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大人になって楽器を始める意義…未知の自分を発見する喜び

京都・奈良EU協会
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ヴァイオリニストの齊藤清さんとともに。今夜のThemaは「大人になって楽器(音楽)を始める意義」。そもそもなぜ人間は音楽をするのか?「遊ぶ」ということは鳥や魚もするというが…。それは特別なことではなく「生きている」ということそのものに近いような根本的な欲求。遊ぶ(PLAY)(=演奏すること)は人間というものを形作る根本的な行為。

大人になってヴァイオリンを学ぶ人の決意。演奏家がプロになろうという決意。長い間憧れていていつかやりたいものが結実したとき。最近は大人のための音楽教室が増えてきてる。子育てが終わった時、ぽっかり空いた時間にいまこそやってみたいと思う。

自分であり続けるためにPIANISTになる…。舞台という特別な人生の中の大きなキッカケになる経験。自己表現の得意でない人が演奏することで発見する自分。緊張をエネルギーに変える。

人前で話すこととは?演奏することの比較。生のコミュニケーションが生まれる時。台本から離れた余白の部分の魅力。日常的に表現、発信している人としない人。グレン・グールドの場合。

司会者が人と人を結ぶ時に喜びを感じるように演奏家は音符と音符を1つずつ組み合わせて面白いものが出来るそれを人に伝える、その共感の中で自己肯定感を高める、それはプロ・アマチュアの垣根を超えて、人間として奥深い共通点だと思う。

音楽(音楽以外に習字でもなんでも)が何となく好きだけれど習ったりしていない人がそれをやってみたら違う自分が、違う世界が発見出来るかもしれない。その瞬間をいろんな人に味わって欲しい。

高島眞貴子さんと仲間たちがアイリッシュ・ハープを発見した時。

音楽を始めて長く続ける、その中でそれまで発見できなかった自分の部分を作る、その瞬間瞬間が豊かな人生を作るのではないか。

不自由さの中の自由とは? 今 までに知らなかった(自分の中にあったけど気付かなかった)自分を発見してゆく…。

🎼ブラームス 旋律のように Brahms Wie Melodien zieht es mir A-Dur Op105-1
🎼シューマン 三つのロマンスから 第二番 Schumann 3 ROMANCES OP.94−2
🎼マヌエル・ポンセ Manuel María Ponce Cuéllar(1882-1948) エストレリータ  Estrellita
🎻ヴァイオリン 齊藤 清
🎹ピアノ    今井 恵理
https://www.youtube.com/channel/UCEL97z0eCboOeSiFHrbsbnA

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