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【偽】僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

僕の地元、神戸市。
今の神戸と、僕が少年時代に過ごした神戸を比較すると、大きく様変わりしました。

僕の生まれた時代の神戸では、まだ町中をオート三輪T2000が走っていたりと、みなさんが想像する昭和レトロそのものでした。

マツダのオート三輪T2000

そこから大きく転換したキッカケは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災です。

地震発生直後の神戸

僕は小学5年生でした。地震直後の焼け野原となった町並みを見て、もうこのまま神戸という街は死んでしまうんだろうかと強く思ったことが印象に残っています。

しかし、違った。国民や国からの支援のもと県民が一致団結し、出来事を風化させることなく、神戸は現在の姿まで発展。“復興”という大義のもと、だれもが想像しえないスピードで元通り以上の姿に変貌しました。戦後の日本もこんな感じだったんだろうなと想像しています。

現在の神戸市。旧居留地付近

今も年に1〜2回、神戸に帰るとやはり感じるものがあります。

それは人々の絆。あの時代をみんなで助け合って生きてきたからこそ、深い絆が垣間見えるときがあるんですよね。その経験を踏まえているからこそ、困ったときの助け合いや近所付き合いは他の地域より強いと思わされます。

あと街も綺麗。他地域に比べて路上喫煙やポイ捨てが少ない。おそらく、地震で壊滅的に破壊された町を見て、これ以上、町を破壊しないでおこうと神戸っ子は深層心理で感じているかもしれません。
※神戸の人たちは、自分たちのことを神戸っ子というワードで表現します

大丸前。ゴミが落ちているが珍しい

もし、みなさまが神戸に来られる際は、観光もいいけど、ぜひ神戸っ子と触れ合ってみてください。立ち飲み屋でも、バイトくんでも、宿の主人でもいいので話しかけてみてください。はじめはちょっとツンっとしたところがありますが、言葉を重ねるうちに打ち解け、本音で語るようになるでしょう。

僕は人こそが神戸の最大の魅力であり、財産だと断言できます。

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