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文集「ことり」のこと

文集「ことり」01 往還堂発行

 2021年12月24日に発行されたこの文集に私のエッセイが載っています。
 この機会をいただき、長年心にあった進化論のことを纏めることが出来ました。
 意外にも、最近は本読まないしなぁって感じで買ってくれた人からも好評で、残りもあとわずかになりました。

 書きたい気持ちと裏腹に、線維筋痛症で、創造の扉は錆付き、ブレインフォグで文章を組みたてられなくなっていましたが、編集さんに励ましと助けをいただいて、なんとか完成しました。さらにサイエンス部門の方にも文章を見ていただけるという光栄にあずかりました。心より感謝します。
 私は2022年3月から「ハチドリの庭」という難病患者交流会を始めましたが、その理想としての「相利共生」の想いを、描けたと思っています。

 この文集には、作家ではない色々な人が参加しており、「祈り」をテーマに、俳句、詩、エッセイなどが掲載されています。
 私が読んだ感想は、近年SNSやブログのように、誰かに発信するために書かれたものとは異なる、心の奥にしまっていた声のような、一人一人の体温のようなものを感じました。編集の方の小さな声を掬いたいという想いが隅々にまて満ちているようでした。
 例えば、USAKOさんの俳句は、その経緯をTwitterで見守っていただけに、勝手に親しみをもっていて、思うように動かない手で、必死で仕上げたことを思うとこみ上げるものがありました。後半は待つというテーマの作品から、夏目漱石の「夢十夜」、最後にルーミーの詩。私にも祈りが伝わってきたように感じました。

 私たちは祈ることで何かを変えられるわけではないけれど、祈りのない世界は暗闇だと思う。
 そして祈りは祈りと共振し、世界を僅かに震わせ、あるべき状態へ導く力を持っていると、私は信じている。ハルモニアへと。

 在庫も僅かになってきていますので、欲しい方はお早めにご一報くださいませ。
私 hachidori6968@gmail.com
往還堂さん info.ohquando@gmail.com
TwitterDMやメールでお申し込みください。
送料込1000円
※ジュンク堂池袋本店でもお取り扱いがございます。

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