14.46平米2DK・母と2人暮らし
13年前。
私は様々なきっかけがありミニマリストになりました。
父は釣りが趣味で、物を沢山持っている人。一方母は、自分の持ち物は最小限でとても物を大切に使い、長く持ち続けている人です。
どちらが良い悪いはないですよね。
自分にとって居心地の良いのがイチバン。
母は『小さな暮らし』を望んでいました。父が他界し、母らしく生きていきたいという気持ちの現れであったと思っています。
私がミニマリストになった数年後、母が生前整理をしたいと言い私もその意見に賛同しました。
実家毎断捨離しました。
愛着のある家を手放す事。躊躇するのが当然かと思いきや、母はなんの躊躇も無く新生活が出来る事を喜んでいました。
マンション購入も考えたのですが、賃貸にしました。
私がひとりになった時、住み替えが容易に出来るからです。
物件を見てまわるうち、ひとつのハイツと出会います。母も私もすぐに2人で住む想像が出来ました。駅まで徒歩5分。
ここにしよう、即決でした。
あれから7年。
46平米2DKの暮らしが2人ともとても気に入っています。
物の適量の価値観が私と母は似ているから、心地が良いのです。
お互いに全く干渉をしない性格。
お互いひとり好き。
この部分が母譲りで良かったなと思っています。
以前の実家より姉たちが住む町にグッと近くなり頻繁に会うことが増えました。
ミニマリストだった私も、この暮らしにあった自分の適量を見つけました。シンプルな物が好きな事に変わりはありません。今ではベッドも購入し、極限では無く、物を持つ人になりました。
将来ひとりになったら。
スーツケースひとつで旅をしたい。
未来の事はわからないけれど。
きっとひとりになり孤独を感じる日々が訪れるでしょう。ただもうひとつワクワクする事があれば、私なら乗り切れると思っています。
どこかの温泉旅館の仲居さんとして働くのもいいな、と思っています。行った事がない東北地方とか。その為にスクワットで足腰鍛えています。
もしそうなったら、遊びに来て下さい。