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11/28(日)のCONCERTを前に「人間BACHの実像に迫りたい」

京都・奈良EU協会
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ヴァイオリニストの齊藤清さんとともに。今夜は11/28(日)の学園前ホールでの「バッハ結婚300周年記念コンサート」について。当日演奏する「G線上のアリア」等を聴きながら。
https://www.nem-shiteikanri.jp/shisetsu/nara/cgi-bin/event_wn/list.cgi?p=0#1634867904

BACHの音楽を人間バッハを感じる。力強く、人間的。今回演奏する「ヴァイオリン・ソナタ」は齊藤にとっても特別な曲。小学校時代に始めて自分のお金で買って何度も何度も聴いた。

今井は最初は非常に掴みにくかった。本気にBACHに取り組んでこなかったのでどのように弾いたらいいのか?齊藤と動画を作ったが、録音して聴いているうちに、BACHのBASEの音の重要さ、建築物を支えていると感じ、これがどんな楽器でもどんなジャンルで弾いてもBACHを可能にするエッセンスかと再発見。

無伴奏曲を弾く難しさ。技術を超えた本質的をとらえないとBACHは表現出来ない。平均律と純粋な調律との違い。瞬間的にどう表現するか?毎日の孤独な作業。

前回のMozartはまず台本を作って曲目。今回は先に曲目と曲順を決める。脚本担当者として曲を渡したあと、演奏者の話を聞くと、本番に向けて熟成して言ってるのを感じる。

BACHは他の多くの作曲家に較べたら家庭の暖かさを持っていた人、また、宗教が日常的だった時代に生まれた曲をどう理解して表現してゆくか?

教会関係者、クリスチャンにとってのBACH。宗教と文学、そして音楽。BACHの音楽を演奏していると、弱さを持った人間的なBACHを感じる。今回演奏するヴァイオリン・ソナタ第4番の1楽章は『マタイ受難曲』」のARIAのメロディーを用いている。イエスの弟子が師を裏切る(否認する)時の懺悔、後悔の気持ちを表している。どのようにピアノでヴァイオリンに寄り添うのか?

BACHは作曲技法を集大成した学者みたいな人というIMAGEがあるが、どんなに情熱的で人間的な人だったか?非常に感情の起伏に富んだ音楽をしないとBACHの肉声を表せない。ベートーヴェン以上に情熱的だが、やり過ぎると品がなくなるのでバランスとセンスが求められる…。

脚本の設定は:BACHの死後6年、1756年(Mozartの生年)。未亡人のアンナ・マグダレーナ・バッハは娘たちと暮らしている。夫の作品と生涯を振り返る。

🎼J.S.バッハ G線上のアリア(BWV.1068より)
🎼J.S.バッハ ヴァイオリンソナタ 第4番 ハ短調  BWV.1017
  第一楽章 シチリアーノ
  第二楽章 アレグロ
🎻ヴァイオリン 齊藤 清
🎹ピアノ    今井 恵理
https://www.youtube.com/channel/UCEL97z0eCboOeSiFHrbsbnA

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