最近聴いてよかった曲 2022年6月

※主に今月初めて聴いた曲

【2022年6月】
・Uriah Heep/Look at Yourself(1971)
・スピッツ/ハニーハニー(1992)
・秋山璃月/大人になれば(2022)
・Beach Fossils/Daydream(2010)
・Cream/World of Pain(1967)
・Strawberry Alarm Clock/They Saw the Fat One Coming(1968)
・赤い鳥/SWEET MORNING RAIN(1971)
【番外編】
・toddle/Branch in the Road(2018)
・SCHIZOFLARE / 早朝/夏蝉(2019)

Uriah Heep/Look at Yourself(1971)

キーボがいっぱい動いてるロック好き。たのしい。コーラスも気持ちい~。
日本語だと「対自核」っていうの、どういう意味だ。辞書ひいてもでてこない。Look at Yourselfに対応する単語だから、単に対自というだけでなく自分の核となるような中心的な部分の認識のことなのかもしれない。

こういう日本語訳って誰が考えて決めているんだろう。レコード会社なのかな。Pink Floydの「狂気」とかYesの「危機」とか単語だけのタイトルだったり、「クリームの素晴らしき世界」とか「素晴らしきYamasukiの世界」みたいな「素晴らしき」シリーズとか名付けをした個人や組織によって傾向が違っていたら面白い。いつか調べてみても面白いかもしれない。

この曲はザ・ピーナッツがカバーしていたらしい。ザ・ピーナッツが!?なんで!?あの双子のユニット以外にもザ・ピーナッツっているのかと思ったけどあのザ・ピーナッツらしい。レビュー見るとかなりプログレッシブだったらしい。めちゃいいなー。


スピッツ/ハニーハニー(1992)

スピッツ草野マサムネのラジオ「ロック大陸漫遊記」で流れていて知った。ちょっと聴いて「あっ初期の声だ」と思ったあとはただただ気持ちよかった。跳ねるシャッフルのリズムと声とサウンドぜんぶがいいな~。ちょうどいい温度の水(すこし冷たい)のなかにいるみたいな音があって気持ちいいから何度も聴きたくなる。惑星のかけら聴くのがたのしみになった。


秋山璃月/大人になれば(2022)

小沢健二の曲のなかでも好きな曲を秋山璃月がカバーしてる!この曲が璃月くんのリズムと声で聴けるのうれしい~と何度も再生している。当時のオザケンといまの秋山璃月って同い年くらいだったりするのかと思って調べたら、やや離れていた。大学在学しながら音楽やっていたのはフリッパーズギターの頃だった。

原曲のショートバージョン。球体の奏でる音楽はサブスクにはないのだけどたまに聴きたくなる。


Beach Fossils/Daydream(2010)

さらさらしていて気持ちのいい音だ。何でこの曲聴いたのか忘れちゃった。さらさらして気持ちいい以外言うことがないなー。いいさらさら。


Cream/World of Pain(1967)

ほんわかクリームで漫遊記の回の選曲のなかでも好きだった。音が柔らかくて優しい。何回も読んだ挿絵の多い児童書を読み始めたような感覚になる。もう知っているけれどわかりやすくてわくわくする物語を追っているような感覚。


Strawberry Alarm Clock/They Saw the Fat One Coming(1968)

サイケに興味あると言ったらStrawberry Alarm Clockをおすすめされた。いまのところ聴いてみた曲のなかではこの曲がいちばん好きだった。ギターソロに頷きながら聴く。正解だと思うようなしっくりくるギターソロがある。このギターソロずっと聴いていたい。
曲全体が3分ちょっとしかなくて短く感じる。少なくとも7分くらいはありそうな長い曲みたいな雰囲気がある。長い曲を構成する一部分みたいな曲。この曲を含む長い構成の曲を作っている人いないかな。

プログレとサイケの違いがいまいちわかってないけど、たぶんどっちにも好きな曲は多いと思うからいろいろ聴いてみたい。


赤い鳥/SWEET MORNING RAIN(1971)

溜息が出るくらい美しい。日本人の女性ボーカルに男性コーラスが入ってくる美しさ……。赤い鳥の英語詞の曲はどれも綺麗でずっと耳に入れていたくなる。この曲が入っているWHAT A BEAUTIFUL WORLDに収録されているWHAT A BEAUTIFUL WORLD (WE'RE LIVING IN NOW)SUNNY SMILE OF LOVEのきれいさも好き。美しい星(1973)に収録されている I WOULD GIVE YOU ANYTHING(翼をください 英語版)を聴くと知っている曲の美しさを改めて知るような感覚になる。日本語のほうの翼をくださいはスタジオレコーディングバージョンだといまいちピンとこなかったけど、ライブ映像に芯の強い美しさを感じた。
きっと空にも不自由や悲しみはあるのだけど「悲しみのない自由な空」への想いを強くしていること自体にかなり直接的なよさを感じる。自分自身が幼い頃に羽根が生えて欲しくて毎日祈っていたこととか、いまもコジコジに対する憧れがあることと繋がっているような、自分のなかにずっと流れてきたような大事な部分が翼をくださいにあった。

RenaissanceとかSidanに感じるような類いのきれいさとか美しさを赤い鳥にも感じた。日本語で歌っている曲より英語で歌っている曲に感じる美しさが好きだった。
PPMに影響を受けているらしい。たしかにあのコーラスのよさを日本に持ってきたという雰囲気もある。PPMはアメリカの白人の男女混合のコーラスのよさで、赤い鳥は日本人の男女混合のコーラスのよさだ。それぞれ違った響きを身体にもっている気がする。どちらも少しずつしか知らないけど、PPMは楽しさが強くて、赤い鳥はグッとよさに直接触れるような琴線に触れる感じが強い。


【番外編】
今月初めて聴いたわけではないけど、いまの時期に合う曲。

toddle/Branch in the Road(2018)

toddleの曲のなかでいちばん好き。6月の途中の気持ちいい風が吹いてる日によく聴いていた。ロックリバーへ(あらいぐまラスカルのOP)みたいな気持ちよさがある。ロックリバーへの歌詞に「6月の風」がでてくるというだけかもしれないけれど、あの曲の気持ちよさをバンドサウンドでやるとこんなかんじかもなーと思う。それぞれぜんぜん別の曲だけど、自分のなかに生まれる気持ちよさだけに着目すると近い部分がある。


SCHIZOFLARE / 早朝/夏蝉(2019)

SEAPOOLのVo. Gt. 小原涼香のEP、Schizo-Flareに収録されている曲。EP全体に夏っぽさがあって、特にこの曲はくり返しくり返し聴きたくなる。暑い部屋で昼寝するとき聴くのが好き。6月後半に続いた暑い日はだいたいこの曲聴きたくなった。きっと7月も8月もたくさん聴くと思う。

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