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人前で歌うと、僕は減る

 やっほ〜〜!!みなさんこんにちは、DTM系シンガーソングライターのささおかゆりかです。ユリカリパブリックやってます^^

 昨日、とうとう、なんと 4年ぶり! のライブをしてきました。場所はEggman tokyo eastさん、eggman系列のアコースティックライブハウスで、岩本町でした*

 noteでも面白いことをしてるとお馴染みの作曲家さん、スキャット後藤さんが応援に来てくれたり〜

 11/3 表参道Wall&Wallで開催される音楽イベント、Molecular Fusionの仕掛け人様もいらしてくださいました。とても嬉しかった!

 路上ライブの時に出会ってくれた方も、わざわざ足を運んでくれたりして、優しい人たちに囲まれてとても幸せな気持ちでした。こんなに人がみにきてくれるとは正直思っておらず、0人だけは避けれれば・・・><という気持ちでライブが決まった感じだったので、本当に本当に本当に感謝でした*

ライブをすることに決めた理由

 MCでもお話を少ししたけど、最後のライブからの四年のブランクにはいろんなことがあって、大きな意味があったなぁと思います。もう音楽はできないなぁとも思ったし、きっとステージで歌うことはないと思っていました。息を吸うだけで、どうにか自分を保つので精一杯で、なんとなく命を繋いでいながらも生きた心地がしなかった時期も。ストレスまみれでメンタル死亡してたこともあったし。仕事が楽しくって、人から頼られることや能力を認められることが嬉しくって、嬉々としていた時期もあった。この4年間でいろんな国に旅に出かけられたのもまた事実でね、バックパッカーになりたい!という夢が諦められなかったからとりあえず短期間試してみて、やっぱり違ったなぁって思ったり。笑

 いろ〜〜〜んなことがあったな〜〜。真っ暗に思えた時期もあったな。
 みんながそんなに、過去に興味がないってのもわかってるんだけど、なんか少し感慨深いんだよ〜。

 今、この時代、ライブハウスでライブをやることに一体どんな意味があるのでしょう? 同じ労力とお金をかけるなら、VRの世界に飛び込んだほうがお客さんもいるかもしれないし、毎日コツコツとツイキャスとかLINE LIVEとかやったほうが良いのかもしれない。ライブをする前に知名度上げるため、もっとYoutube頑張るとか、色々方法があって、なんでもできる時代だよね。

 現に、2年くらい前のわたしに、「あなた今後ライブハウスで、歌ってるぜよ」なんて言ったら、多分嫌すぎて拒絶をしてたとも思います。笑
 やる気全然なかったから!

 やっぱりライブをしないといけないなぁと思ったのにはね、理由があって。

 小さい頃からずーっと、人前で歌う幻(ビジョン)を見てきていたんだなぁって、気がついたからです。(*´`*)

 いつもいつも、幼い時から、なぜだか勝手に頭の中で描いてしまう映像があって、それはたくさんの人の前でマイクをもって歌っているシーンでした。わたしはいつも、その映像を頭の中で描くたびに、罪悪感みたいなものに襲われてたんだ。

 なんでこんなに目立ちたがり屋で、人に見られたいとばかり思っているのかな、なんで見られることばっかり考えちゃうんだろう? わたしって悪い子なのでは・・・的な。

 わたしは牧師家庭生まれのクリスチャンで、小さい頃からたくさんの讃美歌に触れていて、賛美歌は全部、神様に捧げるためのものだったの。邪念は全部悪いもので、今、この賛美歌を歌うことに集中できず、なぜかいつもみんなの前に立つことばかり妄想してしまうことは良くないと思ってた。(本当は全然そんなことなくて、わたしが勝手にそう思ってただけね)

 でも、あまりにも良く見ていた。お風呂でぼーっとしている時にしても、はな歌を歌っている時でも、礼拝で賛美歌を歌っている時でも、あまりにも繰り返し、簡単に頭の中でくっきりと見える映像だった。

 でもねでもね、誰かが言っていたのを聞いたんだ
「ものすごくくっきり、はっきり見えることは、そうなる」って。

 そんな中で、はっ!と気がついた。人の前で歌を歌うということは、ただ単にわたしの願望だっただけではなくて、わたしが人生において、するべきこと・やるように決まっていることがちゃんとわかるように、神様がわたしに見せてくれてたんじゃないのか? っと。(*´`*)

 考えると、基本的にわたしはステージの上に立つのが好きなタイプだった。小学低学年の頃すでに教会の女の子たちとユニットを組んで、教会で歌ったりしてたし、ゴスペルクワイヤーにいた頃にはソロをやらせてくれ!!と言ってクリスマスコンサートでソロを歌っていた。小学高学年からは演劇で舞台に立つようになったし、中学生の時には実は東京芸術劇場にて、所属してた子役事務所の公演で主役をやったりした。どれも、ものすごくわたしにとって自然なことだったし、息をするようなことだった。ステージの上から見る人々の顔が好きで、たくさんの人に見られていれば見られているほど楽しくて、喜んでパフォーマンスできた。緊張でガチガチになるけど、その緊張感が大好き。ステージが始まる前はいっつもすごくドキドキするけど、始まったらいつだって最後まで駆け抜けられるし、楽しい。集中力が切れることもない、絶対にやり切れる。

 そうかー、こういうのを、「幻を見る」というんだなって。結局、わたしがやることは、幼い日から見続けていた幻がちゃんといつか実現するように少しずつ行くことなんだな、と。

 それでね、腹が決まったのです。

 わたし、ちゃんと人前で歌おう、と。

 DTMで、お家で音源を作って歌を録ってそれを聴いてもらうのはそれはそれで楽しいんだけど、そうじゃなくて、人が見ているところでちゃんとまた歌おう、と。最悪弾き語りで1人でも、やっぱりステージに立たなきゃいけない気がしてるんだから、やろう。と。思ったのです。

 不安はたくさんあって。。ピアノを弾きながら歌うのは得意じゃない、リズムも悪いしテンポキープも悪い、タッチミスばっかりするし、歌だって歌詞をいっぱい間違えるし、ピッチだってパーフェクトじゃない。MCに関しては、ちゃんとやったこともなかったから、何を話せばいいのかわかんないかも、大丈夫なのかな、わかんねぇなって。

 でもそういうのを乗り越えて、またライブをやることに決められたのは、ずっと見てきた幻があったからだろうと思う。
 そっか、もうわたしは人前で歌うって決まってるんだな、って。決まってるんなら、まあそりゃやんなきゃいけないわな、って。月一、二ヶ月に一回とかでも、定期的に人前で歌うようにしなきゃならんわなぁ、と。

歌ったら、僕は減った

 まあそんなわけで、昨日無事に4年ぶりのライブを終えたわけです。なんかねえ、普通だったよ。当たり前な感じがした。最初の一曲くらいしか実際緊張もしなくて、楽しかった〜* まあまあ、観にきてくれた人たちがみんな、素敵な人たちだったし対バンさんもいい人たちだったしね。

 でもねえ、今朝起きたらね、思ったのよ。
「あ、なんかわたしちょっと減ったな」って。笑

 この前エンジニアさんともそんな話をしていて、がっつりエンジニアリングをするときはやっぱり身を削っているよ、と彼も言っていたんだけど、歌う人もやっぱりそうで。
 本気で曝け出して、本気で歌うとね、減るんだよ、どこかの何かが。

 そんなわけで、本当は色々色々、やりたいことがあったんだけど、減ったまま何かをするのは良くないので今日は丸一日オフにして自分を増やすことに専念しました。笑

 歌うことってのは、自分を削ることと一緒だね。書くことも、そうだし、きっと芸術は全部そういうところに繋がっていると思うんだけど。

 とにかく今日は魔法のワザもいくつか使って自分を増やしました。ゆり、だいぶ増えました。ありがたや(*´`*)

 まあ言いたかったのはさ、みんな、減ったままにして、さらに減って、自分を減らし続けると何がなんだかわかんなくなっちゃうから、気をつけようね。

ユリカ共和国法律その1:減った人、増えるまで働くべからず


おしまい。次は10月16日、池袋Fieldにて、アコギさんと2人でしっぽりやります。40分ステージだよびっくり\(◎o◎)/

1 0 / 1 6 (tue) ミューズの庭 -Wednesday-
@池 袋 F i e l d
OP 18:00, ST 18:30
¥1,500 (+1D ¥500)
with/ さゆ李, うらら

ご予約と詳細はWebsiteからよろしこ&どぞ^^
http://eurekarepublic.info/live

サポートしてくださるとユリカが今日一日ニコニコします。(*´`*)笑