『娘の弁当が気に入らない』を読んで
二連続してこんなん書いてる場合かって思うけど書かせてくれ、やはり女はクソだということを!
違うんだ(なにが)!
私だって女だし判る、気持ち判るよ私だって毒親育ちだからね言いたいこと判るよ~けど違うだろ!!ってなった漫画を読んでしまったので書かせて欲しい。いいかな?イイトモー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!クソが!!
『娘の弁当が気に入らない』という漫画をご存知だろうか。
いつだったかついった君で見かけてサラッと読んだ時からもう悍ましさを感じていたのだけれど、最近キンドルで全話読みました。最近というか今!たった今!ジャスタイナウ!!
簡単に言えば『家事炊事できない・しないけれど、夫や子供たちが理解者な女性がいる。その女性は会社で娘が作ってくれた弁当を食べようとした時、部下の新人男性に弁当を褒められ娘が作ったと言えず、それ以降新人男性からの褒め言葉目当てに娘に弁当のことで注文(という名の苦情)を入れ、家族の関係にヒビが入り──』的な話だ。
主人公の女性『桃子』は『女は学などなくていい』『家事炊事できなければ嫁に行けない』という固定概念の両親に縛られ、それらが嫌で炊事や家事への拒絶反応があった。そのため桃子が作り上げた団欒は『各々が家事をし、炊事は総菜でよし』というもの。
そこはうん、まあ別にいいよ。
それぞれの家族の形があるからね。別にいいんじゃないのと思う。
ただ問題は桃子が会社の新人男性からの『褒め』を求めるあまり、娘へ多大なる迷惑極まりない注文(苦情)を入れる点だ。
胡桃(娘)は母に喜んでもらうため玉子をたくさん使ったサンドウィッチを作るのだが、それをおすそ分けしようとしたら新人男性が『パンは好きだが卵アレルギー』を持っていることが判明され、その日帰宅した桃子は胡桃にあろうことか怒鳴り付けるのである。『なんだあの弁当は。もっと健康を考えろ、栄養バランスを考えろ』と。新人男性のことは伏せて。
当然読者のレビューの大半が「胸糞」だの「作ってもらって文句言うな」で溢れ返っていたのだが、私はこれそんな話じゃなくない!?と気持ち悪くなった。
漫画内では『胡桃の手柄を自分のものにしてしまった』と桃子が反省するけど違うよね!?そんなんじゃないよね!?
『褒め』が欲しかったんだよね!?
不器用だけど生真面目で可愛い新人男性からの『褒め』を求めたんだよね!?自分だって女らしい部分あるんだぞって、つまりオンナ出したんだよね!?
キモいよ!!
五十になろうとしている子持ち既婚女性が二十代の新人男性にオンナ出して『褒め』を求めるとかなんの特殊プレイだよ!!
勘弁してくれよこれまで「うちは私が家事炊事しなくても全然平気! 理解ある家族だから!」ってマウント取ってたお局様がいきなり新人男性にオンナ出して『褒め』待ちしてるのキモいって!!地獄かよしんどい!!
しかも自分の毒親から料理習ってたと知り、娘に対して「両親と一緒に私の悪口言ってたんだ。それに見合ったダメ母親になってやる」って思考が学生気分のまま娘にマウント取るのもキツいよ!娘は悪口なんか言ってねえしね!?
どうしちゃったの五十にもなろうとしているババアが!同い年ぐらいだから余計キツいよ!!
娘に『女』でマウント取るのやめて!!
そっくりだなお前の毒親とやらによ!!
いつまで学生思考のままなんだよお前は既に母親で最優先に考えるべきなのは子供のことだろうが新人男性から女子力褒められることを目当てにすんなよ気持ち悪い!!
挙句の果てに娘と和解したってシーンでも「私はダメな母親だから。私みたいにならんでアンタは好きなことしなさい」ってなに!?
罪悪感で他人を縛り付ける行為はすべてモラハラです大概にしろ!!
この漫画読んで多くの人はなんだか胸がモヤモヤしただろうし、最後の話でゾッとしたのは判るけど、そもそも桃子って人はなにひとつ自力で解決してないってのが最大の問題なんだよ!
進路や毒親のことは旦那が解決、弁当のことは娘が解決、家事炊事のことは家族で解決、その間桃子って人は自力でなにかを解決してないの!
ただ自分を卑下して諦観して「じゃあしょうがないや」で済ましてるのが一番ダメだと思うよ、私は!!どうかな桃子ちゃん!?
長年毒母に苦しめられた私でさえ『気付き』は自力だったよ!?
うん!?
どうしちゃったのかな!?
運命の相手である旦那にすべて丸投げしてたからこうなっちゃったんじゃないかな!?五十にも手が届こうって女がそれでいいのかな!?
桃子が毒親に苦しめられたのは事実だが、桃子が胡桃に対し毒親っぷり出して苦しめたのも事実だぞ!?
毒親に苦しんだのに自らが毒親に堕ちるとか笑えないよ!
どうする!?
ねえ本当に『理解ある彼君(旦那)』に甘えて過ごしてそれ息子や娘にまで求めないで!!
しっかりしろそれでもお前は五十に手が届く子持ち既婚女性かこのクソが!!
ってなってしまったんですよ。
毒親の負のループってんですかね。思うに桃子は過干渉型の毒親の元で育ったから『理解ある彼君(旦那)』に依存しまくっている。理解ある彼君がなんでもしてくれると思い込んでいる。
その結果子供たちに負担をかけている。
普通の家庭を知らない子供は『普通』の物差しがないので、「それ変だよ」と周囲から指摘されても「そうかな?」でスルーします。それか自分を否定されたように感じ、「そんなことないよ!」と聞く耳持ちません。
普通の物差しって物凄く重要で、多様性とかどうのの前に『普通』を子供に経験させるのを親が剥奪するのは最早虐待です。
桃子お前は早くに気付くべきだったよ。
自分が自由にやるということは、その尻ぬぐいを誰かがしていると気付くべきだったよ。
この言葉大嫌いだけど使うわ、完全に「ま~ん」だった。
学歴って人格と比例しねえんだな~と残念な気持ちになる。
あとこれは毒親育ちの私が声を大にして言いたいんですけど、学生時代にそこそこ反抗が許された家庭ならそれ『毒親』とは言わんからね?
桃子なんだかんだ母親の毒に反抗してるし対抗してるんで、それ多分だけど『性格が合わない』だけです。同じ女でも生き方が違うってだけ。
別に洗脳されてねえんだわ桃子は。
ただ実家も兄貴も『膿家脳』なだけ。
自分の至らなさや罪悪感で親に反抗出来ないとか親の言うことは絶対とか認識に歪みが生じてない。ただ私は『こう生きたい!』が通用しないから親を嫌っているだけ。
反抗期の学生のまま母親になったのは桃子でしたって話なので、頭からケツまで納得いかない物語でした。
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