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レイドRTAマラソンへの参加:当日編

初めてnoteで記事を投稿します、ユートロピーと申します。普段はTwitchにてゲーム配信を行っています。今後イベント関係の記事をこちらに投稿しようと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、今回は2020年11月14日(土)・15日(日)に開催されましたとよまなさん主催のレイドRTAマラソンに参加しましたので、そちらについて応募するに至った経緯や準備、当日の心境などについて書き留めていこうと思います。前の記事にあたる準備編②をまだ読んでいないという方は、是非こちらからどうぞ。

本記事はレイドRTAマラソン参加記録の最後の章です。当日についてと、参加して感じたことについて書き留めます。ここまで読んでくださっている方、本当にありがとうございます。もう少しだけお付き合い下されば幸いです。

レイドRTAマラソン休憩画面

当日についてはさらっと撫でるだけ

はい、というわけで当日のダイジェスト動画はこちらになります。結論を言ってしまえば十分満足できる走り・話をできたと思います。見に来てくださった方を取りこぼすこともあまりなかったこと、コメントにもちょっとだけ反応できたこと、結果としてノーミスではありませんでしたが30分59秒という記録を出せたこと、そしてなにより緊張しながらも楽しくプレイできたことが本当に良かったです。

レイドRTAマラソン結果スクショ

ちなみに準備編②で書くつもりで書く場所がなくなってしまったことなのですが、最低限の目標記録は32分でした。準備編①に書いた通りノーミスにも指がかするところまできていましたので当然そこが最上目標ではありましたが、それとは別にオープニング・エンディングを合わせるとどうしても8分は必要ということがリハーサルで分かっていたのでEST(目標時間)40分-8分=32分という感じで最低ラインが求められていました。なので32分を超えなくてかなり安心したことを覚えています。

前日の晩から全然寝られなかったり、寝たと思ったら3時間で起きてしまったり、昼食で前走者さんの走りを見ながら食べていたサンドイッチを喉に詰まらせそうになったりしていましたが、無事に走ることができました。生きてて良かった…

自分が走った後はTwitterで後続走者の方々を宣伝しまくったり、ピザでお祝いしたり、緊張の糸が途切れて寝てしまったり、R-0109(リロイングマン)さんの凸待ち配信にお邪魔させてもらったりしてイベントを大いに楽しませてもらいました。参加された走者の皆さん、Twitter担当で宣伝してくださった皆さん、チャンネルを追いかけ続けて下さった視聴者の皆さん、そして最初から最後まで見守り続けていた主催者のとよまなさん、本当にお疲れ様でした。

レイドRTAマラソン打ち上げ

完走した感想はともかく換装した観想について

RTAと言えば完走した感想ですが、それについてはもう十分話したような気がするので、ここからは換装した観想、ありたいていに言えば参加した後で気づいたことについて思いを巡らせたいと思います。

自分の本番の配信を見直したのはレイドRTAマラソンが終了した次の日、11月16日(月)の夜でした。先に述べました通り十分満足できる結果だったのですが、少し想定外なことが起こっていることにも気づきました。コメントについてです。

東方Projectシリーズというのは本番でも言った通り既に20年以上続いているシリーズです。そして特に私と同世代か少し上の方々なら東方紅魔郷、東方妖々夢、東方永夜抄あたりに熱狂したのではないでしょうか。事実今年の夏開かれたSGDQという海外の大規模RTAイベントでping値さんが東方文化帖を走られた際、コメント欄が「インターネット老人会」、つまり約20年前にインターネットで流行ったネタのコメントで溢れていたことを覚えています(japanese_restreamさんのチャンネルで作成された日本語解説付きのダイジェストはこちらです)。

ところが私の本番の配信ではそういった東方らしいコメントというのは正直見当たらなかったと言わざるを得ません。実は今回私が少しだけ懸念していたことが、「東方Project」をプレイすることによってコメントが荒れることにならないか、ということです。「東方Projectのネームバリューが強すぎてそちらのノリを強く押すコメントが多かったらどうしよう」や、「私自身が超上級者ではないために楽しい空気を乱す様な発言をする人が出てきたらどうしよう」という懸念です。結果的には杞憂だったのですが、逆に何もなさ過ぎて拍子抜けしたくらいでした。少なくとも本番の時点ではそう思っていました。

しかし本番が終わって落ち着いたときに、「果たして本当にこれは喜ばしいことだろうか」という疑問を持ちました。もちろんRTAイベントとして良いコメントが多かったことは事実ですし、東方紺珠伝をプレイされたであろう方がコメントをしてくださっていて本当に嬉しかったです。しかし、言うなれば「想定より経験者のコメントが少ない」ということが引っかかりました。ほとんどの方が「初めて見る映像だ」という雰囲気を感じずにはいられなかったのです。極端に言ってしまえば「完全アウェーの空気」です。

改めて念押しして書きますが、悪い雰囲気では全くありませんでした。プレイしていて本当に気持ち良かったですし、皆さんが知らないゲームのRTAを紹介できたということは感無量です。それに間違いはありません。だから私が感じているのは「東方Project」の知名度に対するギャップ、が一番適しているように思います。「東方って皆が知ってる割にプレイ経験者はかなり少なさそうだし、ここ数年に発売された作品は画面を見たことも無い方が多そうだ」。それが振り返ってみて自分自身の反省以外に出てきた私自身の感想でした。(下の画像が2020年11月18日現在の本番配信動画の視聴者数です。この中の何人が東方紺珠伝プレイ経験者なのでしょうか。)

20201118の視聴数

実際にアンケートを取ったわけではありませんので本当にプレイ経験者が少なかったかは分かりません。それに他のメジャータイトルと比較すると東方Project原作RTAがそこまで活発ではないということは確かなので、今回のようなRTAイベントで未経験者・未視聴者が多いことも当然です。しかし、今回イベントに参加させて頂いたことで生の空気を実感し、「東方ProjectというゲームがRTA界隈でいかに認知されていないか」ということを知ることができました。

これはとてもショックなこと…

ではありませんでした

はい。全然ショックじゃないです。コメントが荒れるかもしれないと思っていたことは本当ですが、経験者がたくさん来るとは髪の毛一本ほども思っていませんでした。

「そりゃそうでしょ。だって弾幕STGのRTAなんて基本ボスしか短縮要素ないんだよ?アクションゲームとは違ってプレイヤーが前に進めなくてもステージ道中は勝手に進むし、縮められる時間なんて秒単位の話でしょ?それにボム使えば弾幕避ける必要すらないじゃん。そんな遊び方しても楽しくないでしょ?東方原作のストーリーRTAなんて面白いわけがないよ。見るならスコアアタック(※1)に限るね。タバコの煙ぷかー(筆者はタバコは一切吸いませんし吸えません)。」

…自分で書いていてムカついてきたのでここまでにしますが、簡潔に言えば「RTAと弾幕STGは相性が悪い」と思われがちだということです。今回私が走った東方紺珠伝をRTAで走ると面白いなんて「プレイ経験者であっても」気づかなかった方がほとんどでしょう。「弾幕STGと言えばスコアをどれだけ伸ばせるかが面白いのであって、早くクリアすることを目的としたRTAはそこまで面白くない」。その考えが誤りであることを私は今回見せつけたかったのです。

1回被弾するだけで数十秒のロスが確定、場合によっては1分以上のロスがあり得る。ミスによるごり押しはシステム上不可能。全ての弾幕で使用できるほどボムは獲得できない。そもそもボムの使用はロスを意味する。記録を出すためには実力を上げてお祈りをするしかない。

どう考えてもRTA向きのゲームじゃあないですか!!

こんな楽しいゲームと遊び方を知らないなんてもったいない!!

皆、東方紺珠伝、やろう!!そしてRTA走ろう!!

そう、「チャンネルを大きくする」という目的に隠れた真の目的は、「RTA界隈に東方原作RTAの面白さを知らしめる!!」ということ。さらに言えば「もっと多くの人に東方の世界を知ってもらいたい!!」ということであり「もっと多くの人に東方の弾幕の美しさと楽しさを知ってもらいたい!!」ということであり「私自身が東方の色んな楽しい遊びをやりたい!!」ということであります。目標は、私が「大会やります」と言ったら応募が多すぎて複数回に分ける必要があるくらいに東方RTA人口を増やすことです。

ダウンロード

言っちゃったから後に引けないよ?

今回の記事でここまで書くつもりはありませんでした。私自身が「口に出してしまうとモチベが下がってしまう」という稀神サグメさんの能力のようなジンクス(※2)を持っているため、できる限り明確にイベント開催が決定してから言った方が良いかと思っていたのです。

しかし、レイドRTAマラソンの翌日配信を行っていたとよまなさんが、このようなことを仰っていました。

「視聴者が配信者を応援したくなるのは、その配信者の目標を知った時らしいよ。だから、自己紹介の時にするべき話は『自分が何をしているか』じゃなくて『自分が何を目標にしているか』なんだって」

そう言われてみれば「自分が何をするか」はもう自己紹介文にたくさん書いていますが、その先の「自分が何をしたいのか」だったり「どうなることが良いのか」だったりという目標についてはどこにも書いていない。ほとんど話もしていないでしょう。今のところふわっと「ゲーム配信をする」以外のことは言っていないと思います。それでは「応援」してくださる方はなかなか増えないはずということに気づかされました。私のようにまだ配信を始めたばかりでこの事に気づけたのはかなりラッキーだったと思います。(とよまなさん、ありがとうございます!)

既にツイートをしましたしR-0109さんの凸待ち配信でも話しましたが、今回のイベントのおかげでTwitchアフィリエイトの招待が来ました。そして来年という本格的に配信者として活動していくタイミングでTwitchアフィリエイトの申請をしたいと思っています。そうなったときにたくさんの応援を頂けるようにするにはどうすれば良いかを考えていましたが「私の目標を周知する」ことは絶対にするべきだと分かりました。なので、さっそく今回その前段階として私の目標とやりたいことを一部書かせて頂きました。

やりたいことはまだまだ一杯あって全然書いてはいないのですが、この記事はあくまでレイドRTAマラソン参加に関係することを書く場としていますし、今何をするか言ってしまうと楽しみが減ってしまうものもあるので具体的なことについては明言を避けます。一つ言えるのは、「画面の前のあなたも参加できる東方RTAイベント」を開きたいと思っているということです。もしそういった話に興味がある方は、是非私のTwitchチャンネルに遊びに来てください。主に平日夜に配信してます(露骨な宣伝)。

また、年始ぐらいに「Twitchアフィリエイト登録記念」と称してそういう話をする配信をしたいと思っています。2021年の抱負を話す場です。よければそちらにも遊びに来てくださいね。

レイドRTA完走ツイート

長すぎた記事の埋葬

話がとっ散らかりすぎた気がしますし、レイドRTAマラソンのことは十分書き尽くしましたのでこの辺で今回の記事群を終了したいと思います。根気よく最後まで読んでくださった方、本当に、本当に、本当にありがとうございました。書き始めるとどんどんいろんなことを書いてしまっていて、終わった今になると「こんななげーの誰が読むんだよ」と思いました。でも書いてて楽しかったですし自分の気持ちをしっかり残せたので満足です(読者の負担度外視)。

すぐ上にも書きましたが、私は普段Twitchチャンネルで配信を行っています。だいたい平日夜20時くらいには配信している感じです。今は「何故か」東方Projectの外伝作品にあたる秘封ナイトメアダイアリーのRTAの練習をしています。東方紺珠伝の3、4倍近い長さで覚えることが大量にあるRTAです。なかなか見ごたえがあるので是非見に来てください。Twitterでも予定を呟くことが多いので良ければこちらもフォローしていってください。もし今回の記事について感想などありましたらTwitterのDMでもリプライでも良いですし、配信でコメントして頂いても構いません。もらえると飛び上がるほど喜びます。

また、今回参加させて頂いたレイドRTAマラソンはとよまなさん主催のイベントとなっております。とよまなさんは本イベントだけでなく、超高頻度で開催されるRTAイベント「RTA BootCamp」、隔週金曜にRTAに関係する様々な情報発信やRTAプレイヤーへのインタビューコーナーがある「RTA Radio 略して あるらじ!」など様々なイベントの企画・配信をされています。RTAイベント情報を知りたい方はとりあえずとよまなさんのチャンネルをフォローしておきましょう!

さらに、今回レイドRTAマラソンでは私を含めて総勢20人の方が走りました。全員のTwitchチャンネル、TwitterへのリンクがRTAGamers様のこちらの記事に張られています。皆さんそれぞれ個性が強く面白い方ばかりですので是非全員フォローしましょう!また、レイドRTAマラソンのダイジェストへのリンクツイートをまとめたリストも、とよまなさんが作成してくださっています。こちらから飛べますので本番の配信を見逃したという方は今すぐ見に行きましょう!

それでは宣伝することも終わりましたので、これにてレイドRTAマラソン参加記録は終わりにしたいと思います。私の配信はまだまだ始まったばかりです。これから是非一緒に楽しんでいきましょう!

Have a nice Fantasy!         2020年11月19日 ユートロピー

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(※1)スコアアタック:弾幕STGでは敵を倒したり、特定の操作を行うことによってゲーム進行とは関係があったりなかったりする得点を獲得することができる。この得点をゲームクリアまでにどれだけ多く獲得できるかを競うのがスコアアタックである。得点の獲得方法はたいてい一般人ではとても実行できない変態的なプレイになることが多いため、スコアアタックの上位勢はもはや人間ではなく機械なのではないかと言われるほど。まあそれはどのゲームの上位勢も同じか。

(※2)稀神サグメさんの能力のようなジンクス:稀神サグメとは東方紺珠伝のステージ4のボスである。彼女の能力は「口に出すと事態を逆転させる程度の能力」。簡単に説明すると、彼女自身が関わっている何事かの情報を誰かに話してしまうとその何事は成功せず必ず失敗に終わってしまうという能力である。「口は災いのもと」そのものと言える。一体この能力が何に使えるのか、と疑問に思われるかもしれないが、失敗というのは必ずしも自分に不利益になるわけではなく「上手くいかなかった方が結果的に良い方向に繋がっていた」ということも往々にして存在する。それを理解して使用すれば、「成功してしまうとむしろ不利益を被ってしまう事象を確実に失敗に導くことができる」かなり強力な能力である。失敗という言い方は便宜的なものであり、本質は「事態を逆転させる」ことなので未来を操ることができる能力として十分破格。実際に東方紺珠伝では彼女が「月の民は敵に攻撃を受けているために幻想郷に遷都しようとしている」と話したことで事態が逆転し、「幻想郷への遷都」は失敗し、かつその原因となっている「敵の攻撃」も防ぐことに成功している。なお、筆者のジンクスは単純に「言うと続かない」という三日坊主に近いものである。決して一緒にしてはいけない。

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