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アンパンマンにツッコミ!

 デジタルアートセンター(DAC)で小説を書いている黒崎きつねです。


 今回は幼い頃に見た国民的アニメについて語ろうと思う。コンパス一個で描けそうな顔、能力や武器を持たずパンチとキックで敵を倒す、世界一有名なアンパンヒーロー「アンパンマン」である。構成は単純明快で、バイキンマンが悪だくみしてアンパンマンが倒す。
 見ていた当時は気にならなかったが、成長した今の自分の目には、ツッコミどころのある作品として映る。
 アンパンマンは顔が濡れたり、汚れたりすると力が出ない。顔の一部をとって、お腹の空いた子にあげて力が出ない場合もある。そこで一つ目のツッコミが炸裂する。
「顔が弱点ならヘルメット被ればよくない?」
 他にも以下のツッコミどころを発見した。

・人助けはいいけど、目の前で顔千切られたらトラウマにならない?
・たった一人でマシンを作って自ら操作する、バイキンマンの努力を一発で壊すアンパンマン
・パンのくせにカレーライスを配るカレーパンマン(記憶違いでなければ)
・早朝放送って、そんな時間に子どもたち起きないだろ

 こんな具合に挙げればキリがない。
 これは推測の領域だが、ジャムおじさんのパン工場についても疑問が残る。人員はジャムおじさんの他に、犬のチーズとバタコさん、そしてアンパンマンだ。仕事の振り分けはどうなっているのだろう。製造・営業・事務・広報・販売・仕入れ、これらをこの人数で全部こなせているのだとしたら、かなり有能である。
 さらに邪推すると、顔の弱点の件は囮として使っているのではないだろうか。つまり戦略である可能性もあるということだ。
 言うだけ野暮なことを書いたが、これを読んでいるあなたも一度くらい、そんなことを思ったことはないだろうか。決して批判しているわけでない。ただ少しいじって面白がっているだけだ。

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