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私小説『地球学徒の日記』

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✙この作品は、夢小説『スタウロライト 十字石の追憶』の外伝です。登場人物は本篇と同じですが、こちらは現実世界の日本国内(令和時代)を舞台とし、実在の事象を題材にしております。本篇…
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#新約聖書

彼女と観た世界(2024年4月2話)

 花祭の桜が散り、これから更に暖かくなりそうです。 第108回 再興院展  この頃、横浜駅東口の十合美術館(横浜市 西区)では、日本美術院の公募展覧会である「院展」の日本画が展示されていました。  日本美術院は、明治美術界の指導者岡倉天心らによって1898(明治三十一)年に創設されました。ここ横浜で生まれた岡倉天心(1862~1913)は、西洋欧米諸国が強い力を持っていた時代にあって、インドの仏教、中華の儒教・道教、そしてそれらを取り入れた日本美術という東洋の伝統的な精

復活祭 絵本と聖書と法華経(2024年3月3話)

 大森池上の街道で、美味しく健康なネパール料理を作って下さっている「アジアンダイニング ヒマラヤ」が、ネパール本国に食材を仕入れに行くため、ひと月ほど休店する事になりました。ここの常連客であるメグミさん達は、休店前最後の料理を頂きました。  なお、池上町の北隣にある馬込町に、同じ系列のお店があるそうなので、ヒマラヤの味が恋しくなったら、そちらに向かうのも選択肢ですね。 3月24日(日曜) アフリカの絵本と対句表現 日曜なので、ヒジリお姉ちゃん達は教会に向かい、今回も聖歌

2024(令和六)年2月「始め無く終り無き理」

私小説『地球学徒の日記』 2024(令和六)年2月 「始め無く終り無き理」 デジタルアートセンター系列事業所を利用している人々は、制作活動に関するオンライン講座を受講できるのですが、先日1月29日(月曜)は、そこでお世話になってきた鮭泥まぐま先生の最終配信でした。小説の書き方から、最近話題の生成AIに至るまで、色々な議論を勉強させて頂きました。  晩冬2月(如月)になりました。2月のアルファベットFebruaryには「罪を清める祭り」という意味があります。  2月の誕生石

2023(令和五)年12月2話「弥勒の世 一者への道」

私小説『地球学徒の日記』 2023(令和五)年12月2話 「弥勒の世 一者への道」 べ…別に作者は某船長の事なんか全然好きじゃないんだからねっ! 12月14日(木曜)大森駅のスープが美味しい件  理髪のため、大森駅に向かった日の帰り道。ヒジリお姉ちゃんの勧めで、駅ビル内のスープ屋さんに寄りました。  メグミさんは「温野菜とチーズのブラウンシチューと北インド風バターチキンカレーのセット」を注文。このお店はスープを中心に、カレーセットなども取り扱っています。また、ヒジリお姉