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【感想】RPGタイム

クリアしたゲームとかまとめていたブログがあったんですが引っ越し先を探してウロウロ。noteも試してみようかな~と投稿。

■RPGタイム!~ライトの伝説~

公式【https://rpgtime.j

ジャンルが「手作りノートアドベンチャー」なんだろうか。
小学生低学年の頃に触った初めてのTRPGが上の兄弟の手作りTRPG(システムも世界もオリジナル)であった自分にとって懐かしさが加算されるこの感じ。これを受け入れる人の何%かは覚えがある感じなんじゃないかな~。しかし友達は別売りである。大人になってしまった…子供の頃もいなかったけど

■ストーリー

ストーリーは「魔王に姫がさらわれた、世界を滅ぼそうとする魔王を倒して姫を取り戻そう」という王道ど真ん中。

ラストまでしっかり「昔馴染を詰め込みました」という感じですが昨今こういう方が逆に珍しくなってしまった気もするし、こういうのでいいんだよ、こういうので!という感じで大変良かった。王道展開の安心感。
DQ1の頃からこういうの好きだなと思っていたので今でこそ「王道」となっているけど正義(主人公)が勝つ安心感って元々あるのだろうな~と、アンパンマンや水戸黄門が不動の人気を保っていたのをいつも思い出す。
音楽もRPGらしい雰囲気にぴったりの曲が流れてきて、特にボス戦の曲は緊迫感がありテンポも良くてすごく好きでした。
戦闘曲が良いゲームは良いゲーム(自論)。

最終戦~ラストもありきたりとはいえこの手の展開に弱くてプレイしながら泣いてしまった…勇者…!!勇者ーーーッ!

■キャラクター

主人公である勇者はあくまでロールプレイなし(※勝手に喋ったりしない)のプレイヤーの分身として登場しますが、
・咄嗟に剣を構える勇敢さ
・食いしん坊な面(かわいい)
・復活の時に不敵に笑う顔
・姫との過去のエピソード
と、分身でありつつ個性を持つキャラクターで気が付いたら勇者のことが大好きになっていました。無個性なのにちゃんと本人の設定があるというの大好きなので余計に良かった。

姫もスーマリ3的に手紙を送ってくる存在ですが、勇者のことを信じて助けを待つ可愛い正統派ヒロインでありつつ唯一「光」の力が使えるため自分の使命を全うしようとする面もあり、いいなあ可愛いなあとほとんど会えないのに大好きになっていました。
他の仲間も一瞬しかいないけど(本当に一瞬だった)皆気のいい奴らという感じで、思い入れにはちょっと足りないですが嫌いなキャラがいないなとも思いました。

あと大体悪意がない世界なので敵が仲間になる場合にめちゃくちゃいいやつ。「勇者!宝箱だ!開けようぜ!」て誘ってくる。
可愛くて何だお前?となっていた。めちゃくちゃかわいい。ご飯あげたい。

また各種表情が本当上手いんですよね、上手いという言い方が適切かはわからないけど。デフォルメに特化した絵柄で平面の鉛筆書きという、装飾的な部分が結構最大限削ぎ落されているからこそ個性が出るなあと非常に感じました。

そして声を大にして言いたい。
漫画が上手い。なんだあれ。
アングルがめちゃくちゃ漫画として読みやすいというか、美麗な絵柄で詳細まで書き込まれている時に大胆にコマを使う わけじゃないけどアップと引きとで状況もわかりやすく、動きも自然、始終ずっと上手ェ……って言っていました。上手いって褒め方をあまりしないのですが…上手い。何度も読み返したくてスクショを撮りまくってしまった。漫画が上手い。

■システム

RPGタイムという名前ですがRPGではないのですよね。「手作りノートアドベンチャー」という通りコマンドバトル等ではなくパズルがメイン?なのかな。勇者を動かしつつアクションもありという感じでした。
難易度も小学生の遊びのラインを守ってくれているのか簡単で、万が一失敗しても何度でもやり直せるしヒントもあって アンテは「STG下手でも簡単」と言われますがあれで途中挫けた(人にやってもらった)程度の腕前の 私でも大丈夫でした。アクションでは間違いなく最初の穴で落ちる鈍くさプレイが得意です。

アイデア勝負がフルに感じられるゲームで、ゲームとしてのインディーズの強みを非常に感じました。システム面のアイディアって特に大手になってくると挑戦し辛いとは思うんですよね、失敗する確率が高いのもありそうだし。
最近は海外のインディーズゲームを買うことが多いのですが(steamだけじゃなくswitchでも出てくるようになって大変助かる)
国産大手についてはターゲット層も広くなるからか誰向けという部分がぼんやりするのかな~と(悪口ではないけどキャラクターを全面に出した綺麗なパッケージではないと売れ難いのかなとは)思うことがあるので、勿論尖っていればいいわけじゃないですがインディーズをやると新しいものからの刺激とゲームを探す楽しさもあるなあ~と感じます。粗削りではあってもシステム面で面白い!という作品も多くてシステム好きとしては宝箱みたいで楽しい。

個人的に「王道っていいな」「終わりの後で余韻がある」「もう一度遊びたい」と思えたゲームはMiitopia以来でして、あれも本当に良かった。キャラクリ要素が持て囃されますがストーリーそのものは本当に王道ど真ん中でシステムと世界観が一致するゲームも大好きなので今も何度も遊んでるゲームのひとつ。

RPGタイムは一目見て「きっと自分向きだ」と感じて買ったので結果としてもとても満足で、もし続編や似たゲームがあるならやりたいなと思いました。良いゲームを買いました。

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