最近聴いてよかった曲 2022年7月

※今月初めて聴いた曲

【2022年7月】
・Tame Impala/Jeremy’s Storm(2010)
・奇妙礼太郎/竜の落とし子(2022)、白鳥のおもちゃ(2017)
・Young Kee/ボーイ(2021)
・Led Zeppelin/Ten Years Gone(1975)
・The Zombies/Changes(1968)
・Veruca Salt/Seether(1994)
・小山田壮平/アルティッチョの夜(2022)
・The Pineapple Thief/All That You’ve Got(2018)
・Iron Butterfly/Iron Butterfly Theme (Live)(1967)
・Japanese Breakfast/Posing For Cars(2021)

Tame Impala/Jeremy’s Storm(2010)

こういうリフレインのある曲好き。まだあまりよく知らないけど私はきっとTame Impalaが好きなのだと思う(ほとんど確信に近い感覚)。ベースが動かない感じとかお経ぽくていい。

Tame Impalaはサイケの名盤を列挙する記事で、Lonerism(2012)が選ばれていたからいずれそのアルバムも聞いてみたい!いまのところ、InnerSpeaker(2010)以外だとTame Impala - EP(2008)だけ聞いたことあってDesire Be Desire Goとか好き。この曲は今回選んだJeremy’s Stormと同じアルバムにも収録されている。今回選ばなかったけれどThe Bold Arrow Of Timeもよくて、どっちを貼るかすごく迷った。Jeremy’s Stormのほうが終わり方が綺麗だと思ったからこちらにした。


奇妙礼太郎/竜の落とし子(2022)、白鳥のおもちゃ(2017)

U-NEXTのなかをうろうろしていて見つけた日比谷音楽祭(配信)をアーカイブで見た。竜の落とし子の弾き語りがよかった。

竜の落とし子よかったな〜と思いながらYOU ARE SEXY(2017)聞いていたら白鳥のおもちゃも好きだった。この2曲の良さは何となく近い気がする。歌詞にぐっとくる感覚があるのだけど、うまく入ってこない部分もあり、まだこの曲を好きになれる余地があると思う。

竜の落とし子を含め、たまらない予感(2022)に収録されている曲は作詞作曲が早瀬直久という人らしい。白鳥のおもちゃは作詞奇妙礼太郎、作曲奇妙礼太郎・中込陽大。奇妙礼太郎以外が作詞作曲した曲はこれまでもあるらしく、例えば君はセクシーを作ったのは田渕徹という人らしい。奇妙礼太郎の曲を作詞者作曲者に注目して聞いたことがなかったから竜の落とし子について調べるまで知らなかった。

竜の落とし子は「本当や嘘」の箇所がよく聞こえてくるのが好きで、白鳥のおもちゃは「笑っている赤ちゃん」のところがかわいくて好き。改めて歌詞を読むと、どちらの曲もあなたの大事さを歌っているなあと思うけど、こうやって短くまとめてしまうと陳腐になるからよくない。でも大事にしたい気もちで聞くとすごくいい。竜の落とし子は「さざ波」の描写のところもいいなー。「潮風」から始まる歌が流されていく。白鳥のおもちゃの好きなところはうまく言葉にならないな。ぜんぶ好きだなあと思ってしまう。すごくちょうどよくぴったりなところに音や言葉がいる。


Young Kee/ボーイ(2021)

暑い夜が続くので聞く。かわいくて涼しい。暑さを経由した涼しさみたいな。アナログを知りながらデジタルをやってるみたいな感じがして、バランスがよくて気もちいい。まだ配信されている数曲しか知らないけどボーイがいちばん好きだった。何度か聞いているうちに他の曲も好きになってきた。いまどのくらい売れてるか知らないけどいっぱい売れてほしいなー。自分で曲作りながらいろんな人に楽曲提供されていろんな曲を歌ってほしい。


Led Zeppelin/Ten Years Gone(1975)

くり返しくり返し聴きたくなる。リフも、リフに繋がるフレーズもすごく好き。リフに繋がるデレデ デーデデッデーのところがいちばん好きかもしれない。終わってしまうことが悲しい。なるべく長く続いてほしいのにそんなに曲が長くないせいで終わりがすぐ来てしまう。6分半じゃ物足りない…。
この曲が終わる悲しさのせいで、次の曲(Night Flight)のことを嫌いになりそうになる。「お前のせいで…」みたいな、仇を取るような気分になってしまう。ずっと続いてほしい曲の次に収録されている曲は邪険に思われて可哀想だ。

以前にもDream TheaterのImages and wordsに収録されているTake the Time(3曲目)が好きすぎて、Surrounded(4曲目)のこと嫌いになってしまったことがある。あるあるになってほしくないけど、好きになりすぎるとこうなりがちだ。アルバムとしては好きだけど、好きすぎる曲の次の曲は相対的に評価が低くなりがち。


The Zombies/Changes(1968)

この曲が収録されているアルバム、Odyssey and Oracle自体は知っていた。メロトロンの音が入っている曲があると認識していたのでこの曲を初めて聞いたのかどうか確信がもてないけれど最近になって初めてアルバム通して聞いた。

この曲もメロトロンぽい音がして気持ちいい。メロトロンなのかオルガンなのかわからないけど、ボーカルやコーラスを含めたこういう音のなかに入ってくるメロトロンぽい音の柔らかさは好き。

メロトロン入ってる曲を集めているのでおすすめのがあったら知りたい。Jonesyみたいに短く鳴らすメロトロンよりは、Anekdotenみたいに暗くて沈むように鳴ってる音やこの曲みたいに柔らかく鳴ってる音のメロトロンが好きです。


Veruca Salt/Seether(1994)

オルタナ!夏!☀️
ロック大陸漫遊記の90年代オルタナ系女性ロッカーで漫遊記の回で流れていた。ラジオで聴いたときはボーカルが奥のほうに聞こえたけど、音源聴いたら手前に聞こえた。

ギターの女の人がレスポール弾いてるのかっこいい。重いギターとかベース弾いてる女の人ってかっこいい。ギターボーカルのSGもしゅっと似合っててかっこいい。かっこいいところにこの声で歌うからほんとに夏でいいな〜!コーラスも心地がいい!夏をありがとうございます。
ミュージックビデオだとどっちのギターも黒でさらにかっこいい!

夏のうちにアルバム通して聞いてみたい。オルタナ!という気分になれるのは夏だけだから刹那を感じる。暑いときに汗かきながら聞きたい。


小山田壮平/アルティッチョの夜(2022)

ぱんぱんに張った愛。涙がこぼれないように上を見て、ぎりぎりこぼれなかったかんじ。
リリースに遅れる形でようやくちゃんと聞けたような気がする。ぎりぎり溢れずにいる愛をそっと運ぶのって難しいだろうなーと思う。


The Pineapple Thief/All That You’ve Got(2018)

ロック大陸漫遊記のフルーツなバンド名で漫遊記のときに紹介されていてよかった曲。🍍〜!

イギリスのプログレのなかでもPorcupine Tree(以下ポキュ)に近いものを感じる…と思いながら調べたら、併記されている記事がいくつか見つかった。The Pineapple Thiefのライブにポキュのメンバーが参加していたこともあるらしい。
ポキュはIn Absentia(2002)とDeadwing(2005)くらいしかちゃんと聞いたことがなかったのだけど初期はサイケ、プログレロックを経た後、後年はプログレメタルに変わったと書かれていた。聞いてないアルバムも聞いてみたくなった。

ポキュもそうだけど、The Pineapple Thiefも好きな曲がたくさんありそう。まずは00年代のアルバムを聞いてみようかなー。


Iron Butterfly/Iron Butterfly Theme (Live)(1967)

荒井由実のアフリカへ行きたいに出てくる単語として認識していた「アイアン バタフライ」。その歌詞がこのバンドを指しているのかはわからないけれど、いい曲を知れてよかったーという思いと、好きになれる曲が多すぎるせいで広く浅くなっていく感覚への危機感が同時にある。

ライブ行ってこんな曲でかい音で聞けたらと想像するだけでたのしい。
アフリカとアイアンバタフライで検索したらアイアンバタフライっていう小説が出てきたから荒井由実はそっちを歌っているのかもしれない。副題らしきものにアフリカの小説と書かれているし恐らくそっちだ。違ったかー。小説とバンドは繋がってたりしないかな。間接的な繋がりはあるかも。

調べたら非公式のライブアルバムらしい。でもこのアルバムのIron Butterfly Themeすごくよかった。スタジオ音源より好きな音だった。テンポがゆったりしてるのもいい!


Japanese Breakfast/Posing For Cars(2021)

FUJI ROCKの配信を見た。楽しそうに銅羅を叩いていたPaprikaもよかったし、この曲のギターソロもよかった。この映像だと暗めのステージに明滅の激しい照明が当たっている。それもかっこいいけど、昼間の突き抜けるような青空の下、もう終わってしまうんだろうなと予感する時間が流れていてすごくよかった。現地はものすごく暑そうだったから配信で光ごと見られたのもよかった。

PaprikaBe Sweetくらいしか知らなかったけど見てよかったなー。よかったけど曲名はぜんぜんわからない。ほかに上がってるミュージックビデオやライブ映像も見たくなった。


草野マサムネがかけた曲とTwitterで教えてもらったりした曲が多いかと思ったけど半々くらいだった。なんとなく自分の好みはわかりやすい気がしている。たぶんちょろい。こいつこれも好きだろ、とバレていると思う。説明を諦めている曲は自分でも何が好きで聞いているのかまだよくわかっていない。

数曲だけ聞いて、もっと聞いてみたい!と止まっているアルバムが増えていっていると思う。すぐに忘れてしまってそのことも思い出せなくなりそうなので何を聞きたいと思っていたか思い出せるようにするためにもしばらくこれは続けます。

思いつき・思い出・日記