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いなづまロマン 〜壮大なカップルが結ばれる瞬間〜

京都・奈良EU協会
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二百十日、二百二十日はともに台風襲来の頃として、昔から人々は警戒してきました。

今年の二百十日は9月1日、二百二十日は9月11日、まさに今、日本列島は台風シーズンを迎えています。

最近は、予想のつかない局地的な大雨に見舞われることも多く、雨にも厳重な注意が必要です。

雨に伴う雷、あのゴロゴロもピカッも気持ちの良いものではありません。
ところで「いなづま」、今は「稲妻」という字を使いますが、本来は「稲夫」だったそうです。その昔は「夫」も「つま」と読んだのです。

昔の人は言いました。
「雷のあの光が夫で稲が妻。はるかに広がる水田にピカッと走る稲光、あれは天と地とが結ばれる瞬間なのだ」と。
あのピカッの瞬間は、なんと雷さんが稲をはらませる瞬間だったのですね。そして、その愛の結晶である稲を糧に、私たちはずっとずっと生きているというわけです。

さて今夜のこんなお話を盛り上げてくれる音楽は、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」です。第1楽章のメロディは大変有名ですが、今夜は特に第4楽章の「雷鳴、嵐」に耳を傾けてみてください。

🎼Symphony No.6, Op.68 (Beethoven, Ludwig van)
London Symphony Orchestra (orchestra)
Antal Doráti (conductor)
公開者情報 Mercury, 1964. SR 90415.
著作権 Public Domain - Non-PD US
備考 Source: Internet Archive

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