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愛とか恋とか

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恋愛やパートナーシップについてのエッセイをまとめています。
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#愛するということ

言葉と態度が一致しない彼と「愛する」ことに臆病なふたり

今日はひさしぶりにとてもよく眠れた。 昨日の夜、パートナーといろいろ話をした。 わたしのパートナーは、話をしてもあまり言葉を返してくることがない。打っても響かないというか、まるで言葉がブラックホールに吸い込まれていくだけというか。たまに返ってくる言葉も、とてもあいまいで抽象的で、聞けば聞くほど「??」が増える。 「えっと…結局あなたはわたしのことを好きだと思ってるんですか?それとも、流れで付き合っているけど、付き合ってても別れても、どっちでもいいって思ってるんですか?それ

"I love you" と「愛してる」の違い

わたしは英語もネイティブに近い感じで話せるし、海外での生活も長かった。だからこそなのかもしれないけれど、恋人同士での "I love you" と「愛してる」は、言葉の重みというか、言うときの覚悟が全然違うと感じる。 この言葉の差異に関しては、もちろん個人差があるものなのだと思うので、あくまでもわたし個人の見解として。 海外では、"Love" という言葉は比較的簡単にいろんなシチュエーションで使う。"I love this movie!" (この映画すごく好き!)とか、友

良好なパートナーシップを築くために大切なこと

彼氏や旦那さん、どんな形のパートナーシップであれ、良好かつ円満な関係を築き、相手から愛されるためには、「自分の機嫌は自分でとる」っていう意識がとても大切だなって思う。特に、女性側にとって。 今までのわたしは、恋愛対象に対してかなり依存的で。 「あなたがわたしを安心させてよ」 「あなたがわたしを愛してよ」 「あなたがわたしは愛される価値があると信じさせてよ」 っていう思いを無意識に持っていた。 それは、 「なんでLINEの返事くれないの?」 「最近、絵文字とか好きとかなくな

「ケンカするほど仲が良い」の本当のところ

うつになってから、家族やパートナーと話し合いをすることが増えた。 家族とは、ケンカのようにお互い声を上げてしまうこともある。 でも、今までのケンカとは全然違うなってことを、お互いに感じていて。 ケンカには生産的なケンカと非生産的なケンカがあるんだなって最近ひしひしと感じてる。 そんな言葉があるけれど。このケンカとは、生産的なケンカのことを指す。 非生産的なケンカばかりを続けるのは、いい関係とは言えない。 じゃあ、生産的なケンカと非生産的なケンカの境界線ってどこにあるん

男友達と彼氏の違いってなんなんだろう

モヤモヤと、ここ数日いろいろなことを考えていた。 睡眠の質が落ちていて、子どもとの時間で無理をすることも少し多かったからか、メンタルが落ちてきていてネガティブな方へと思考が流れていく。 モヤモヤ考えるのは、いつもパートナーのことだ。 「納得した」と思ったら、翌日にはまた似たようなことで悩みだす。 めんどくさいなあ。 なんで悩まないといけないんだろう。 なにに悩んでるんだろう。 ていうか、悩んでる時点で合わないんじゃないの? 別れた方がいいんじゃないの? それとも過去のト

愛というもの

お母さん、愛ってなに? 失恋し、傷ついた娘が母に尋ねた。 母は答えた。 そうね。愛には人それぞれの解釈があると思うけれど。 自分の幸せよりも、相手の幸せを自然と願うこと。 相手の幸せが、自分の幸せになるとき、 それは誰かを愛しているというのかもしれないわ。 でもね。 誰かを愛する代わりに同じだけの愛を返してもらいたいと 見返りを求めて、自分の想いや欲求を無視して 相手のためだけに尽くす愛は、つらいものよ。 本当の愛は、あなたを傷つけたり、苦しめたり 小さな世界に閉

【読書感想文】愛のかたちは星の数ほど

恋愛って本当に千差万別で、人によっていろんな「愛」の形や関係性があるし、そのどれもがその人たちにとっての正解なんだなぁ。そんな至極当然だけれども、つい忘れてしまって袋小路に入り込んでしまうわたしの首根っこをやさしく咥えて、あたたかく安心できる巣穴に連れ戻してくれる母猫のような。三浦しをんさんの『君はポラリス』は、わたしにとって、そんな本だった。 『君はポラリス』は、三角関係や不倫、片想いや夫婦など、さまざまな形の恋愛についての短編をひとつの本としてまとめたものだ。 たくさ