちろん、他の人たちが1-2曲覚える間に数曲の歌や振りを覚える飲み込みの早さから、ただ1人選ばれたメンバー。まさに、CUBΣLICの即戦力であり、グループに新しい色を加える存在だ。


新生CUBΣLICとしてのお披露目は、3月27(日)にNaked Loft Yokohamaで行うトークショー「CUBΣLIC爆誕秘話〜新メンバーお披露目最古参って言っていいんだよSP〜」から。新体制によるライブは、4月2日(土)にSHIBUYA DESEOを舞台に行うイベント「NOT FAKΣ」と、ワンマン公演「CUBΣLIC is here now【無銭単独】」が始まりになる。ここでは、CUBΣLICの最新インタビューをお届けしたい。


「憧れだったアイドルの道を目指したい」と思った。

――CUBΣLICが行った新メンバーオーディションを通し、小熊りんさんが選ばれました。りんさん、CUBΣLICのメンバーになろうと思った経緯から教えてください。

小熊りん じつは、メンバーの(月嶋)なるとは高校時代の友達で、昨年、何年かぶりに再会。以降、一緒にご飯に行くような関係でいました。その関係を続け始めて間もなく、なるから長文の連絡が入りました。それが、「CUBΣLICが新メンバーを募集してるんだけど、ぜひ推薦したいからオーディションを受けてほしい」という内容でした。 


――りんさんは、なるさんがCUBΣLICとしてアイドル活動をやっていることは、以前から知ってました?


小熊りん  知ってましたし、久しぶりに会って以降も、「こんな感じで活動してる」というお話はよく聞いてました。じつはわたし、声優を目指していて、舞台役者として舞台に立つなど、わたしも"表現をお仕事"にしていました。だから、お互いの環境の中での楽しいことや悩みなどもいろいろ語り合っていたんですね。ただし、わたしが知っていたのは「なるがCUBΣLICというグループでアイドル活動をしている」くらいで、それまで楽曲も聞いたことがなくて、詳しいことは正直わかっていませんでした。だから、誘いがきたときはびっくりしました。


――なるさんは、何故りんさんを誘おうとしたのでしょうか。


月嶋なる  卒業したメンバーが、元気系のキャラクターで可愛い歌声を魅力にしていました。わたし、りんのキャラクターと声質に、卒業した子と重なる面を感じたこと。その子がメインで歌っている楽曲にはセリフを取り入れた内容も多かったから、声優を目指し、役者をやっているりんにはピッタリだと思ったからこそ、長文メールで「ぜひCUBΣLICのオーディションを受けてほしいんだけど」と熱意を伝え、それでCUBΣLICのオーディションに挑戦してもらいました。


小熊りん  なるの熱意が本当に凄かったので、わたしもそこは真剣に考えなきゃと思い、「ここでアイドルという道を選んだら、今後どうなるのか」「果たして自分にアイドルは出来るのか」など、いろいろと思いを巡らせました。そのうえで「このチャンスを活かそう」と思い、わたしもオーディションに挑戦しました。


――りんさんは、なるさんに「アイドルにならないか」と誘いを受け、それでアイドルに興味を示した形? 


小熊りん  わたしが「声優になりたい」と思った理由が、わたし自身としては無理でも、声を通して演じることでいろんなキャラクターになれるという理由からでした。その中には、アイドルになりたい願望もありました。その道を目指すうえで、演技をしっかり身につけようと役者として活動を始めたわけですけど。なるからアイドルになれるチャンスをもらえたことから、「憧れだったアイドルの道を目指したい」と思ったことも大きかったです。


――舞台役者をやっていたということですが、歌やダンスの経験もあったのでしょうか?


小熊りん  役者として舞台に立っていたから、人前に立つことには慣れていましたけど。歌はそこまで自信がなかったので、今もボイトレを受けながら磨きをかけています。ダンスは、小っちゃい頃からアニメのキャラクターの真似をしながら踊るなど、気づいたら勝手に身体が踊りだしていたくらい、昔から大好きです。


――そこは、「踊ってみた」動画をよくアップしている音さんとも共通するところじゃない?


黒川音  同じ匂いを感じます(笑)。わたしもアイドル活動の前から舞台役者をやっていたから、アイドルになった経緯も近いんですね。なんか、自分の姿も重ねてしまいます。


小熊りん  そこはもう、先輩だからね。


――なるさんから見た、りんさんってどういう人なの??


月嶋なる  高校時代のりんは、明るくいてノリの良い子という印象。むしろ、それしかなかった(笑)。というのも、最初は仲良しの4人組でよく遊んでたんですけど、お互いの片割れどうしがバチっちゃって、それぞれの相手へ連れてかれるようにわたしとりんは離れてしまったから、それ以降はりんと接することもなくなり、正直、そのときの印象のままでした。だから、実際に接してみて、こんなにも熱意を持って活動をしてくれることが嬉しい驚きでした。


小熊りん  それは、わたしもなるに感じてた印象。こんなに熱い子だったとは正直思っていませんでした。メンバーになる前からでしたけど、CUBΣLICの今後についていつも真剣に考えて語っていたり、とにかくグループ愛がすごく強い子だなと感じていました。だからこそ、わたしも今はその気持ちに絶対に応えなきゃと思っているし、なるや音ちゃん、過去のメンバー、ファンの皆様が築きあげてきたCUBΣLICの姿をわたしが加入したことで崩すなんて絶対にあっちゃいけないこと。むしろ、もっともっと良い方向へ持っていく力にならなきゃと思っています。

  音ちゃんの印象は、とにかく優しい人。初めて会ったときから、今も、そこの印象は変わってないです。音ちゃんは小さなことにもすぐに気づいてフォローしてくれれば、細かい気遣いもしてくれる人。わたしが2人に追いついていけてないとき、いつも音ちゃんが振り向いて引っ張りあげてくれるんですね。それくらい、想いを持って寄り添ってくれる優しい人です。


黒川音  それは、わたしも一緒。りんちゃんは優しくて頼もしくて。CUBΣLICにすごく愛情を持って入ってくれて、本当に「入ってくれてありがとう」って気持ちです。それに、りんちゃんは性格が明るいから、スタジオで練習しているときもいつもその場が明るくなるから、すごくいい感じです。


――りんさんの、CUBΣLICの楽曲についての印象も聞かせてください。


小熊りん  CUBΣLICの楽曲はサブスクに全曲アップになっているから、そこを通して聞いたんですけど。わたし、キラキラとしたエレクトリック系の楽曲が大好きだから、触れたときには「なんでもっと早くCUBΣLICの曲を聞こうとしなかったんだろう」と後悔したくらい、すごくツボにはまりました。ダンスもバキバキに踊るし、生歌で届けている、まさに全力でアイドルしているグループ。しかもCUBΣLICには激しい表情もあるじゃないですか。そこのギャップにもハマッたくらい、一気に好きになりました。


――3人とも、どちらかといえばキラキラポップ系の歌声ですよね。となると、ラウド系の楽曲は今後誰が歌うのでしょうか。


月嶋なる 今はまだ探り探りの状態ですが、今後も激しい楽曲はライブで披露し続けます。確かにりんは、可愛い系が似合う歌声ですけど。だからこそ「EXMACHINA」や「FLYWITHME」など格好いい激しい曲を、りんがどう歌いこなすのか楽しみにもしています。

 それと、りんはダンスを得意としていて、本当にうまい子。わたしや音ちゃんのダンスともうまくユニゾンで寄り添ってくれるように、3人での息のあったパフォーマンスもこれからのCUBΣLICの見どころになりそうです。 


――新生CUBΣLICの魅力は、そこにもありそうですね。


月嶋なる  3人の一体感こそが、新しいCUBΣLICの魅力になるのは間違いないです。実際にレッスンをしている動画を見ても、りんの歌声やダンスが2人へ絶妙に寄り添ってくれて、そのユニゾン感をぜひ見ていただきたいです。


黒川音  遠目から3人のパフォーマンスを見たときは、本当に一体感を持った姿として見えてくると思います。今もまだ進化の過程で、実際にライブ活動を行いながら、経験を重ねるごとにどんどん磨きがかかっていくなと私たちも期待しています。



だからCUBΣLICにりんは欠かせない。


――新制CUBΣLICのライブのスタートとなるのが、4月2日にSHIBUYA DESEOで行う主催イベント「NOT FAKΣ」、その後に行う無銭単独公演「CUBΣLIC is here now【無銭単独】」になります。


月嶋なる  もともと単独公演をやる予定はなかったんですね。だけど、りんが「単独公演をやりたいです」と言ってくれたことで、「無銭単独」という形でワンマン公演を行うことになりました。それも、りんをメンバーとして選んだからこそ出来たことなんです。


――そこ、気になります。


月嶋なる  CUBΣLICのメンバーオーディションでは、100名以上の応募の中から数人の候補者が最終審査に残りました。じつはその子たちも今、候補生のような形でレッスンを続けています。彼女たちも魅力を秘めていますけど。りんは表現者としての経験を重ねてきた強みがあるといいますか。普通、「この期間なら1-2曲をマスターする」ペースという中、りんはすでに5-6曲はマスターしていました。その飲み込みの早さがあるからこそ、りんがメンバーに決まってからデビューライブまでそんなに期間がないにも関わらず、単独公演を行う決断ができたわけなんです。


小熊りん ライブの前に行うトークショーが、わたしの初お披露目の場になるんですけど。それを提案したのが、なるでした。


月嶋なる  りんはキャラクターも立っていて、役者をやっていたし、声優を目指しているように声にも魅力のある子。しかも、表現に懸ける熱い想いも持っている子だから、先にファンの方々へ、りんの声の魅力やキャラクター、熱意などを知ってもらったうえでライブを見てほしいなと思いました。何も前情報がない状態で見るよりも、あらかじめりんの魅力をわかったうえで歌やパフォーマンスを見てもらったほうが、絶対に「だからCUBΣLICにりんは欠かせないんだ」とわかってもらえるなと思い、トークショーからのお披露目ライブという流れを組み立てました。


――単独公演のセットリストも気になります。


月嶋なる  今はまだ構成中ですが、キラキラした可愛い系の曲はもちろん、格好いい系の楽曲も、いろんなCUBΣLICの面を見せようと思っています。単独公演ではおなじみのゲームコーナーも登場するかも?。その前に行うイベント公演にも格好いい系の楽曲を組み込むのか、kawaii future popな面だけでライブを行うのか、そこも楽しみにしていてください。あっ、当日は、新曲も披露しようと思っています。

  じつは「無銭単独」を決めたときも、既存の曲だけで構成しようと思っていたんですけど。新体制のスタートというところでメンバーの熱意を感じ取ったTEPPANさんがすぐに新曲を作ってくださいました。


小熊りん  あのときは、「新曲もあったらいいよね」と、夢や願望として口にした言葉だったんですけど。まさか本当に新曲が生まれるなんて夢のようなお話だなと思いました。


――新曲は、どんな感じに仕上がりそうなの?


月嶋なる  りんの歌声を活かそうということから、可愛くてファンタジック、しかもポップさを究めた楽曲になりそうです。これまでCUBΣLICを応援してきたファンの方が聞いても、「新しいCUBΣLICが見えた」と感じてもらえると思います。


黒川音  初めて聞いたときから「めっちゃ可愛い」と感じたように、キュンキュンしてました。ほんと、今までありそうでなかった楽曲だから、「またここから新しいCUBΣLICが始まるな」と感じてもらえると思います。


小熊りん  これまでのCUBΣLICをうまく引き継ぎつつ、この日の公演から、また新しいCUBΣLICの一面を見せてゆくきっかけにしていけたらなと思っています。


――単独公演にはゲームコーナーもあるかもということは、おなじみ巨大ジェンガに挑戦するのでしょうか?


小熊りん 挑戦したいし、罰ゲームもやりたいです。虫って高タンパク質って聞くから、わたし、罰ゲームで虫を食べることを提案したいです。


黒川音&月嶋なる  それは嫌!!


――どんなことをやってくれるのかも楽しみにしています。最後に、メンバーからひと言ずついただいてシメようか。


黒川音 正直、4月2日にステージに立つまで実感はわかないと思うんですけど。このメンバーで、改めてCUBΣLICとして、今まで以上にいろんな場所に行って活動したいなと思っています。新生CUBΣLICのスタートを見られるのは4月2日だけなので、イベント公演/無銭単独公演ともに楽しんでもらえたらなと思います。


小熊りん  まずは3月27日にお披露目となるトークショーでわたしのことや新制CUBΣLICのことを知ってもらい、4月2日で新生CUBΣLICの姿をしっかり見てもらいたいなと思います。お披露目公演は3月27日からが始まりです。そこでみんなで気持ちを高めあい、4月2日の2公演で一緒に正式に新生CUBΣLICのスタートを切りましょう!!! 


月嶋なる  りんの加入が決まってから、あっと言う間にお披露目公演までの日時が決まりました。いきなり単独公演ができるのも、りんのモチベーションがとても高いからこそ。これまでのCUBΣLICを応援してきた人たちにも「新生CUBΣLICめちゃくちゃいいよね」と言ってもらえるライブをやる自信がありますし、期待は絶対に裏切らないから、ぜひ当日を楽しみにしていてください。


文:長澤智典

COSTUME:Cendrillon Project

COSTUME COORDINATION:Hiroko Tokumine ロリータウエディング

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