紙に印刷しないと文章を咀嚼できないのはなぜ

これは「なぜ」に答える記事ではなく、単なる「なぜ?」という叫びです。

時代はペーパーレス。我が職場でもできるだけ紙を削減しましょうという声もあり、確かに机の上に紙を積み上げてると整理もできないし情報管理上もよろしくない。

わかってるんですよ。いやそれはわかるんです。

でも印刷してペンを持ちながら読まないと頭に入ってこないんです。

これは個人差があると思うんですが、仕事の書類もそうなんですが、自分は電子書籍の小説も全然だめです。まったく頭に入ってこない。Kindle Paperwhiteとか買ってみましたけど、なんかだめ。頭の中を活字が通過していってしまう。ただしマンガは電子書籍でも普通に読める。要はうんうん考えながら読むのが電子だとだめなんです。

仕事の話に戻ると、仕事上の書類は書き込みや線を引きながら読むので、そもそも紙じゃないとだめな場合が多い。PDFに手書きっぽく書き込む仕組みもまだしっくりくるものはないし、そもそも手を動かすから頭に入る、みたいな感触なんですよね。

あと一回「電子書籍 書き込み」で検索したら、ヒットしたページで、「電子書籍の書き込みはスクショを取ってその画像に書き込みしましょう」とか書いてあって、マジで画面の前で「馬鹿じゃないの?」って声が出ました。おまえは紙の本に書き込みするときにいちいちそのページをコピーするのか。あほじゃないのか。その大量の画像ファイルはいったいどうすんの?

何にせよ、どうしてもちゃんと読む本は紙じゃないとだめ。物理的なものとしてあった方が安心とか、収集癖とかそういうんじゃなく、電子書籍は単純に私にとって用をなしていない。なんででしょうね?

訓練すれば読めるようになるのかもしれないし、もしかしたら機器の問題なのかもしれない。こうやって私の家の本棚には本が増えていくのです。

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