見出し画像

逆噴射ワークショップ第2回を振り返り改善点を探す(20210412)

逆噴射ワークショップ第2回が開催され、拙作が取り上げられました。嬉しいことです。詳細はこちらの記事から。



詳しくは記事リンクを辿っていただきたいのですが、悩みを送ったら全部掲載されたり、良い評価を頂けたりと、嬉しい驚きがありました。「いまの自分は地図でいえばこの辺りに位置している」が理解できたことも大きいです。

今回は、上の記事を読んで考えた、自作の反省点や改善点を挙げていきたいと思います。

ヘッダー画像を工夫せよ


最も意外だったのはヘッダーです。白状すると逆噴射以外ではあまり記事を書いたことがなく、かつて書いていたはてなダイアリーでは画像投稿も多くないので、ヘッダーに思い至りませんでした。

ヘッダーは本の表紙みたいに、記事を強調するポイントです。が、私はそういうことを考えず、ワークショップに投稿する時に軽い気持ちで、「椅子を使うし……アリ・アスター監督の風味を出したい……これくらいでヨシ!」とヘッダーをお出ししたのです。

ここには大いなる改善点があります。

他の方の記事を眺めていて思うのは、「ヘッダー画像にオリジナルアートを入れていてすごいな」です。私はデザイナーとしての実力が高くないので、ゼロベースで作ることが難しい。とすると、やるべきことは、素材を加工することです。

ここで発揮するべきは加工するための振る舞いです。イメージするならば、画像を使う際は、

「画像にタイトルなり入れて見やすくする、フォントも検討する」

「画像をトリミングして異質性を強調」

「画像をブラシでいじってあえて違和感を出す」

などが考えられます。次回からはこうした作業も追加します。使用ソフトは……ペイント! あるいはフリーソフトで……


タイトル、冒頭の改善点


ここはズバリと斬られたポイントで、その通りです。今作のタイトルは、「SF風味だがあらゆる文庫本に使えるように柔軟なタイトルにしよう」というコンセプトでした。八方美人過ぎる。

タイトルをつける際は、時間を置いてから考えています。よほどの作品だと先にタイトルが来ますが、おおむね最後です。ですので、今回も第一稿を書き上げてからトップに戻りたいと思います。頑張ります。


自作のジャンルがわかった


実は投稿するまで、「この作品のジャンルはどこ?」と悶々としていました。コメディではない。ではアクションか? そうでもない。この内容だと……ホラー……サスペンス? などという具合です。作っている側からすると、距離が近すぎて認識できなくなるのです。

読書会では「仕事ホラー」、上の記事では「現代ローファンタジーにエクソシストめいたモダンホラー」とガッと指定して頂いて、上で書いたように「地図でいえばこの辺りにいる」納得感がありました。「○○めいた」という言葉がつくので、該当ジャンルを見ていきながら目印になりそうな作品を探そうと考えました。

で、ホラーなんだからホラー映画を見よう……までは至ったのですが、問題は、私が非常にホラーが苦手なことです。全体的に描写とか無理で、すぐに気持ち悪くなったりします。『ミッドサマー』とか『ムカデ人間』なんてあらすじ読んで気持ち悪くなりましたし、かつて映画館で観たメル・ギブソンの『サイン』はトイレに行く振りをして逃げました。

幸い、小説が原作の映画も多いので、キングや『ぽぎわんが来る』シリーズなどを読みながら傾向を探していきたいです。

取材!してね!


上の記事で言及されていたように、取材……小説の対象となるフィールドを知ることは大事です。私の場合、関連書籍を2冊3冊ぐらい読むと、「もういいや見切り発車して大丈夫だろう」と始めて問題になってしまうので、態勢を改善するよい機会です。

いまはちまちまと声優本やエッセイを読んでいますが、もともと役者の世界はあまり知らなかったので、「こういう世界もあるのか」と知的刺激があります。取材感覚が発達してくると他も気になってくるので、芸人、舞台演劇の本も視野に入れています。オンラインイベントや配信ライブも考えていますが、さすがに取材費用にも天井を設けないとヤバいので、脳内経理部と相談しながら考えたいです。

小説の対象になると面白いもので、いままではだらっとしていたい時にアニメを流していたのに、取材感覚を意識した途端、だらっとアニメを観なくなりました。セリフ一つ取っても「このセリフを発するまでにテイク12ぐらいあったか?」「何回オーディション受けた?」「打ち合わせは」「台本……」と浮かぶので、下手したらノートを取りながらアニメを観ます。この取材感覚はフルボイスのゲーム、謎アニメ、その他声優が登場するバラエティ番組です。

問題は、いままで休憩時間に趣味で楽しんでいたものが取材に取って代わられてしまったので、休憩が休憩でなくなってしまったことです。対処法として、声優とは無縁なホビー(模写や粘土いじりなど)とか、音量をゼロにしてゲームするなど、工夫していきたいですね。

また別な取材感覚や仕事が持ち上がってきたら、おそらく別な趣味を導入していくのだと思います。なんだか分野を変えているだけのいたちごっこな気もしますが、取材感覚はそういうものなのでしょう。取材ばかりしても頭が参ってくるので、うまく趣味と仕事を区別して、心を逃しながら書いていきたいですね。頑張ります。

《終わり》

頂いたサポートは本の購入・取材・他記事サポートに使用します。