見出し画像

子どものこと、遊びのこと、自分の成長。

はじめに。

最初に僕の背景を簡潔に書きます。

僕は大学でアートやデザインを学びました。今にして思えば「コミュニティ・デザイン」と言うものの実践をいろいろしていたところもありました。

その後、15年くらい、今も継続していることもありますが、遊びや子どものことを考える時間が続きます。遊び道具のデザインをしたり、遊び道具の特徴や機能を分析してそれを、消費者にお伝えしたり、遊ぶための空間や環境を作る仕事を担ったり。2011年の震災後にはもちろん僕一人でやっているものではなくて、僕はそのごく一部をになったに過ぎませんが、放射能の影響で外で思うように遊べない子供達に室内の遊び場を提供するプロジェクトに携わったり、本当に忙しい日々を過ごしてきました。

そんな日々の中で、ある日ぽこーっと姫が現れて、立派になられてもうすぐ5歳です。そうこうしていたら見えないものの力で、2020年3月あたりから姫は自粛生活を余儀なくされたわけです。世界中がそうなんですけどね。

SNSで遊びをシェアする

4月2日、とあるツイートをしました。それがこれ。姫ために塗り絵を作ったので、家族の勧めもあって、それをシェアしたものです。塗り絵といっても少し変わっていて、自分で取捨選択をする塗り絵です。つまり色を選ぶだけではなく、「ここに何を描くか」と言う判断が必要なんです。表現の幅が広いとも言えます。描く子どもによって結果が大きく変わるものです。

これはほんの少しだけど反響をいただいて、幼児教室で使いたいとか、特別支援学級で使いたいといった声を頂いたり、ウェブ雑誌でご紹介いただいたりしました。

その日あたりを境に、緊急事態宣言が出ている間は、ほぼ毎日欠かさずに、「誰でも簡単にできて、大した道具も使わないけど、楽しい遊び」をInstagramを通じて投稿をしました。緊急事態宣言が明けて以降もこれは続いていて、最近は少しペースダウンしていますが、僕のInstagramのアカウントはもっぱら遊びのアイデアストックのようになっています。

https://www.instagram.com/takeru_ide/

これは現代を生きる誰もが経験したことのない事態に、自分のこれまでの経験を生かして、4歳の自分の娘(以降 姫)と遊ぶ毎日の様子が、誰かの役にたったらいいなぁと思い始めたものです。

とは言え僕の考えることは本当にくだらないものばかりで、よくウェブサイト等で保育のプロが紹介している遊びや暮らしのヒントに比べると、しょうもないものが多いのですが、僕の中ではそれにどんな意味があるのかはわかっているつもりです。

遊びは自由。遊ばなくても良い。

間違ってはいけないところですが、遊んでいるのだらか、意味なんか後からついてくれば良くて、「楽しい!」と思えることが一番大切。その遊びを通じて何か得られるものがあったとしても、それは結果の話です。

遊びというのは、権利ではあっても義務てはありません。子どもたちは存分んい遊んで過ごす権利があります。しかし、遊ぶことは義務ではないということ。つまり、何かを得るために「これをやりなさい!」というようであってはいけないと思っています。(僕は幼児期においては勉強と遊びをあまり分けていません)遊ばないことを選択する自由すら、遊びは内包していると思います。

遊びの裏にある効果を分析してみる

さて、話が少し逸れたようですが、つまり何が言いたいかと言うと、僕がInstagramで紹介している遊びは、基本的には一緒に自粛生活を送っていた僕自身も含めて「楽しく」遊んだものが中心です。ですが、今振り返れば、それらの遊びが子どもの発達や感情にどういった影響があり得るのか?と言うことを考えることができると思っています。

なので、ここではそういったことを考えていきたいなと思っています。僕は幼児教育や児童心理学等の専門家ではありません。その意味でこれは僕の個人的な分析です。

子どもたちをみていると一人一人で本当に、びっくりするくらい違いがあるものです。だから、ここで僕が書くことも誰にでも当てはまるものではありません。ですが、もし、身近な子どもにこれからここに書くであろうことに近い行動や傾向があったときに、参考にしてもらえたら嬉しくて、そのためになるようなことをここではやってみたいと思っています。

ここでやること(仮)

ここで扱うのはこんなことを想定しています。

・遊びの紹介とその背景にある効果の分析
・子どもをめぐる現状や社会に対して思うこと
・子育てをしていて気づいたこと
・子どもの道具や環境に携わっていた観点から思うこと
・これらを通じて得た自分自身の成長

など。偉そうなことは言えませんから、「こんなことを考えているバカ者」がいるくらいに読んでいただけると嬉しいです。子育てに正解なんてないでしょうし、あったところでそれがわかるのは20年先です。僕の育児日記とも言えるかもしれません。

余談ですが僕は大人ももっと遊んだらいいと考えていて、僕自身もそれを実践し始めました。これもやはり家族に押し出された部分もあるわけですが。それはまた別のところでまとめています。

さて、遊ぼう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?