第二日状況単独公演不滅的羨望会

situasion単独公演に行ってきました。



地獄への入口?あるいは天国そのもの

2023年12月30日
Spotify O-EASTにて行われた
The immortal envy club これがファーストデイ、つまり新たな状況神話の第一章はじまりの日でした。

それから4か月。
A second dayと銘打たれた二回目のTIEC(ない略称)
大阪の状況を正すべく
Yogibo META VALLEYに降り立った5人の少女(神?)たち。


その余韻と感想てきな日記、いや、創世記です。

私が歴史の証言者─SITUASIONISTA

まあ言葉で表すと野暮ったくなっちゃったりするのですが、
浸っている間に書いちゃいます。

開幕はなんと言ってもビリーバー

1、はじまりですからね。
甦る。甦る。
映像と爆音で一瞬にして状況を構築。
不気味な音、光、映像、身体の全てで感じるシチュアシオン文学の幕開け。
わかっていても興奮を抑えきれない。
そのまま途切れることなく2ことエンビィ。
(口語的な感覚は平仮名えんびぃですよね!?)
ワンマンライブの表題にもあることから、実は裏テーマ、隠れた主役なのでは?と思ってたり。

2の魅力、それはなんといってもその音。かなと。
いや全部やん!というのは置いておいて。
6曲の中ではまだ?捉えやすい乗りやすいのでわ?と思っています。
後述しますがこれにアレンジを加えたのがキモいのなんのって。(褒めてます)
多分(また多分)、メッセージ性のつよい曲なんだろうなあって。
羨むというよりは妬み、嫉み。

そんな闇の後には
「夜明け」がやってくる。
3か?1→2と来て次3ARTH!!!!🌏
と思った人も多いと思いますが、
これも3です。(第三部)
マシンガンをぶっ放したかのような音がもう爆音に合うのなんのって。
開幕3曲でもう既にニヤニヤとクネクネが止まらず。
おやすみ。

からのアルバムつなぎ?
これでフロア全員シチュアシオニスタそのものに。
かと思えば、たたみかけるようにシームレス1988をぶっ放し、ギターを弾き始めるオタクたち。
ひとつひとつの曲は知っていても、この曲の終わり目が1年前のときにはほぼわかっていなかったなあとしみじみ。
繋ぎが本当に秀逸なんですよね。
3が来る。6曲の中ではレアな方?
個人的には一番(やるのが)むずそうという印象の地球。われわれがいるこのホシ。
終わりにかけての音があまりにも怖すぎて、壊れた?と思うのですが、爆音でこれをやられると脳が破壊されます。もっとやって欲しい。。。えろすぎます。
ファーストデイ前に公開され、今や当たり前のように違和感なくセトリに組み込まれていて聞き慣れているはずですが、解像度がそこまで高くないので音だけでほぼ楽しんでいるというのが正確でして、まあ多分その全てがわかるころにはまた別の次元へと駆け抜けていっているんだろうな、というのがあります。
アイドルのピークは常に今、というのが持論としてあるのですが、その最たる存在で、見逃せないどころではないなと毎回思わせてくれますね。

そして特にこの樹海へのつなぎ、これですこれ。もうねらんらんらんらんらんらららんらんらんらんらんらららん……

曲が終わったかと思えば迫り来るダンダダンダンダン
これはもう次来るなという予感というよりは神速のインパルス的な、反応速度0.10秒を達成できるくらいには身体がドクンッ!と打たれます。えろいです。

樹海に彷徨い混んだらまだ怪談は続いて、
じゃぱほらへのこれまた秀逸なつなぎ。
曲順が被る印象がほぼないですが、このつなぎはどちらかといえばある方(多分)と思います。
何回聴いても飽きないどころか、そのままカラダが持っていかれる。
ああもう連れて行ってくださいとクネクネが止まらない。

5od、これも十字架、ジェネシスに沿ったような曲で、
曲中に何度も赦しを乞う。
主役曲じゃない?と全部思えてきますが、この曲は本当に常に後ろでとんでもなく気持ち悪い音が鳴り続いています。(褒めてます)
なんて言うのか語彙力と音楽力に乏しいためおゆるしください。
その最たるがハーレー🙋‍♀ルーヤ🙋‍♀のところ。
ハレルヤの意味がキリスト教で歓喜や感謝を表す語、らしいのですが、全然明るくない。一生不気味にもほどがある音が聴いているものを襲い、気がついたときにはもう肉体は消滅し、宇宙と一体化して終わってます。

一旦捌けると前半はここで終了。
途切れなく終始圧倒的でもう折り返しに。

そしてついに、ついに来た。
というとこれはもうミスリードだったことに気がつかされます。
「新曲は6曲」
神が7日目に何をしたのか。

あるに決まっでだ
        ”””7”””

1日目、光と闇、昼と夜。
2日目、空。
3日目、陸と海。植物
4日目、太陽、月、星。
5日目、水中の生物、鳥。
あれ??birdって5じゃね? 
待ってカモメいる!かわいい!

6日目、地上の生物、人がつくられる。
7日目、神は休んだ。

ちゃんと詳しくないのでざっとです<(_ _)>

なんなら一番大事なのが7だった。

secretaryかな?(T=7?)

多分歌詞や振り付け、音が散りばめられている総合、集大成的な楽曲かなと。

どこかニスタには馴染みのあるようなしかし新しく、
ん??これ新曲?????る????
と戸惑ったほど。

ちなみに途中にある振りのあおいひなちゃんがめちゃくちゃかわいいです。
(みんなかわいいです)

そんな新曲の次に持ってきたのが2nvy改造バージョン。
ただでさええろい音にさらに謎の磨きがかかりまくって再降臨。
その名もEXTREMELY

聴くとわかるのですが、
ああ音違うだけでおんなじ曲か~ってなる
と思うじゃないですか。
もはや別の曲です

えんびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
って感じです。

消えてしまえのとこがめちゃくちゃこわいです。ほんとうに。死者蘇生。

アウトロがきゅるきゅるして不安になるまま終わり。

ここから、というか後半の7が始まったときから、もうリミッターが外れていて、
秘色の歌詞「どこかで壊れた何かがおかしい」状態そのものになっていることにここでようやく気づかされる伏線回収。
4が満を持して登場。
これもね、中盤くらいまではおとなしめ?ですが、終盤、無事に壊れてくれます。
曲の捉えどころが一番むずくね?と思っています。

やまとや

すとらいく

アイワズボーン
これだけ見ると、おお!と反応したくなるものですが、サウンドのようすがおかしかった。

曰く、魔改造。崩壊。
なんかもう興奮しすぎて書いていても既に忘れているような光景が目の前に広がっていました。
知っている、聞き慣れた曲もこんなになるのかという衝撃。ニヤケが止まらず。

そして6、最後の鳥が飛び立ちます。
私が一番好きなのがこの6です。
比較的静かに展開され、ただしっかりバキバキ音を潜めてる。隠れてないけど。ゴリゴリに。
メッセージ性がつよい歌詞。
鳥そのものになってとびたちそうなゆんゆ。
壮大な包容力のあるこの曲を聴いているときになぜか泣きそうになりました。
昔は卒公とかでも泣かなかったんですけど、最近どうも涙脆く、しかも感動するようなシチュエイシヨンというよりはむしろ明るい曲だったり、なんというか生命力溢れるようなサウンドを浴びたときに自然と感極まっていることが多いですね。生を実感する根源的なものなのかなと捉えていますが、え?多分なんでここで泣くの?と思われてそう。

圧倒的な充足感。音に満たされる。物語じゃなくて音楽がこれほど染み渡る唯一無二のものがsituasionにはあるような気がします。
なんて余韻に浸ろうとしてたら
フイウチantiが飛んできて、運命がやってきて、最後はアンコールで、アンコールでだよ??最悪な状況。
状況が目まぐるしくかわる中でも変わらない美しさ、のようなものを感じました。

MCでひなちゃんが言っていたのですが、シチュの音楽はいわば王道的な、一般的なアイドルの楽曲とは違うかもしれないけれどこれだけ多くの人がその良さを見つけ、味わい、遊んでいるってかなりすごいよなあと思います。
例えば流行りのコールを入れやすいメロディを入れたり、わかりやすく沸かせるというのも、できるんだろうけどそれをやらず、シチュアシオンという世界観で作る音楽を惜しむことなく出し切る。
これは逆に王道なんじゃないかと思ってきそうですが、エクストロメなどのオタクが多く、純粋にその音を楽しむというのが繋がっているのかなあとしみじみしていました。

終わった後しばらく座り込んでいたほどに、余韻。

正直今のシチュが何をどうやってもそれはそういうものとして捉えるほかなく、解釈の隙すらも与えないような、それこそいわば神の領域にあるような存在に徐々に近づいていっているのではという革新のような確信的な核心。
状況文学と(私だけ)読んでいますが、1年前に行われた大阪でのワンマン(橋の下)くらいまではまだ、おそらく人間的な解釈を以てして捉えられたのだと思います。
もはや、天になった。藍染?

神の前において言語はもはや。

Sprache ist tot.

situasionワンマンライブ、最高でした──────。


to be continued…………

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