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アカミチフルホンイチ出店録

・アカミチフルホンイチに「久平文庫」として参加しました。

・久平文庫は本好きの兄弟である弟「久平」と兄「門前照二」が共同で使っている屋号です。

・よく読み方を聞かれますが「きゅうへいぶんこ」と読みます。新発田の実家が集落内で「久平」と呼ばれていて、この屋号から拝借しています。

・今回も学校町の一箱古本市と同じく兄弟2人で出しました。学校町ではとてもよく売れたので張り切ってたくさん出しましたが、マニア向けのセレクトに寄せ過ぎたせいか思ったよりも振るいませんでした。

・私が出品している本は主に海外幻想文学とその周辺領域です。文芸の中でも相当狭いジャンルなので、読者は極めて限定されています。絶滅危惧種とも言えます。そうした珍種と意図せず遭遇する機会が生まれているのも一箱古本市の魅力の一つだと思います。

・以前は惨敗して落ち込みもしましたが、メルカリに出すと途端に売れることもあります。敗者復活戦で挽回できるチャンスがあれば、心持ちはかなり変わります。どんな本が売れるのか今でもよく分かりませんが、間違いなく言えるのは、出版されてから日の浅い話題の本は必ず売れるということです。それ以外は運だと割り切っています。

・ここ数年、客として、店主として各地の一箱古本市に参加してきました。新潟、宮城、山形、福島と回った感想ですがアカミチフルホンイチは会場がとにかくすばらしいと感じています。屋内なので全天候開催可、駐車料金無料、アクセスも申し分なく、良い事尽くしです。運営の方々が入念に準備されているからこそこうした快適な環境が維持されているのだと思います。今後も機会があれば必ず出店申込をしていく予定です。

・最後に掘り出し物の紹介です。『錦鯉入門』(900円)が今回の一冊。「手の上で餌を食べる手のり鯉」の写真に衝撃を受けました。愛鯉家(あいりか)の愛情、恐るべし。

今回の収穫。『虫のかくれんぼ』は息子が大喜びしていました。
「知識の泉」シリーズは見かけるたびに買ってしまいます。
今買える本では『錦鯉A〜Z』もおすすめです。
余りにも愛が深い。

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