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それぞれに母を想う。

これから毎年 この春の始まりに
いろんな気持ちが巡るのだろうか。

そういう想いの集結する時期が
春なのがそれらしくて。

母の写真は
またたくさんのお花に囲まれて
なんだかうれしそうに見えるけど。

最近はもう
お線香もあげていなかった。

弟の子供達がぐちゃぐちゃにするので
片付けたりまた出したりするのが
めんどくさかったから。

写真ももう
どこかに片付けてしまおうかと思ったり。

「写真には
おばあちゃんはいないでしょう」
って姪が言うので
すごいなあと思ったり。

母は誰にとっても
こちらの思い通りに
いくらでもどこにでもいてくれるから。

いろんなところでいろんなひとが
母を想ってくれてるから
私がいつも拝んでなくても大丈夫。

母はそんなことは気にせずに
新しい人生を始めているのか
それとももうどこにもいないのか
ほんとうのことはほんとうにわからない。


今生きてるものたちが
好きなように想ったら良いのだ。

父だってしょっちゅう母に会っていて
全然寂しくなさそうなのだから。

みんな自分の好きなように
自分で選んだ景色を見ているのと同じこと。

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