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東南アジア放浪記-フィリピン過去編⑤アヤワスカ体験記Ⅱ

Hello the world. This is Kaito.

こちらはフィリピン過去編シリーズ第五弾
アヤワスカ体験記Ⅱ

延々と続くイカロの歌。
外は雨が降っており、気温は低い。
2回目の嘔吐で吐き切ったのか、スッキリしたらシャーマンが近くに来て
『アヤワスカのヴィジョンは見えたか?気分はどうだ?』 
と聞いてきて
いやいやなんもみえねーよ!と思いながらそんな元気はなく何もなかったと伝え

『スッキリしたらお腹は空いているか?動けるなら向こうで食事にしよう』

とテーブルへ移動して軽くりんごなどの軽食を取った。
食事後はだんだん身体と思考がめっちゃクリアになって、サウナで整った時の上位互換みたいな感覚だった。
ヴィジョン(幻覚)が見えなかった残念さと、やり切った達成感を参加者と共有して、体力的にかなり疲れていたのですぐ眠りについた。

その時時間を確認したら23:00頃だったかな?
5時間の初日のセレモニーはこうして幕を閉じた。

--前回までのお話し--

2021.10.2-4 アヤワスカセレモニーを終えて-
Day 2

朝目早く覚め、みんなと軽く朝食をとった。
まだアヤワスカ本番が控えているので野菜やりんごなどのフルーツを食べる。
修行僧の生活は続く。。笑

昨日のアヤワスカティーの気持ち悪さが身体に残っている感覚は全くなくスッキリ目覚めた。
身体のコンディションも良く、今日が本番かぁ〜
と少し緊張と、雨は上がっており山中の開放的な雰囲気や景色に圧倒される。

今日も夕暮れからセレモニー開始という事で、日中は各々参加者でchillしたり、瞑想したり、ヨガやったり談笑したりして過ごした。

自由時間の談笑

ドレッドニキ(チャールス)と外に出て山の景色を一緒に眺めたり。
食べるの大好きで毎朝おはようのハグをしてくるポリアモリーのシェスカにお花のタバコを巻いて貰ったり。
彼女にとって今回のアヤワスカダイエットは、相当辛かった様だ。笑
シャーマンのフェンダーにアヤワスカについてや、フェンダーの昔の話を聞かせてもらったり。
※シャーマンのフェンダーは過去バンドマンだったらしい。笑
彼についても色々エピソードがあってまたそれも別でみんなに紹介出来たらと思う。

参加者みんな、地下に泊まれる個室があるのにマットレスを引っ張り出してハンモック吊るしたりして半野外の一緒の空間で過ごしていた。

昼過ぎから少し仮眠を取ろうと思い、うとうとしていたら、セレモニー直前まで寝てしまい起こされる。

寝起きのボーっとする感じとアヤワスカセレモニー本番の緊張感が混ざった感覚。

また今日も夕暮れと共に蝋燭に火が灯され、セレモニーの始まりを告げる。
魂の浄化-イカロの歌が聞こえてくる。

昨日のセレモニーの感想やディスカッション、より踏み込んだ質問などをシャーマンから受ける。
その時初めて、それぞれ皆抱えるモノがあったりするのだとおれは知る。
あまりここでシェアする内容ではないが、少なくとも軽い気持ちで話す様なモノばかりではなかった。
フェンダーのカウンセリング
アヤワスカの効能
また、時間は短いが濃密な時間を共に過ごす事で、心の檻がなくなり、1つの共同体となる。
お互いに信頼関係が生まれているのを感じた。
魂の共鳴。
おれは、きっと言語化出来ない理由でそこにいる皆の事がより大切に思えた。

セレモニー開始直前

そして厳かにアヤワスカセレモニーは始まる。
Rape 嗅ぎタバコを用いた瞑想。
②サナンガ オーガニック目薬を用いた瞑想
※今回はコンタクトを外してしっかりいれてもらった。
③アワヤスカティー
200mlあったんじゃないかな?勢いで飲み切ったけど不快感と吐き気がすごい。口に残るザラザラも半端ない。。
今日は全く耐えられる気がしなかった。
④アカシャ
こちらも200mlぐらいの量を渡され口にするが、直前のアヤワスカでのダメージ大きすぎて軽く嘔吐してしまった。
水を少し飲みなさいと言われ、呼吸を整えて残りを飲み切る。
前日とは比較にならないぐらいの吐き気が飲んだ瞬間から襲ってくる。

⑤また、地獄の始まり
昨日はすぐに横になれたというか横になってと言われたので寝たが、2日目は横になったら即吐きそうでそのまま体育座りみたいな感じでひたすら耐える。
目を瞑るとイカロの歌が、また頭の中をぐるぐる巡る。

20分ぐらいそのまま耐えていたら、フェンダーが優しく身体を横にしてくれた。
横になったら楽な姿勢で寝ていいよと言われていたのだが吐き気がどんどん強くなる。
また10分後ぐらいに初日同様体温の急激な上昇を感じて発汗ともに盛大に吐く。
フェンダーが近くでシャンシャン鳴る棒を振ってくれていた。
初日は2回嘔吐したのだが、2日目は1回目の嘔吐で出し切った感覚があった。
吐き終えた後、全身から汗が吹き出し上着を脱いでまた横になる。

⑥目を瞑っていると体温も下がり、呼吸を整えてリラックスする。
そして、アヤワスカのヴィジョン(幻覚)への没入が始まった。

こんな風に感覚が曲がってくる

イカロの歌がだんだん遠のいてきて、意識がゆらゆらしている感覚。
気付くと音が遠くに聞こえ、水の中にいる感覚になり夢か幻覚かどうかすぐ確かめる。
手足も動くし目も開けられる。
ただ、目を開けても遠くに蝋燭の光がボヤけて揺れているだけで、さっきまでいたはずの場所とは別の場所にいる感覚。
聴覚と視覚が鈍い。海の中?水中にいる感覚で音が篭って聞こえ、視界がぼんやりと暗い。
イカロの歌は届かず、別のくぐもった音に囲まれる。
だけど、不思議とすごくリラックスできて安心出来る様な場所。
ぼんやりと遠くから日本語の声が聞こえてくる。
だけど日本人の参加者はオレたちだけでヒロムや吟遊の声とは全く違う。

声の主を辿ると、自分の母親と亡くなった父親の会話や笑い声がぼんやり聞こえた。
何を言ってるかはわからなかったが、幸せそうにお喋りをする2人の声。
自分がお母さんのお腹の中にいる記憶orヴィジョン(幻覚)を見ているのだなと実感した。

そして数多の幾何学模様 曼荼羅のヴィジョンと共に大きな翼を持つ梟が目の前に降り立った。

守護霊との遭遇。

次回はフィリピン過去編⑥アヤワスカ体験記Ⅲ

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