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何度も思い出したい満ち足りた日のこと

先日甥っ子が生まれました。生後2週間の彼に会いに行った日、その場にいた大人全員がその存在に釘付けになって、変わるがわる(おそるおそるとも言う)近寄って微笑んでいる様子を見て「人間は、生まれつき満ち足りている」という言葉を思い出しました。


人間は、生まれつき満ち足りている

お世話になっている THE COACH Academy でコーチングマインドのお話が出てきた時、一番最初に共有された言葉。私自身すごく好きな言葉です。

生まれたばかりの赤ちゃんに「もっとこうだったらいいのにね、これがはやくできるようになるといいね」と何かを求める人はいなくて、そこにいてくれるだけでいいのだと誰もが思っている。みんなに囲まれた甥っ子は、まさに生まれつき満ち足りている存在でした。

みんな心の中にパーフェクトな部分を持ってる

偶然にも同じ日、甥に会った後、感染対策の配慮が巡らされた藤井風くんのライブでこんなMCがありました。

「みんな心の中にパーフェクトな部分を持ってる」

歳を重ねるにつれて、足りないところがどんどん気になっていく、知恵がついて、もっともっと…と欲張りたくなる、そんな大人の心の中にもパーフェクトな部分はある、満ち足りる感覚をみんな持つことができる。

そんなふうに感じられる言葉を、甥に初めて会ったのと同じ日に聞けたという出来事が自分にじんわり染みました。

「満ち足りる」を知る、 ないない祭りをやめる

今日あれができなかった、これがやりたかった。自分にはこのスキルがない、あの経験がない、そもそも時間がない。ない、ない、ない…。

物もスキルも生き方も働き方も、あまりにも細分化されてたくさん枝分かれしている今、ないない祭りなら際限なくできてしまうし、私自身長い間やっていたと思います。

でも、祭りの主催者は多分いつも自分で、だからこそいつでもやめることができる。そもそも、今ここに存在していて、今日まで何とかして生きてきた人全員、みんな何かを持っている。それを一番感じられたのが、甥っ子と風くんに会えたこの日でした。

今年の私は、コーチングを通して「満ち足りること」をじっくりと知り続けてきた気がします。それは自分のクライアント体験でもあり、コーチとしての体験でもありました。

狙いを研ぎ澄ませて、ないもの/欲しいものを取りに行く狩猟スタイルの自分が長くいた。今は、ずっと側にあったものを再発見して水をやる農耕スタイルの自分がちょっと気に入っている。そう気がつけた素敵な 1年でした。


今年の素敵なこと、忘れたくないことはたくさんありますが、その中の一つを思いつくままに書いてみました。

今年お世話になった全てのみなさま、そしてここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!



この note は、コーチングをテーマにしたアドベントカレンダー 2021 の19日目です。(無事書けてよかった)

ぜひ他の皆さんの noteもご覧ください。
ノムラ サトエ (@nomusn2017) さん 、素敵な企画をありがとうございます!



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