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インターネットが一気に普及しだした2000年代前半、私が使い方を学んだのはニュー速VIPだった

昨晩、急に昔の事を思い出して

曖昧な記憶の、欠けたピースを探しに

インターネットに貪りついた

~これはまだ私がVIPPERだった頃のお話~

今から大体、多分、たしか15年くらい前

私はインターネットの世界に住民票を置いていた

私が向かう先は「2ちゃんねる」で

張り付いていた板はニュー速VIP

通称「VIPPER(ビッパー)」と呼ばれる所に籍を置いていた


当時、2ちゃんねるという場所にはヲタクが集まる…

逆にみんなのイメージするヲタクはVIPPER達の言動が

世に、メディアにさらけ出されはじめたからかもしれない

童貞、自宅警備員(ニート)、人間として低スペック

本当にそんな人ばっかりだったのか、
それともいつもの自分じゃない自分になる事が気持ち良かったのか

自虐的なのになぜか共感できる…そんな場所だった

そして彼等は非常にノリがよく

インターネット上でのルールやマナーが

実は本当に綺麗だった

分からない事があれば【ggrks】

使い方が分からないなら【半年ROMれ】

今の状況を完結に把握させる【今北産業】

まだインターネットが普及しだした時代に

まるでチュートリアルのように

1人1人が自分の力でフェイクと真実を見極める

他者の文字の書き込みだけで

インターネットの本質を見抜く練習をしていたのだ

今の若者達の方がよっぽど

たくさんのコミュニケーションツールを持っていて

今の若者達の方がよっぽど

個性を磨いて発表する場がある

今の若者達の方がよっぽど

知識豊富で

今の若者達の方がよっぽど

自由にして良い分「生きにくい」

インターネットがあれば何でもできる時代だけれど

それを学ぶ環境というのが必要で

私はたまたまそれを2ちゃんねるで学ばせてもらっていた

30代以降のインターネットに強い人達は

きっと普及しだした時に

そんな学びの環境に飛び込んで

実践してきた人たちなんだろう

スネークや買い占めしていた頃の思い出話は

また今度

同じ時代を生きた人が居れば懐かしんでくれると嬉しいです.*✿

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